「自分の機嫌は自分でとる」こと。
こんにちは。はなぶさりあむです。
最近よく聞く「自分の機嫌は自分でとる」という言葉。
初めて聞いた時は、きちんとした大人として必要なスキルだなと思ったのですが、世の中に浸透し、使う人が増えるほど、違和感を覚え始めました。
なぜなら、うつを患うわたしにとって、「自分の機嫌を自分でとる」ことは必ずしもいつも容易とは限らないからです。
少なからず、主治医や周囲の人に支えてもらっている立場で、全て1人で解決できるわけではありません。
でも、それって病気に関わらず、誰でもそうですよね。
もちろん、わたしもできるように工夫はしていますが、「自分の機嫌は自分でとる」ことって案外難しいと思います。
体調が悪い時、仕事を休んだり人に迷惑をかけてしまうことは、少なからずあると思います。
疲れている時、余裕がなくて、人に優しくできない日も。
「自分の機嫌は自分でとらないと」と突き詰めすぎると、自分のメンタルや体調の悪化に気付けない可能性もあります。
あくまで、その言葉を実行できるのは、健康な場合、余裕がある場合ではないでしょうか。
「自分の機嫌を自分でとり」すぎたために、人に頼ることを避け、一人で背負い込んでしまう。
この言葉には、強い力がある一方、心に刻みすぎたことのデメリットもあるのではないかと感じてしまいました。
また、「自分の機嫌を自分でとれない」人を排除・非難する、余裕のない態度を生み出すことも考えられます。
自分に厳しく、他者に厳しい。
もちろん大切なことですが、OKラインを狭くすることで、自分や他者が苦しむこともあるはずです。
自分に優しく、他者には無関心に。
そのくらいの温度感で生きることは、とっても自分を楽にしてくれます。
自分にも他者にも厳しすぎる人、「自分の機嫌は自分でとらなきゃ」と突き詰める人には、少し心穏やかにゆとりを持って生きてみる方法を提案します。
自分に厳しくしすぎて、病を負っても、時間は元には戻せません。
元気で健康なうちに予防できるのであれば、それに越したことはありません。
どうか、ご無事で。
それでは、また明日ね。
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