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Hana Tutumiのしごととくらし No.47

こんにちは。 Hana Tutumiの佐久間です。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

インスタグラムやHPでもお伝えいたしましたが、Hana Tutumiは2021年11月1日に「Hana Tutumi Design株式会社」として法人化いたしました。

引き続き、「Hana Tutumi」は、Hana Tutumi Design株式会社のひとつのブランドとして、草花を通して季節を愉しんでいただくための活動をしてまいります。スタッフ一同、気を引き締めて皆様に草花との素敵なひと時をご提供できるよう、努力してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

年末から年始にかけて会津地方では例年より多い降雪となり本格的に雪国生活が始まりました。移住して初めての冬からさっそく雪国の洗礼を受けています。毎日の雪かきや、灯油の買い出しなど大変なことも多いですが、そんな苦労も忘れるほど会津の雪景色は美しいです。最近はようやく車のワイパーをあげておく習慣がついてきました。少しづつ雪国の生活に順応していきたいと思います。

さて、今回は「手を加える」ということをテーマにお話をしたいと思います。
2021年の年末に、喜多方市熊倉町の雄国地区伝統の根曲がり竹細工を体験する機会がありました。江戸時代初期から雄国地区の人々は、標高約1000mの雄国沼周辺に生えている根曲がり竹を加工して編み上げ、ザルやカゴといった生活用具を作り、農閑期の収入を得ていたそうです。

今回の体験では六つ目編みのかごを制作しました。といってもほとんど御年86歳の職人さんに作っていただきました。竹同士がしっかり編み込まれているので、とても丈夫で柔軟性があります。 

日々の生活を見直してみると、プラスチック製品が当たり前の現代において、素材を採取し、自分の手で作り、使っているものはありませんでした。日々の暮らしについて考えさせられた、貴重な体験でした。


仕事納め後、時間ができたのでアラジンのブルーフレーム石油ストーブのメンテナンスをしました。 数年前に栗城が古物として買ってきたもので、埃をかぶってしばらく使われていませんでした。 98年製ですが、丁寧に使われていたのか状態はとても良いです。
バラバラに分解して清掃し、芯を変えてあげたところ、きれいなブルーフレームが復活しました。 アラジンのストーブは、一般的な石油ストーブと比べて手間がかかりますが、手間をかけたからこそ得られる美しさがあると思います。


前職で整備士をしていましたが、機械は手を加えれば加えるほど、いいパフォーマンスを発揮し、長持ちします。最近は機械全般にメンテナンスフリーなものが主流となっていますが、やはり機械の醍醐味は手を加えれば加えるほど、いいパフォーマンスを発揮してくれるところだと思います。

草花にも「手を加える」といった点で通じるところがあると思います。
Hana Tutumiは「無作為の作為」を一つのテーマとして活動しています。 特に、私たちは乾燥した状態の草花を扱うことが多いので、草花をより自然な状態に仕上げるために、見えないところでたくさん手を加えています。
Hana Tutumiで働き始めて3か月ほどですが、正直ここまで手を加えていると思っていなかったので、とても驚きました。

手を加えつつも、自然に見せる技術を身につけていきたいですね。

また次回、Hana Tutumiの活動や会津の様子をお伝えいたします。

ご質問がございましたら、お気軽にご連絡ください。
noteコメント欄やHana Tutumiホームページやインスタグラムからメールやメッセージを受け付けています。

※「かわきばな®」は、Hana Tutumiオリジナルの手法で乾かした草花です。着色料や保存料を使用せず、草花それぞれの特性を活かして乾かしています。色や動きなど、草花本来の美しい姿をお伝えしています。
※「かわきばな®」は、Hana Tutumiの登録商標です。(登録商標番号 第6129036号)


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