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伊坂幸太郎さん『逆ソクラテス』読んだ感想☺




どうもこんにちは👋


少し前の投稿で、
『伊坂 幸太郎さんの本をまとめ買いしてみました✨』

という投稿をしましたが、


こちらですね☺


そのあとに、
読後の記事などを書いていないと
『本を買って、そのあと本を読み終えたかどうか📚』が
わかんないな~と思いましてね😅笑

それで、自分の記録的な意味もこめて、

『その後、購入した本もちゃんと読み終えましたよ!👌✨』
というのを書いておくべく、読み終わった本の感想も
書き記しておくことにしました☺


では、本題ということで、
今回 書く本の感想はこちらです👋


伊坂幸太郎さん『逆ソクラテス』


伊坂さんの本を読み終わるのが、
これが第1冊目です✨

あとがきの文章によりますと、
これまでの作品の本では登場人物も年齢が
年上の人物たちが多いそうなのですが、

この作品では、めずらしく
子どもたちの年齢の登場人物で書かれたそうで☺

(自分が読んでみようと思ったのも、
子どもたちの絵柄のデザインだったのが理由でした👌✨)


少しネタバレ有りの感想です☺


登場人物は、小学生~高校生くらいの年齢層ですね。
(でもその後の、大人になったあとの
登場人物たちの場面もチラホラと出てくるので、
『そのあとどうなったか』とか、『あのときはこんなだったなぁ』という

回想や、各登場人物たちの振り返りが出てきてくれるので、
その点ではさまざまな視点で楽しめると思いました😊

(現在 読んでいる、その他の伊坂さんの書籍でも
同じように『現在』と『過去』や『未来(将来)』のように
時間の変化があって読めるので、
各作品ごとに共通している特徴でもあるのかなと☺)


話そのものは短編集で、


逆ソクラテス

スロウではない

非オプティマス

アンスポーツマンライク

逆ワシントン


……の計5編が収録されています。

(どれもそれぞれ独立した短編のお話ですが、
お世話になった担任の先生など、
一部の登場人物が各話で共通していたりします☺)


オプティマスというのは
車が変形してロボットになる作品(トランスフォーマー)
に出てくる、司令官オプティマス( オプティマスプライム)から
来ているそうで。

…でも、とは言ってもSFものなどの、ロボット話とかではなくて、
小学生の登場人物たちの会話でとちゅう出てくるので、
そこからタイトル名に用いられているようです☺


逆ワシントンというのは、
地名のほうを指しているのかと思いきや、
アメリカ大統領だった方のほうを指しているようでした👌

子ども時代に木を切ってしまったという
作中の会話上に出てくる部分、

「桜の木を切ったワシントン」から、
その意味をひろげて
このタイトルで名付けられたようです☺

(あんまり書いちゃうと
ネタバレになるのでこのへんで……。)


あとがきに書かれてありました通り、

『子供を主人公にするにあたって、あんまり綺麗事や
教訓話になってしまうのも……。

かといって、後味の悪い話にするのも
あざとい気がします』

との解説と紹介でしたが、

その紹介の通り、どの話も基本的に、
登場人物の子どもたちがひどい目にあったり

とても大変な(かわいそうな)場面には
なることは無かったので、

その点では
安心して読み進められる&
読み終わることの出来る本でした😊✨

(話も、ハッピーエンドで終わる場合も、
ご都合よくおわった、という感じでもなく、

(作品によっては、
意地悪な登場人物たちもいるのだけど、)

『でもこれからも、登場人物たちの日常生活は
続いていくんだろうな』と、前向きな余韻を残した様子で
終わりの幕をひいてくれる話が中心でした👌


では具体的に、
ちょっと短編のタイトルを
選んでみますね。



逆ソクラテス


本のタイトルにもなっているお話です☺

簡単な登場人物と、あらすじを紹介していくと、


(登場人物)

・主人公(加賀)

・主人公の友達(安斎)

・担任の久留米

・同じクラスの男子(草壁)

・そのほか、同じクラスの女の子(佐久間)……などなど。


そしてあらすじは、

・担任の久留米が、同じクラスの男子(草壁)のことを
いつも『ダメなやつ ダメなやつ』と言ってきては
否定してくる。

(態度がわるい問題児という意味でなくて、
ぱっとしない、さえないという意味での否定形で。)

