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児童虐待問題を思う

最近やたらと虐待関連のニュースを目にすることが多い。

なるほど。国連お墨付きで日本は今ヤバい状態にあるようだ。

千葉県野田市で起きた栗原心愛ちゃんの痛ましい事件を思うと胸が苦しくなる。きっと皆さんも同じ思いなんだろう。

一番大切なことは再発防止で、今後このような悲惨な事件がないように、法律や制度、施設を作っていかなくてはいけないんだと思う。

具体的には

①児童相談所職員の人員補強&専門職員の養成

②法改正による児相の権力強化(親権の一時停止等)

③こどもシェルターの拡充

④学校、教育委員会、児相、連携強化。

これだけ国民の関心も高い状態なのでさすがに政治家の皆さんも上記のような方向で動いてくれるのでは!?と私も期待をしているんだけど、、、、

改めて考えてみると、果たしてこれでいいのか!?

この問題の本質は、学校や児童相談所の対応の不備ではなく、

『本来愛情を注ぐべき娘に虐待をする父親と、それを薄々気づいていながら見て見ぬふりをする母親』なのだ。

我が子すら愛せない両親。これが問題の本質。

児童相談所が全国津々浦々にでき、潤沢なスタッフが揃ったところで栗原勇一郎のような人間は娘に愛情を注げるようになるのだろうか??

容疑者夫婦を擁護するわけではないが、きっと彼らの成育環境もろくなものではなかったんだろうと思う。

娘を虐待する父親には必ずと言っていいほど自分の母親との問題がある。愛情不足が過干渉かはわからないが、とにかく重大な問題を抱えていたんだろう。

そしてそんなダメな男に惹かれる妻なぎさ氏もまた、自身の親子関係に問題を抱えていたことは明白で、そうでなければ勇一郎氏と結婚なんてしているわけがない。

だからといって両親も被害者だ!と主張する気はさらさらないんだけど、

なにが言いたいかという問題の根っこは相当深いよ!ということ。

そして問題が大きすぎるのでここまで来たら、そんなろくでもない親から子供を引き離しましょう!という方向にしか行かないわけで。

でもそれってとっても悲しいよね。

そうするしかないんだけど、とっても悲しい。

そもそも児童相談所もこどもシェルターもかつての日本には存在していなかったわけで、それが必要になったということは、それだけ日本社会が堕落したという証拠なんだろうと思う。

待ったなしで児童相談所もこどもシェルターも乳児院も孤児院ももっともっと必要だと思うけど、ホントのホントはそれがない社会が理想だよねって話で。それにはやっぱり親(血縁は関係なく)が責任もって愛情注いで育て上げるというのが一番いいし、社会にとってもコストが低いんだと思う。

子供から引き離さなきゃいけないヤバい親が急増しているこの事実を日本全体でもっともっと重大なことと受け止めて、考えていかなきゃいけないねと思った今日この頃です。

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