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書を捨てよ、香りを嗅ごう

先週初めての記事を書いたのですが、実はnoteのアカウントを作ってからもう半年も放置してたらしく、まだ全然記事がないのに6か月継続のバッジをもらいました~☆

という前置きはさておき、本題。

私はアロマやハーブの教室もやっておりまして。
アロマの初心者向け講座では、エッセンシャルオイルを覚えていただくための方法として「香りのイメージワーク」というものがあります。

これ、別に私が考えたんではなく、私も先生から教わったものです。
たぶんこの世界ではよくある手法なのかな。

イメージワークというのは、「これはこの植物の香りで、こんな成分があって、こんな効能があって…」という説明を取っ払い、まずは香りを吸入して、その香りから脳内に広がるイメージを広げていくという作業。

たとえば。

この香りを、色で表したら何色?
時間で表したら、何時ごろ?
国で表したら、どこ?
人で表したら、どんな人?

などなど。

いや、本当は上記のように項目を限定した質問形式にするのも勿体ない。イマジネーションはできる限り自由に膨らませてほしいから。
でもそうすると「この香りから受けるイメージは、リラックス感ですね〜」みたいな声が返ってきたりする。

惜しいな~
受けた印象を言葉で表現するのは難しい、それはわかります。でも、掘り下げたいのは、その先にあるイメージなんです。

リラックスと一口に言っても、色々あるでしょ。
「遅く起きた休日の朝」なのか
「芝生の上で大の字になって寝る開放感」なのか
「仕事の合間の一服」なのか
「気のおけない友人と飲む時間」なのか…

本当はこれでもつまらないくらい。もっとその人それぞれの得意分野で表してほしいのが本音です。たとえば、文学作品で言ったら何、とか、音楽のジャンルで言ったらどれ、とか、漫画の登場人物で言ったら誰、とか。
スポーツで表してもいいし、クルマでもいいし、アイドルでもいいし、言語化しないで絵で表現したりしてもいい。

わからないジャンルで言われても、「私にはわからないけど、そうなんだね~」としか言えませんが(笑)、感覚というのは個人的なものなので、そもそも人と共有する必要はないんです。伝わらなくって良いのです。
大切なのは、その人の中で香りのイメージが明確に、できるだけ強烈に出来上がること。

そういうふうに自分の体験や知識とともに脳に焼き付けた香りって、しっかり覚えることができます。そして、成分や効能などを知らなくても、使うべき時や場面がわかるのです。

もちろん私はアロマインストラクターでもあるので、成分も効能もその他いろいろ勉強しましたが…自分のために香りを使うのであれば、その辺は多少疎かにしても大丈夫です。
というか、私自身も勉強を深めれば深めるほど、逆に知識に惑わされないことがいかに大切なことかと思い知らされます。

インターネットで調べたり本で読んだりして、よさそうなアロマを選ぶ、みたいな、そんな情報先行で香りを選ぶのではなく、まずは五感を開くことが大切、ということです。
香りを嗅いだ瞬間の自分の心の声、体の声をぜひ聴いてあげてくださいね。それができた時点でもう「セラピー」になっているはずなので!


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