羽根則子

イギリスの食研究家、食の編集者・ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーターなどな…

羽根則子

イギリスの食研究家、食の編集者・ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーターなどなど。著書に『イギリス菓子図鑑』。http://ricorice.exblog.jp/

マガジン

  • 英語でレシピ vol.1

    英語でレシピを読むのは、ニュースなどよりもハードルが低い。ちょっとしたコツをつかんでいれば、ね。そのポイントを公開。

最近の記事

私が昭和の子供だった頃 〜はじめてのおつかい〜

その市営住宅に移り住んだのは、3歳のときだった(と思う)。 小高い丘の上に5棟、道路を挟んで向かって右手に1棟、左手に4棟並んでいた、記憶。 1棟には4世帯が入居し、うちは、左手に並ぶ4棟のうち、道路に面した棟の手前から3軒目だった。 住宅エリアに向かう坂の途中、右手に公園があった。 さらにその下を、道路は左側に迂回するように整備されていた。 その下のところに、今でいうコンビニのような、よろず屋といった商店があり、ここに行くには、道路を行くと迂回しているので遠回りになるので

    • 私が昭和の子供だった頃 〜キリンレモン〜

      12年前の9月、たった数日で生死を彷徨う事態に直面し(死ななかった)、 去年の今頃、歩行困難になるほどの貧血になり(死ぬとは思わなかったけれど)、 ぼんやりと、まだ生きてるなぁ、と思うこと、しばしば。 インターネットは黎明期の1995年から使い始め、フジロックの第1回に行った、などと言うのは、すっかり歴史の生き証人のごとくなり始めました。 明日死んじゃうかもね、というのが常に頭にある。 1969年早生まれの、昭和の子供の記憶を記しておこうと思います。 キリンレモン 我

      • しわ寄せは外部、つまりフリーランサーにくるって話

        “イギリスの食”や“情報発信サポートやアドバイス”の方がおもしろい! ってこともあり、もともと営業らしい営業はしたことがないのだけれど、それに輪をかけここ数年は、編集やライティングの仕事は、声をかけてもらっても、なんか違うな〜と感じたものは断ったりもする始末。 フリーランスは“一度断ると次はない”心理で基本来た仕事は、スケジュールの都合がつく限り引き受けるケースが多いのではないかな。 私がこの仕事を始めた頃にバブルがはじけ、そもそもが小さな編集プロダクションにいて、それ

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        • A Day in the Life: 2011年3月11日(金)

          その当時、私は東京は文京区目白台に住んでいました。と言ってもピンと来ない方も多いかと思うのですが、山手線内にあり、近くには日本女子大学、田中角栄邸、椿山荘、和敬塾がある、静かな邸宅街です。 最寄駅は有楽町線の護国寺駅。この日、私は午前中、東大病院で定期検診の予約があり、一般的には護国寺駅からいったん池袋に出て丸ノ内線に乗り換えて本郷三丁目駅で降りるのでしょうが、有楽町線と丸ノ内線は寄り添うように走っていて、なんだか来た道を戻る感じが嫌で、護国寺駅を通り過ぎ、ちょっと長く歩い

        私が昭和の子供だった頃 〜はじめてのおつかい〜

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        • 英語でレシピ vol.1
          5本
          ¥800

        記事

          “売らんかな”の押し売りはしない

          ひと昔前はそれでよかったのでしょうが、 今はあからさまな“売らんかな”では売れないんですよね〜。 仕事でそういう話を見聞きし、感覚としては理解していたことが、 実際に体験すると、本当にそうなんだなぁ、と納得します。 私の場合、扱っているのが情報で、メディアの仕事が大半なため、 直接自分のお客さんと関わることって、とても少ないんですよね〜。 そんな状況なのですが、 イギリスの食研究家として講座やイベントで自著をご紹介したり、 インポーターさんのお手伝いでモ

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          “売らんかな”の押し売りはしない

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          編集とは削ぎ落とす作業である

          雑誌にしろ、本にしろ、ウェブにしろ、 編集っていうのは、いろんなものをあれこれ詰め込むって思われがちなのですが、 結果として、これは逆効果。 “何でもあり”は、“何にもなし”だから。 何をうたいたいか、一番言いたいことは何か、強味のあるセールスポイント、それだけでいいんです。 そうお伝えすると、たいがいの方が尻込みされます。 これも大事だけど、あれも大事、いいところは、まだまだたくさんあるんです、と。 保険が欲しいのでしょう。 そんなとき、私

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          男の子とか、女の子とか

          仕事柄、オーナー、経営者、社長といったトップの方々にお目にかかることが多くあります。 おっしゃっている内容もこちらに対する姿勢も素晴らしい!と思うのに、ときどき、残念だな、と思う言葉を発する方がいらっしゃいます。 それは、 男の子、女の子 という言葉。 これ、若いスタッフのことを指しています。 「うちの女の子」「うちの男の子」とおっしゃいます。 引っかかるんですよね〜。 謙遜もあるのかもしれませんが、聞いていて感じのいい言葉ではありません。

