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妻、海外赴任で家族大移動/先に妻が出国へ!子ども、父、そして母、それぞれの試練

先日noteに書いた家族全員のシンガポール引越しですが、
ようやく報告できるような動きがありました。

9月半ば、まず妻がシンガポールへ引越します。
一方、僕と子ども達は、もうしばらくの間日本で様子見です。

今年2月に赴任が内定し、5月には渡航、それも家族全員で同時に引越すのが当初の予定でした。しかしながら、内定直後にコロナ禍となり、各国間の往来はストップ。申請中だったビザの発給も進行してるのか不透明。日本でも日常生活のいろいろな自粛や、経済への影響もあって、ここ数ヶ月間は「本当に行けるのか??」とにわかに不安を抱きながらも、しかし誰も答えを持ってない状況が続いていました。

ところが6月に入りシンガポールの経済活動がようやく再開に動き出したようで、7月末に、家族全員のビザの承認が降りたとの知らせを突如貰いました。

さて、ビザの承認が降りたとなれば一安心。
少し遅れたものの、あとはシンプルに家族全員で引っ越す日程を決めるのみ、と思っていましたが、そうは行きませんでした。

現時点のシンガポールは、ビザ保有者は入国を受け入れるものの、従来のようにいつでも入ってよいわけではなく、入国日をシンガポールに事前に申請・承認を経て初めて入国できるようになっているようです。
海外労働者の多いシンガポールでは、経済の立て直しにおいて入国の早期再開が非常に重要になってくるとはいうものの、コロナ禍においては慎重に管理する必要があります。そこで1日の入国人数をある程度制限しながら、少しづつ受け入れていくことでコントロールしていく方針のようです。

さて、今回のこのシンガポールへの引越しは、noteに書いた通り、私の妻の海外赴任に伴い、僕たち家族がくっ付いていくものになります。

一般的な海外赴任のケースでは、働き手(夫もしくは妻)が先行して現地に入り、赴任先の職場環境へ馴染むことや、現地の住居探しなどといった生活環境を整えた2〜3ヶ月後を目処に、遅れて家族が引っ越すというのが通例のようです。

ただ、我が家の場合、子どもの年齢(2歳と3歳)を考えると、母が先に渡航し離れ離れになるのはさすがにいろいろ大変そうなので、できればはじめから家族全員で同時に渡航することを希望し、妻も会社に交渉してくれていました。

現地での住居の手配は事前にリモートで選んで決めることもできそうだし、住居が決まっていなくてもしばらくはホテル生活でなんとかなるだろう。買い物も日系のお店がたくさんあることで必要最低限の買い物は困らなそう。移動もバスや電車の公共交通機関が充実している他、タクシーも捕まえやすい。非常にコンパクトな都市ということもあって地理もすぐ把握できそうと、そういった生活環境を整える準備は、他国への引越しに比べて始めやすいという情報もあったので、家族全員で同時に行ってもなんとかなるだろうと考えていました。

と、当初考えていたような家族全員で同時に引越しするプランは…
残念なことに叶わなくなりました。

先ずは妻だけ単身で渡航し、僕と2人の子どもはしばらく日本に残るかたちになります。

というのも、入国管理の条件として、先ほど書いた「事前承認」を経た後、いざ入国したとしても、そこから2週間のステイホームならぬステイホテルが必要となります。空港に到着したらその足で政府指定のホテルへ送られ、2週間滞在をするのです。現地での自由な活動は、その2週間を終えてはじめて許されるようになります。日本でも外出自粛の期間がありましたが、それとは異なり、厳格にいっさいの外出は許されないと言った内容です。食事は3食全て提供されますが、全てお弁当です。

私たちは、ホテルでの完全缶詰生活に家族全員で突入するのは、正直キツいと思いました。
日本でも自粛期間中のステイホームは経験しましたが、エネルギーの有り余る2、3歳の子ども達をホテルに缶詰にするのは彼らのストレスも溜まるでしょうし、親にとってもそんな状況を想像すると恐怖でした。

ということで、今回は妻が先にシンガポールへ行き、状況を見て僕と子どもが向かう形になりました。

僕と子ども達が行くタイミングは、そんな現在の規制がもう少し緩和され、2週間の滞在場所が政府指定のホテルではなく、自宅でも可能な状況になったらかなと思っています。

それに伴って、子どもたちは生まれてはじめてしばらくの間母と離れることになります。これは子どもたちにとっても、もちろん父にとっても、先に単身で渡航する母にとってもこれはそれぞれ試練になりそうです。しかしそれはこの状況ではやむなし。


さて僕と子ども達はというと、妻のシンガポール行きのタイミングに合わせるかたちで、現在の家を離れ、妻の両親が住む妻の実家に住居を移すことにします。その近くで暮らす妻の姉夫婦とその子どもたちもいるため、現在の住居にいるよりは子どもたちの気も紛れるだろうし、子どもの面倒を見られる大人の数も多いので僕としても助かります。


ということで、ここ数ヶ月間どうなるのか分からず悶々とする毎日でしたが、ひとまずは妻の渡航が決定してほっとしていると同時に、現在は海外引越しも見据えた国内引越しをはじめとする、あらゆる準備に追われる毎日を過ごしています。

直近は、9月中旬に迎える母とのしばしのお別れに対して子どもたちがどう立ち向かってくれるのか、、どうなるのかドキドキしています。


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