SNSから本へ

思い起こせば、大学生あたり、
もう10年以上とにかくずっと携帯を手放せない気がする。


ユーチューブやインスタグラムを意味もなく3時間も見てみたり、
探す事柄を探してみたり、
真実は分からないのに芸能人のうわさ話を深堀してみたりと
携帯から離れられない状態だ。


隙間時間や隙間でなくても携帯を触らない時間の過ごし方が分からなくなっている。



アルゴリズムだかトラッキングだか知らないけれど、
コンピュータが”あなたの興味のありそうなことを並べておきますね!”と
どんどん情報をくれる。
お得情報とかありがたいこともあるけれど、
”これが好きなんだよね?ね?ね?”とぐいぐい勝手に決められて
押し付けられている気もしてきた。


誰がどうしてたっていいじゃんよ、なんで騒ぐんだろうと思うものの
その結末が気になっている自分もいて、
見ていることにも疲れてしまっていたりする。

幸せ話を見ていると羨ましすぎて疲れたりして、
そこに及ばない自分は不幸だなぁ、何で自分はこうなんだろう。
という不幸な気持ちになったりする。

かといって
不幸な話を見ていても
こんな世の中誰も信じられない最悪だ、未来はないな。
とこれも不幸な気持ちになる。



長く時間ができたので、
昔、本が好きだったの思い出してまた読んでみようかなぁと
古本屋に本を探しに行ってみた。


物語を読むほどの集中力を取り戻す自信がなかったので、
まずは入りやすいエッセイから読んでみようとお笑い芸人のエッセイを読んでみた。


2時間程度で読み終わったが満足度がとても高かった。
明るくて面白い本を読んで心が元気になった気がした。



本は自分が知りたい、取り入れたい情報以上のものが入りにくいし、
人が添削したものが世に出ているのでリアルさは持っているけれど
一定の距離間があってすごくいいなと思った。



当分、SNSとのキョリは適度に!選んだ本を読む時間を作ろう!



なんてSNS離れしようとしている娘に対し、
母はFacebookの投稿に没頭して
喫茶店に行っても旅行に行っても投稿のためにずっと携帯を見て写真を撮ったりしている。
同じ世代の人に批判されたり、心無いことを言われて傷ついたりしている。

バカらしいなぁ。画面の向こうの人じゃなくて目の前の人と楽しもうよ!と思っているのだが、
ブログを投稿している自分も変わらないか。

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