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          男の子とか、女の子とか

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          インスタグラムと私

          インターネットやコンピュータ導入はぐっと早かったものの、スマホデビューは遅かったな。 そもそも電話が苦手なもんで、携帯電話もやむなく持つにいたったぐらいだし。 そして、単機能高性能の機器が好きだから、というのも理由として大きい。 オーブンレンジなんて、オーブンと電子レンジが一緒ってどーゆーこと? 実際に使い勝手も悪いので、オーブンはオーブン、電子レンジは電子レンジで所有。 同じことがスマホ/携帯電話にもいえて、カメラ機能を求めていないんですよね。 これは、今も

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          インスタグラムと私

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          修業で時間をムダにしなくてもいい

          10年ぐらい前だったか、テレビで安藤忠雄建築研究所に密着する番組がありました。 (私は、生き物としての安藤忠雄が大好きなのです!) もともと建築に興味があり(今もですが)、そのときに思ったこと。 「自分が建築家、自分の名前で作品を世に問う建築家を目指すなら、有名な事務所では働かない道を選ぶだろう」。 安藤忠雄建築研究所がよくなかったとか、そういうことではまったくないのです。 安藤忠雄建築研究所でやっていることは、あくまで安藤忠雄の名前のもとに建築の仕事を

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          修業で時間をムダにしなくてもいい

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          直接会ったりしないからこそ

          インターネット、メールやメッセンジャーのおかげで直接会うどころか、話をしなくても仕事ができるようになりました。 何でもないことで電話をしてきたり、資料を渡すとかでいちいち呼びつける人がいるけれど(マウンティングなのでしょう)、もうね、勘弁して欲しい! メールやメッセンジャーの方が(言った/言わないの)間違いがないし、添付で済むのに出向く時間をやすやすと奪われる理不尽さ!といったら。 でも、だからこそ、なのですが、 メッセンジャーと違って、既読の確認ができないメー

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          直接会ったりしないからこそ

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          断言する! 村上春樹はノーベル賞を獲れない

          2016年11月8日(火)〜18日(金)(日本着は11月19日(土))までイギリスに行ってきました。 この滞在は、10日というとても短い期間だったでアートギャラリーやミュージアムの企画展示をゆっくり観る時間がとれず。。。 せっかく世界のいろんなものが集まっているのに、なかなかに残念なことです。 でも、ロンドン滞在最終日、飛行機のオンラインチェックインのおかげもあり(空港到着の時間が1時間以上短縮できる!)、やっとやっと行けました。それは、 ヴィクトリア&アルバート・ミ

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          時代が変われば評価も変わる!

          忘れもしません、私が自分のコンピュータを手に入れたのは1995年。 マッキントッシュがモデムを搭載したマシンを販売する、というので、 インターネットすごい! こんな画期的なことってあったかしら!と熱にうかされたような状態だった私は、待ってました!とばかりにとびついて買ったわけです。 何がすごいかって。 コンピュータの小さなウィンドウで世界に(!)つながれる そこには大企業も個人も関係ない これまで人やメディアが情報を伝搬していたのが、

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          “何となく”の予備軍をどう取りこむか

          2017年2月12日(日)、主催の日本政策金融公庫さん主催の、 「移住 × 起業・就農フォーラム in Fukuoka」(福岡市)に参加しました。 目玉として講演やパネルディスカッションがあったのですが、メインは移住 × 起業・就農を誘うための各県や市のブース。 そこでは、当然リーフレットが用意されたりスタッフがいたりします。 ここで、あ〜、もったいないなぁ、残念だなぁ、と思ったこと、3つ。 その1: 全体をまとめる/俯瞰でわかるものが欲しい

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          すかしたオシャレは、もう要らない

          2017年2月12日(日)、主催の日本政策金融公庫さん主催の、 「移住 × 起業・就農フォーラム in Fukuoka」(福岡市)に参加したときのこと。 ここでは、講演やパネルディスカッションもありました(なかなかにおもしろかったです)。 そこで登壇された方の中にかぶり物をなさっていた方、オーバーアクション&ハイテンションで話をされた方がいらっしゃいまして、 そうそう、そうこなくっちゃ! とつくづく思ったのです。 私はメディアの仕事や人様の発信のサポートをし

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          私は自分のことをブスだとは思っていないよ

          うおおおおお〜っ、これは読みたい! 『ブスの本懐』 http://toyokeizai.net/articles/-/157763 いいね、いいね! 反発を喰らうことを承知で言うと、私は自分のことをブスとは思っていません。 美人とかかわいいとかからも程遠くって、じゃあ、何かっていうと “ファニー” だと思っています。 なんか小さな生き物がちゃかちゃか動いてんな〜、そんな感じ。なので、美人/ブスの定義とは違うところにいるような気がして。 美人=いい、っていうの

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          なんといってもよく眠るので

          多分、1日8時間は寝ていると思います、私。 しかも眠りが深い。 眠れない、ってことがなくって。。。 6時間睡眠が続いたりすると、それを補うように、 後日どかんと眠ったりもします。 これから体が変わっていけばまた変わるのでしょうが、 これはもう変えられない。 なので、私は“自分には多くの睡眠時間が必要”ってことを前提に生活しています。 たとえば、一日外に出て神経を張りつめたときとか、 帰宅したらどっと疲れています。 そのとき、眠

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