まつもと

ただの人です。音楽と猫はちょっと特別。 写真の猫はうちのこ「もね」キジトラのレディ。か…

まつもと

ただの人です。音楽と猫はちょっと特別。 写真の猫はうちのこ「もね」キジトラのレディ。かわいい。

最近の記事

つぶやき

しにたいとか思わないようにしていた。 それはだって、私のことを少なからず好きでいてくれてる人達に大して失礼だなって思うから。 それでも、自分を救うために心の中で小さく「しにたい」って思うことくらい、許してもいいんじゃないか、って。 だって誰も助けてくれないもの。 自分で自分のことくらい、殺してあげてもいいじゃない。

    • なくしもの

      前置きですが、実はこの記事、年末の少し前からずーーーっとあげようとしていたのですが、内容が内容だけになかなか書き進められず、結局今になってしまった、という感じのやつです。 ということでタイムラグがありますが、なんとか冬の間に、と思って書いてみました。これ書くだけでメンタルHPを8割使い果たしてしまった。 今夜はゆっくり猫を撫でて過ごそうと思います。 では、拙い文書ですが、ちょっと読んでいってやってください。 父について書きかけていたnoteの下書きがあったはずだけど、

      • 死に方について

        今年の夏の終わりは随分と静かだ。 これは私の感覚だけの話なので、私がただそう思っているだけだけれど。 雨続きの後、あれだけ暑さが戻ると言われているが、私の生きる土地特有のジメジメとした湿気はあるものの、一時期ほどの猛暑ではない。きっとこのまま秋になっていくのだろう。それか一瞬で秋が過ぎて、気がつけば重たいコートに袖を通す日々が来ているかもしれない。 静かな季節の営みのように、命も静かに静かに、灯を小さくしていく。 燃え尽きる命というのは、実際、テレビドラマみたいに壮大

        • すずらん

          すずらんの花言葉が、とても好きだ。 「ふたたび幸せが訪れる」 春の訪れを知らせる白い可憐な花は、優しい幸福な時間を思い出させてくれる。 うちの庭には、すずらんが咲いている。 その横に、雪を割って黄色い花を咲かせる福寿草もいる。春が近づくと、祖母が庭に出て「今年も咲いたね」と嬉しそうに言っていたのを思い出す。続いてGWが近づく頃に、すずらんが咲いた。 このあいだ庭の掃除をしたら、雑草だらけの間から今年もすずらんが咲いていた。 随分庭の手入れなんかしていなかったから、

          春について

          桜の季節が、静かに終わろうとしている。昨日の雨で散ってしまった花弁たちが地面を薄紅色に染めている。数日前には綿菓子みたいに咲き誇っていたのに。通勤の道すがら車窓からみえる桜並木は、あっという間に葉桜に向かいつつあった。 満開の桜を見ると、泣きそうな気持ちになるようになったのは、いつからだろうか。大人になって桜を楽しむ情緒が身についてきたとも言えるかもしれないが、情緒というよりも、「桜が散ったら大好きな春が終わってしまう」とか、「あの人と一緒に桜を見たかったなぁ」とか、そうい

          春について

          おばあちゃん

          すこしセンチメンタルなお話です。 うっ、てなっちゃう人は、元気な時に読んで欲しいです。 うちには母親がいません。 私が小学校1年生の時にがんで亡くなりました。 まだ小学生の子供を3人も残して、ひとり息子に遠くから嫁いでくれた義娘がいなくなってしまいました。責任感のとても強かった祖母は、私たち兄妹を厳しく育て、末の孫娘の私にはとりわけ愛情をくれました。 あの家は母親がいない家だから、子供たちもあんなんだ、なんて言われないように。私たちが母親なしでも強く生きられるよう

          おばあちゃん

          自己嫌悪上等という話

          あなたは自分のこと好きですか。 私は嫌いです、ええ。とても嫌い。 もしかしたら、私以外の多くの人には「自分を好きか嫌いか」という概念がそもそもないのかもしれない。自己嫌悪という言葉はあるものの、人は常に好きとか嫌いとかを自分に対してそんなに考えたりしていないのかも。自分が起こしてしまった失敗に対して「ああ、本当に私はダメな奴だ」という感情をもてば、それは自己嫌悪ではあるものの、だからと言ってその失敗が自己の評価のすべてに繋がる訳ではない。ただの失敗ひとつで自分を嫌いになっ

          自己嫌悪上等という話

          お酒が好きでごめんなさい

          こんばんは、みなさまご機嫌いかが。 私は絶賛酔っぱらっています。本当にごめんなさいという気持ちですが、すがすがしさもあります。よろしければこのアラサーの酔っ払いにすこしお付き合い頂けると幸いです。 先日、名実ともにアラサーになりました。名実ともに、というのは、自分の中の、「ああこれはアラサーと認めざるを得ないな」という年齢に達してしまった、という意味です。自分の中でアラサーという言葉からずっと逃れようとしていたけれど、この年齢に達してしまったら、とうとう逃れられんな、とい

          お酒が好きでごめんなさい

          はじめに

          文章を読むことと書くことが、子供の頃の私の唯一「人よりも得意だな」と思えることだった。学校の朝読書の時間が大好きだったし、それ以外の休み時間も、本を読んでいる時間が多い子供だった。好きな作家の好きな表現を真似して、自分なりに物語を書いたこともあった。高校の小論文の評価はいつもAだったし、現代文は人に教えることだってあった。 算数や理科が苦手な私には、国語だけが取り柄だった。大好きな本のあの物語は私を違う世界に連れて行ってくれたし、活字にあふれた新聞や雑誌だって、知識や意見の

          はじめに