ハンドボーラーの僕が、初めて船橋アリーナに行った話 ~千葉ジェッツvs秋田ノーザンハピネッツ~
このnoteは千葉ジェッツvs秋田ノーザンハピネッツを観戦するために、初めて船橋アリーナへ行ってから帰るまでの感想をつらつらと書いたものです。
まだ行ったことのない方にはこれからの参考に、ブースターの方には「初心者はこんなこと思ってるんだ」と知ってもらえたら嬉しいです。
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今回は、Bリーグで圧倒的な観客数を誇る千葉ジェッツのホーム、船橋アリーナに行ってきました。
船橋アリーナへ行くのは初めてですが、ジェッツ観戦は実は2度目です。
2015年12月23日、千葉ポートアリーナで開催された栃木ブレックス戦、友達に誘われて観に行きました。
あのときは、ハーフタイムにお笑い芸人のとにかく明るい安村さんがネタをしていました。笑
人もかなり入っていて、「バスケってこんな盛り上がってるんだ!」と感じたのを覚えています。
あれから3年ちょっと、今やSNSでは、
・ジェッツが熱い
・ジェッツハンパナイッテ
・オープニングがエグい
などの感想がひっきりなしに入ってくるので、自分の目で確かめてみたくなりますよね。
ということで、観戦のきっかけから帰るまでについて、僕のツイート「#船橋アリーナに行って帰ってくるまで」を振り返りながら書いていきたいと思います。
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観戦のきっかけは、先週引っ越して船橋市民になったからです。
たまたまなんですが、船橋アリーナ最寄り駅のひとつ、北習志野駅まで電車で5分の立地。
30分あれば着いてしまうんですよね。
加えてSNSではジェッツが盛り上がってる…。
観に行かない選択肢はありませんね!
これからも定期的に観戦しに行くと思います。
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特に迷いもなくチケット購入へ。
公式アプリ、B.スマチケで簡単に購入できました。
もちろんチケットレスで、他人に譲渡できたりもします。
単なるチケットアプリではなくて、マイクラブを登録してそのチームの情報を得ることができたり、様々なキャンペーン・イベントの告知、ゲーム感覚で楽しめる選手のカードコレクションなど…。
アプリひとつでほぼ何でも出来てしまう利便性の良さは、素晴らしいと思いました!
ほんとにストレスフリーです。
スケジュールもとても分かりやすいですね!
ひとつだけヒヤッとしたのは、ジェッツが予想以上に人気で1週間前にはほとんどの席が売り切れていたので、残席状況をこまめに発信してくれるとありがたいな~と思いました。
あとは当日を迎えるだけ。
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当日の朝はワンピースとワイドショーを見ながら、ジェッツについて下調べしました。
アプリのお知らせに当日の試合詳細があったので、それをポチっと。
知りたい情報が全て書いてある…!
初めて観戦するときって、今までどのスポーツも不安要素はあったんですけど、ジェッツにはそれがない。
心置きなく楽しめるな!と、確信しました。
また、チームや選手のことをほとんど知らなかったので、TwitterやYoutubeのコンテンツが充実していたのは凄くありがたかったです。
試合前から「早く観たいな」、「早く行きたいな」とワクワクすることができました。
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12時前に家を出て、15分ほどで北習志野駅に到着。
駅に着いた瞬間から、そこはジェッツのホームでした!
これはBリーグ全体に言えることですが、広告がいちいちカッコいいんですよね。
その分長く見ていてられるし、実際に観たくなりますね。
駅からすぐの商店街には、フラッグがずらり。
街を赤く彩っていました。
歩き始めて5分くらいの商店街まではたくさんのフラッグで雰囲気がありましたが、そこからは普通の住宅街に。
立地的に難しいと思いますが、アリーナに近づくにつれて盛り上がっていくような仕掛けがあれば、面白いなと感じました。
船橋アリーナの敷地内に入ると、まずは選手フラッグでお出迎え。
そして、階段のペイントで、とってもいいい雰囲気でした!
ただ、最初の選手フラッグから階段までは何もなかったので、ここのあたりはもう少し色をつければもっと盛り上がると思いました。
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いざアリーナ内へ。
入場はとてもシンプルで、スマホのチケット画面に電子スタンプを押してもらうだけ。ストレスフリーです。
入場時に、赤色のサイリウム、折りたたみ式のポスター(試合で掲げるやつ)、選手の情報や試合情報が書かれたパンフをもらいました。
このパンフも、お洒落でまるで雑誌みたいな表紙。
そのまま手で持って帰っても恥ずかしくない。
内容やグラフィックにもこだわりを感じました。
グッズブースやイベントブースが1.2階にありました。
グッズは種類が豊富で、周りのお客さんを見ても何かしら身につけているので、買いたい欲が自然とあがりますね。
とにかくブース間がコンパクトで、お客さんも非常に賑わっていました。
コンパクトな分、非常に混雑していましたが、スタッフさんの笑顔の対応や接客がそれを紛らわせてくれました。
また、秋田のグッズブースもありました。
アウェイチームへの運営側としてのおもてなしですね。
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アリーナでは、エキシビションマッチとして小学生の試合が。
マスク・ド・オッチーさんのコミカルな実況が印象的でした。
この後のRISUKEさんもそうですが、会場の雰囲気に合わせたMCってほんとに大事だと思います。
特にアリーナスポーツだとMCがムードを作るといっても過言ではないので、もっとスポットライトが当たってもいいのかなと思いました。
それと、小学生が想像以上に上手くて、びっくりしました。
和やかなエキシビションマッチを見届けて、アリーナフードを食べることに。
Putmenu、めちゃめちゃ便利ですね!
