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「セブンティーン」ー詩ー

とうに過ぎてしまった眩しいほどの響きをもつセブンティーン。
どうしてその年齢が特別なのだろう。
ーそれはハワイの海に浮かぶ星々。
ー万華鏡の世界は現実を歪める。

イガイガした言葉をするりと飲み込むことができたのは、それよりも苦い時間を口にしてしまったから。

空き缶の中に友達の笑い声が響いて、かすかに聞こえてくるのは私の後ずさりする音。
きびすを返して、私は人の群れから遠ざかる癖がついていた。

ピンク色のリップを塗ったり、女性らしい体のラインがでる服を着たり、それは大人の女になるために必要な過程なのだろうか。

ー大人になんかなりたくはなかった。

大人の女が余りにも自由に見えた。
ーだけ。それだけ。
砂浜を裸足で軽やかに弾んでるように歩いている後ろ姿が、どこに向かうのかというよりも、ただ幸せな時間が頭の中を占領しているという事実が羨ましかった…。

今度生まれ変わったら、ってそんなおセンチな言葉はもう似合わないけれど、カラカラと能天気に笑っていたい。

長い髪は風に揺れず、細くなった髪はただ絡まって私を苛立たせる。

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詩の主人公と本人は関係ありません🤭
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