それで、担任の先生が毎回 言ってくるものだから、
ほかのクラスでも「草壁にはそう言っていいんだ」という
思い込みや定着が、クラスの中で生まれていって。


そうして ちょっと強気な性格の、
クラスの男子(土田)からも、草壁のことを
微妙~に見下したような感じのことを言ってきたりする……。


そこで、主人公の友達の、同じクラスの安斎が、

「じゃあ草壁のイメージを上げてやろうよ。
担任の久留米が言う通り、

草壁は
ほんとうにダメなやつなのか、ってのを
(その先入観や思い込みを)ひっくり返してやろうよ」

と、主人公の加賀に提案してきて
いろいろ奮闘していく、
というのがおおまかな筋書きとあらすじです。


……そして、その結果や結末というのが……??
(ここの部分は、ネタバレになるので割愛しますね☺)



さらに、もう少し突っ込んで感想を述べると。


で、この本編の作中にあるのですが、

「自分が(安斎のこと)
草壁の印象を変えようとしているのは、
実は草壁のためではないんだ。


草壁のためにやるのではなくて、
担任の久留米が
『自分の決めつけは間違っていた??』
って思ってくれると、そこで子供に対しての先入観や思い込みも
このさき慎重になってくれるかもしれないだろ?

そのために自分たちはやるんだ」

と、そのようなことを述べる部分があります☺

(↑の部分は私なりに文章記事をまとめていますので、
この文章の文字の通りの本編ではないです💦

その点ではあしからず~~💦)


…でも、それでも主人公の加賀と、
その友達の安斎は、彼の印象を担任の先生から
(…というか、クラスの教室内で)変えてやろうと、
あの手この手で奮闘していきます。✊


そうして、最後の奮闘する場面では、
『ちょっと、報われたのかな……✨』と思えるような場面も、
草壁にやってきます……☺


最後のネタバレまで読んだ感想


そして、逆ソクラテスの短編を
最後まで読んだ後の感想ですが、

誰よりも、大人からの先入観に負けなくなかったのは、
安斎本人だったのか……


といった感想に至りました……🥹


「草壁に対する先入観を変えるため」
「担任の先生の思いこみを変えてみせるため」


に主人公の加賀と
いっしょに動いては実行してきた2人でしたが、

そういえば、その思いつく案やアイデアも、
ところどころ、ずるかしこいといえば
そうだな……と思えるアイデアでもあり。。


その考えや案が思い浮かんだのも、


それは友達思いのための、
草壁を思う気持ちからアイデアが浮かんだのか、

それとも父親が素行が
悪い人柄だったから思い浮かんだのか……


ってところですね。


(けれども、前者であってほしいな……と
読者に思わせる余韻です……😌)


話の最後には、彼らが大人になった後に、
当時の小学生時代のことを振り返っては、
安斎のことを思い出す……という場面で幕をとじています。


(もしも、ガラの悪い道に安斎が進んでいたら、
そのずっと先の何年後かになって、
また道を踏みとどまってやり直してほしい、と考えるような
読後感の感想でした👋)



その他の話では



逆ソクラテスの短編では このような感じで、

そのほか、印象に残った部分や場面などを
1つ挙げると、その次の2番目の話「スロウではない」にて、

主人公の司と、
その友達の悠太が、他愛のないやりとり
(ゴッドファーザー風の会話)をするところが
印象に残って面白かったです☺


(この部分の会話が、あとになるほど
『子ども時代の頃の会話』という感じで、
ジンときます……✨)


タイトルの意味は、ざっくりとおおまかに表すと
時間の流れってのは、スロウではないよね
という意味も含めた感じです。


そのほか3編のお話は、
実際に読まれてみての個々の感想で
感じられたらいいかと思います👋✨


***

それでは、以上
本を読んでみての感想でした👋


感想系の文章って
これまであまり書いたことがないのですが、
ある程度 伝わっていましたら幸いです☺✨


(とちゅうの文章や内容紹介の部分も、
ところどころ自分なりの文章でまとめて書いてますが、

そのままの本文の文章で載せちゃうと
無断引用になっちゃうのかな~というのと、
あとはなるべく短文で伝わりやすく
まとめてみようと思ってそうしています~👋


まとめている文章が本文とは違うのは、
あらかじめご了承くださいね☺💦)


それでは、ここまで読んでいただきまして
どうもありがとうございました✨


またその後も本を読み終わった時には、
「本を読んだ感想」として、
記事で書いてみたいと思います😊 ではまた!


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