並ばずに座席からでも注文できて、通知が来たら取りにいくだけ。
混雑の解消にもなるし、なによりストレスがないですよね。
頼んだのはイートンさん監修のイイ豚カレー。
冷めていたのが残念でしたが、フードブース横の電子レンジで暖めてプラマイゼロ。味もおいしかったです。
席で食べましたが、ゴミ箱の数は増やして欲しいと思いました。
2階奥側の席に座っていたので、入口付近のゴミ箱まで捨てにいくのが少し面倒でした。
コート上では、何人かの選手がシューティングをしていました。
リバウンドを拾うのは子どもたち。
憧れの選手達とコート上で関われるなんで、子どもたちにとっては夢のような体験だと思うので、すごくいいなぁと思いました。
この間にも、2台の大型ビジョンでチームのPVやスポンサーのCMが流れていて、いいBGMになっていました。
また、試合前からビールの売り子さんがせっせと歩き回っていました。
いやさ、買うつもりなかったんだけどさ、買っちゃったよね。笑
試合時間が近づいてきて、観客も増えていました。
客層は子ども連れのファミリーと女性グループが多かった気がします。
だからなのかわかりませんが、雰囲気がとても和やかなんですよね。
男臭く応援する感じも好きですが、この試合のような感じも魅力的ですね!
あと、みなさん何かしらの赤いグッズを身につけているんですよね。
何もなかった僕が少し恥ずかしいくらいでした。笑
次回は会場でグッズを買おう。
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ここからはTwitterで話題になっていたオープニングフライト。
ここに関しては文字での説明はナンセンス。
実際に観て感じてほしい。
とにかく半端ない。
これに合わせて選手が入場してくる訳ですが、秋田の選手たちにも千葉ブースターから暖かい拍手が。
敵ではありますが、一緒にバスケを盛り上げる仲間ですからね。
観客の暖かさも、ジェッツの魅力のひとつだと思いました。
選手達はアップ開始。
その間、スペシャルクルーとして来ていた秋元才加さんを交えて、応援練習。
この時点でブースターはノリノリで、声もよく響いていました!
熱気はすごいけど、威圧感や怖さはない。新しい感覚でしたね。
ビッグフラッグも掲げられていて、とてもいい雰囲気でした。
アップも終わり、スタメンの発表。
ここもド派手に。もうこの時点で「すげー」としか言えません。
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いざティップオフ。
バスケの戦術的なことはわからないけど、ゴール下のぶつかり合いやスピードとテクニック満載のドライブなど、随所に「すげー!」となる場面が多くあって、めちゃめちゃ面白いと思いました!
シュートが決まったときのブースターのリアクションやMCの盛り上げ方、フリースローのときのブーイングなど、雰囲気がすごくいい。
これははまりますね。
やっぱり雰囲気は選手・観客・運営が三位一体となって創り出すものだと、改めて感じました。観客は選手と運営が生み出すんですけどね。
どれかひとつでも欠ければ、イマイチなものになってしまいますね。
そしてその雰囲気が、新しい観客を生んでいく。
どうでもいいかも知れませんが、モッパーがめちゃめちゃ俊敏でしたね。
衣装もしっかりそろえて、素晴らしい仕事ぶり。
モップは普通のモップだったので、オリジナルのモップなんか作ってみてもいいのかな、と思いました。
バスケもハンドボールもそうですが、ハーフタイムやタイムアウトでプレーが止まるときありますよね。
そこの時間の使い方がとっても魅力的でした!
STAR JETSのダンスは同じことは2度やらずに全て違う内容だし、圧巻だったのはハーフタイムの「AIR TRICK CIRCUS」。
もう凄すぎて何も言えません。ただただ凄い。
割れんばかりの大歓声。
BMX自体にも、興味が湧きました。
ハーフタイムって普通トイレに行ったり、飲み物買いに行ったりで席を離れて混雑するけど、みんな席に座りっぱなし。
他スポーツでの混雑解決策は、ハーフタイム中のコンテンツを充実させることかもしれませんね。
また、同じくハーフタイムにはスポンサーの紹介が。
パンフを見たときから思ったけど、スポンサーの数がすごく多い。
誰もが知ってる企業もあれば初めて聞いたようなところもあり、様々。
アリーナには至る所に広告が。
それだけ多くの企業から支援されるほどの魅力があるチームだと、その部分からも感じることができました。
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後半は攻守共にジェッツの勢いが凄くて、秋田を引き離していきました。
富樫選手はスーパースターですね。
お金を払って観に行く価値がある選手とは、ああいう選手のことを言うのかなと思いました。
素人目で見ても、凄みが伝わってきました。
STAR JETSに注目すると、彼女たちはタイムアウト時に盛り上げてくれるだけでなく、試合中も観客を向いて盛り上げてくれます。
いつでも笑顔を絶やさず、プロ意識を感じました。
試合の終盤に入って、点差的に勝負がついてしまったこともありますが、少し飽きを感じ始めました。
応援はほとんど音響に合わせたワンパターンなので、そこが原因かもしれません。
選手個人へのチャントがあってもいいのかなと思いました。
競技特性的に難しいのかもしれませんが…。
試合はそのままジェッツの勝利!
