見出し画像

「能力」は「仕事」の後に発見される

一人の男が田舎道を歩いていました。
少し離れたところで作業中の農夫を見つけたので、
「次の街までどれくらいかかる?」
と、大声でたずねました。
しかし、農夫は返事をしません。
男は、不思議に思いながらも再び歩き始めました。
しばらく歩いたところで突然、
「30分くらいだ!!」
と、農夫の大きな声が聞こえました。
びっくりした男は、
「なんで、さっき訪ねた時に答えなかった?」
と聞いたのです。
すると、農夫は言いました。
「だって、お前がどのくらいの速さで歩くのかが分からないだろ?」
と答えたのでした。

これは、「田舎道を歩く農夫」という寓話。

「いや、無視しなくてもよくね?」とも思うのですが、学ぶところは多い。

先日、ピースカフェメンバーと、「人間の性格は遺伝か環境か?」という話題で盛り上がりました。

ピースカフェの説明はこちら👇

「遺伝と環境が半々くらいらしいですよ?」と言えば、「いや、俺は環境が8割だと思っているんだ!」なんてとりとめのない話。

結論「分からない」に落ち着くのですが…

しかし、人間ってのは「はっきりしない」とか「答えが出ない」ということに非常に敏感。

無理だよ!っていう静止を振り切って「自分が納得する答え」に向かって猪突猛進してしまうのですよね。

そんな反省から、本日の記事が生まれました。

結論、「やってみたことから得られた事実が答え!」という内容でございます。

ぜひとも、温かい目で読んでみてくださいね。

▼人間の性格は「環境」や「捉え方」で変わる

ど素人が遺伝か環境かを話し合うよりも確かなのは、自分たちの「行動」。

こんな”つぶやき”をしましたが、ぼくたちは「環境」によって自分のキャラを選択することができるのです。

例えば、みんなといるときは一人になりがちな大人しい青年が、ギターを持たせたらガンガン弾き語る!なんてこともあり得る。

いつもは、みんなの先頭に立つ頼れるリーダーが、初めての場所へ行くと様子を見てその環境のルールに従おうとする。

誰しもが、「環境」や「人間関係」の中で自分の立ち位置を探し、なんとかやりくりしようとしているのです。

誰しもがそんな特徴を持っているのですから、自分から「わたしって〇〇だから」とあえてカテゴリ化して決めつける必要なんてないのです。

この記事にも書いたように、自分の力を発揮したいのであれば、

「どんな環境だったら楽しめるだろうか?」

と、問うことが近道なのかもしれません。

そんなことを考えた昔のぼくは、

こんな記事を書いておりました。

しかし、さらに考えていくと、そうとも言い切れないと思うのです。

この記事では、「自分の心の声に耳を傾けてつながろう」という内容。

もちろん、それも大切なのですが、

「心の声を聴くことに従順になりすぎるがあまり、自分で自分の行動を制限してしまう」

なんてことが起きたとしたら、人によってはチャンスを逃すことにつながるのではないかと「今」のぼくは思うのです。

その根拠を次章に書いていきますね。

▼自分がどんな人間かは「生きる」ことで分かる

ぼくの思考を深めてくれたのは#RANGEという名著。

何度も何度も読んでいるのですが、読む度に新しい気づきを与えてくれる、人生の指針として大切にしたい1冊です。

その中で、ロンドン大学ビジネススクールの教授である、ハーミニア・イバーラさんの調査が掲載されていました。

イバーラさんは、起業家や弁護士、医師、大学教授、IT技術者の「転職」について調べました。

その結果が本当に勉強になる。ずばり、

「自分がどんな人間であるかは、実際に生きることによってのみ知り得る。前もって知ることはできない。」

という、まさに!と言いたくなるようなシンプルなルールだったのです。

人間は、だれしもが「失敗したくない」と思っていますし、「予測できないチャレンジは怖い」とおそれおののく。

そのくせ、「今よりもよりよく生きたい」とか「人生を充実させたい」なんて思ってしまう。

きっと、誰しもがこの思考の狭間で苦しむのでしょう。

そんな苦しみから救ってくれるものがあるとしたら、「成功する保証」しかありません。

しかし、その「保証」を待っている限り、新しいチャレンジはできませんし、望んでいる理想も手に入らない。

だからこそ、チャレンジしない限り苦しみのループから抜け出せない。

しかし、こう考えてみたらどうでしょう。

「能力は仕事の後に発見される」

冒頭の寓話を覚えていますか。

農夫は男の問いかけを気持ちよく無視した後に、歩き始めた速度から街までの時間を予想しました。

そう、「動き出さないとあなたの可能性は未知のまま」なのです。

「チャレンジしたことによって、あなたの実力が明確になる」

と、言い換えても良いでしょう。

自分にどのような優れた能力があるかは、残念ながらやってみないと分かりません。

チャレンジをして、周囲の人に価値提供をできた時、初めて「あなたには〇〇の才能があるね!」と認められるのです。

だからこそ、ずっと「心の声を聴いたまま」ではなく、「チャレンジをして心を揺さぶる」必要があるのです。

あなたの心の声はあなたに「好きなこと」を発見する”きっかけ”をつくってくれるでしょう。

そんな「好きなこと」を見つけるためには、「成功の保証」を待つのではなく「チャレンジ」が必要不可欠なのです。

心と行動がつながり、そこに人間関係を含めた「環境」がくっつくことで、最強の人生となるのです。

ぜひとも、「心の声」と「チャレンジ」をバランスよく人生に散りばめてみてくださいね。

▼まとめ

本記事では、「能力は仕事の後に発見される」という内容をまとめました。

自分で書いていて若干スパルタな気もしますが、人生の主人公となり、自ら切り開いていくには、これくらいのモチベーションは必須ですからね。

共に、チャレンジをして人生を充実させましょう。


そんなチャレンジの1つが「ピースカフェ」。

「ピースカフェ」は、サポーターのみなさまの支えによって運営することを目指す新しい教育のかたちを追求しています。

まだまだ、歩き始めたばかりのヒヨッコですが、共に活動を進めてくださる方を随時募集しております!!

無茶なチャレンジをして人生を楽しみましょう(^^♪

ここから先は

0字
「常識」を振りかざされて「本当にそうかなぁ...」と疑問に思う方であれば、きっと役立つ情報が投稿されるはず。 「ちょっと一般向けではないな...」と判断した記事ばかりが送り込まれます。

✅「みんな」がやっているから... ✅「昔から」そうだったから... ✅「なんとなく」正しそうだから... 「普通」からはみ出したとき、「…

いただいたサポートは、地域の「居場所」へ寄付させていただきます!