書けないときの「魔法のコトバ」

ライターの仕事をやっていると、日頃からどうしても「書かないといけないとき」という時間がやってきます。納期前、ぜったいに落とすことは許されません。落としたらもう次から仕事が来なくなりますからね。

Webの仕事をやっていれば、文字数が1記事2000字前後だったりで、月に何本か受けることになるので納期も月に複数回あります。書籍のときは文字数が1案件あたり数万文字とボリューミー、都度進捗は報告していくので「この日までに、ここまで進めなきゃ」っていう納期がもちろんあります。

だけど同時に、生活もしているわけで。

書きたいけれど、書けない。

こういう時間もあります。

でも書かなくちゃいけない。

すごくつらい。自分でやるって決めたのに、やれない。自己嫌悪とストレスでぐちゃぐちゃになってしまう……。

そういうときは、私はこうやって自分に言い聞かせます。

「１文字でもいいから、前に進める」

これだけを考える。ハードルをぐんと下げます。

１文字でもいい。だから、やる。先に進める。先に進めれば、私の書いたものが完成するのだから。

私は自分の書いた記事や文章や創作物が大好きなので、「書き終わったものを読みたい」という気持ちがモチベーションになります。なので、書いているあいだの辛い時間には、「はやく書き上がったものを読みたいよね！」を思い出すようにしています。

書かなくちゃいけないのに、書けないな～って気分のときは、「１文字でもいいから進めよう」ってぜひ試してみてください。やり始めるとね、意外と２文字目、３文字目と書けるようになるものですよ。

そうです、この投稿もそうやって書きました（笑）やらなきゃいけないことが積み上がっていてやれないときは、「まず、初手に何をやればいいのか」を自分に教えてあげるといいですよね。

書き方のヒントになれば幸いです。