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やさしさに包まれたなら

今日は、はんぺんのお友達が遊びに来てくれた。
前にがんもが入院していた時、元気がないはんぺんをおうちに招待してくれたお友達だ。

ふたりとも、カレンダーにしるしをして、この日を待ちわびていた。
学校での席も近いから、何をして遊ぶか、何を食べるか、休み時間に相談していたらしい。

そうして迎えた今日、ふたりは会った時からずっとにこにこで、
くっついてゲームをして、ぷら版にお絵かきをして、
おやつにフルーツポンチをつくってたべて、ベランダで水風船をつくって、
トランプをしたところでタイムオーバー。

「時間が足りないね。」
「もっと一緒に遊びたいね。」
「次はいつ一緒に遊べるかな?」
「学校帰りにも遊びたいよね。」
「次はどこで遊ぼうか?」
「もっと大きくなったらお泊りもできるかな。」
「今度はもっと早い時間から遊ぼう。」

かわるがわるお話ししながら、友達のおうちまで歩いて行った。
ふたりを見ていると、本当にナチュラルだ。
正直、ここまで落ち着いてお友達とのやり取りをみていられるのは初めてだとおもう。

「これしてあそびたいな。」
「いいよ。」
「これしてもらっていい?」
「オーケー。」
「あ、あれしてなかった!」
「今やっちゃいな。準備しとくから。」

ふたりのやりとりは、お互いの意思を尊重していて、
いやなことは言わない、マウントも取らない。
わざとひどいことを言って傷つけたりもしない、
聞いていてとても気持ちがいいやりとりで、心が和む、とてもいい時間が流れていた。
お友達がやさしいから、はんぺんもやさしく返す。
はんぺんがやさしいから、お友達もやさしい。
ちょっとグッときてしまった。

いつか大きくなって、世界が広がっていって、
ふたりは遊ばなくなってしまうかもしれないけれど、
こんなやりとりができるだいすきなお友達がいたってことを、おぼえていてほしいなぁ。

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今日の一枚

ベランダヨーヨー釣りで大盛り上がり🎣

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