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【詩】時の場所


午後らしい木漏れ日が
そっと背中に寄り添って
ぬくもりはじめた心が
奥底へとめぐり出す

あの日
想いを置いてきた場所は
滔々と時間が降り積もり
思い出がいつしか憧憬に
 
行くことはできても
戻ることは叶わない

今は心だけが行ける場所

そんなところがあることは
きっととてもあたたかい






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