両ブースターは、お互いを称え合います。
選手達も相手ブースターへ挨拶します。
このあたりに、バスケの暖かさや紳士的な姿勢を感じました。
気になったのは審判について。
試合終了後はすぐにコートを出て行ってしまったので、握手くらいすればいいのになぁと思いました。
バスケではそれが普通なんですかね。
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試合後はヒーローインタビュー。
終始ユニークでほのぼのした感じがまたいいですね。
田口選手は次の日誕生日だそうで、ブースターみんなでハッピーバースデーを歌って、秋元才加さんから顔面クリームを食らっていました。笑
羨ましい…。
最後はJETS締め。
だけど初めての身としては何するのか分からなかったので、事前に教えて欲しかったな…。
その後、選手達はコートを1周してブースターとハイタッチ。
観客との近さがいいですね。
コートに近い座席にはそのような付加価値がしっかりついていて、次はもっといい席で観たいなと思いました。
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コートでは会員特典で写真撮影が行われていましたが、僕は他のお客さんとともにアリーナを後にすることに。
スタッフの方は最後まで笑顔で送り出してくれます。
外では、昨シーズンまで選手だったイートンさんがファンサービスをしていました。
フロントスタッフ自ら率先してファンと関わる姿は、紳士的でとても好印象でした。
「ファンとともにチームを創っていく」という感じが滲み出ていました。
距離感は大事ですね。
マスク・ド・オッチーさんも大人気!
今まで色々なスポーツを観戦して、帰り道のファンの会話がそのチームを物語っていると勝手に思っているのですが、ジェッツはポジティブな会話しか耳にしませんでした。
間違いなく、このチームは愛されている。
人には愛されていると感じた一方で、街からの愛着度はもう一歩という感じもしました。
商店街にはフラッグも掲げられていますが、個々のお店にポスターや旗が貼ってあるところはほとんどなかったので、そこが赤く染まればもっと盛り上がると思いました。
船橋日大駅のほうはどうなんだろう。
また、帰り道に食べ飲みながら試合について話せる飲食店や居酒屋があれば、街も賑わうのかなとか思いました。
駅に着くと、配布されたサイリウムが目に見えるゴミ箱やベンチの下に捨てられていたので、そこが残念でした。
誰もいい気持ちはしないと思うので、アリーナの出口できちんと回収したほうがいいと思いました。
家に着いて、夜には公式アカウントで試合の写真やダイジェストを観ることができて、とてもいい!
ここのスピード感は大事ですよね。
ここまでが、夢のアリーナの体験。
#船橋アリーナに行って帰ってくるまで です。
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最上のエンタメ。
夢のアリーナ空間。
圧倒的なものが、船橋アリーナにはありました。
今まで感じたことのない、新しいスポーツ観戦のワクワ。
もちろんジェッツとしてはまだまだ上を目指しているのでしょうけど、驚愕することばかりでした。
とはいえ、同じことをしていては人間いつかは飽きが来るもの。
あのレベルの演出やサービスを越えてくるものが出てくると考えると、それこそワクワクしかしません。
そしてなにより、今回最も感じたことは、対戦相手の秋田も含めてファンがとても暖かいこと。
子どもと女性が多いからとか、
野次が少ないからとか、
そんなんじゃなくて、優しさと愛情を持った人が大勢いる。
観戦を文字にしている身としては力不足を感じるけど、こればかりは現地で雰囲気を感じてもらいたい。
たまたま船橋に引っ越してきて、たまたま家が近くて観に行っただけだけど、素晴らしい体験をすることができた。
今シーズンは都合がつかないけど、来シーズンは定期的に観戦したい。
今度は赤いグッズを身に付けて。
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今日も読んでいただいてありがとうございました。
同じアリーナスポーツとして、バスケファンのみなさんにもハンドボールを観に来てもらいたい。
演出やサービスの質は到底及ばないけど、迫力あるプレーとファンの暖かさは似たものがあります。
ファン同士が横断的に違うスポーツを観に行く文化が染み付けば、それほど素晴らしいものはないと思います。
次はどこへ行こうかな。
では。
意味のある文章と感じていただけたなら、とても嬉しいです。サポートはお気持ちだと思って、ありがたく頂戴します。食後のデザート、もしくはスポーツ観戦の交通費に使わせていただきます。