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長野移住して1年経った今、ライターの私が思うこと

昨年の9月1日に、地元・埼玉県川越市から長野県に移り住んで、もう1年が経ってしまいました。時間は本当にあっという間ですね。

noteでも昨年に「移住します!」と書き込んだところ、長野県在住の方々から「ようこそ!✨」と歓迎していただけたことが懐かしく思います(その節はありがとうございました、おかげで当時は引越し前の不安がぐっと和らぎました)。

良い機会なので、移住してみて「実際どうなの?ライターは続けていける?」「地方移住して大変なことは?」など、今だから思うことを振り返ってみます。

大変なところもあるし、地元を離れたことで失ったものもあるけれど、今の場所にいるからこそできることもあって、それは私にとって良い経験にはなっていますよ。


ライター業は続けています、ただし…条件は限られる


まずは仕事に関するところです。私のフォロワーさんはライター志望の方や同業者の方が多いので、情報共有として書かせてください。

私は現在、個人事業主として主に業務委託契約でライティング・編集のお仕事を受けています。地方移住したことで、ライターとしての働き方にはいくつか変化がありました。

【移住後の変化】

  • 都内の取材案件には行きづらくなった

  • 都内のオフィス勤務の仕事も、選択肢から外れる

  • 仕事選びの際には、リモートであることが私の中では必須条件になった

  • 仕事の増減はあっても、移住によるものではない(主に取引先都合で発注が減る、Webメディアがクローズするなどの要因です)

このあたりは事前に「そうなるだろうな」とは思っていたのですが、実際に今お付き合いのある数社の仕事も、すべてリモートで執筆・編集・納品しています。お打ち合わせもGoogle MeetやZoomなど、オンラインです。

都内での取材案件も、お声がけいただく機会はあるのですが、交通費がどうしてもかかってしまったり移動時間・手段の兼ね合いで、埼玉に住んでいたころに比べるとハードルは上がってしまいました。

私としては「東京出張OK」のつもりで、お仕事に対して最大限できうる対応を行うつもりではいるのですが、条件は合いづらいかな……というのが現状の正直な感想です(反面、リモートOKの仕事はフィットしやすいので、選択肢が多すぎないとも言えそうです)。


移住してもライターの仕事は続けることができている、その理由は…


以前の私は、埼玉県以外に住んだことがなかったので「地方に行ったらライターの仕事ができなくなるのでは?」という不安を持っていました。けれども、その点は今は払拭できています。


【移住後の仕事状況】

  • ライター業では、継続でリピートのご依頼を受け続けている

  • 移住後にも、新規案件には参画できている

  • 地方在住でも、新規の依頼やスカウトはくる

新規案件については、「住む場所に関係なく仕事ができるんだ」と思えるきっかけにもなりました。

私は業務委託契約で仕事をする人間である以上、企業様にとっては外部パートナーです。そういう方々にとって一番気になるのは「この人、ちゃんと仕事をやってくれるのかな?」だと思います。

初回にご連絡くださる方は、私の実績を見ています。その後は、実際の仕事ぶり(記事の品質、納期が守れるか、コミュニケーションに問題はないか)が見られています。

なので、それらを仕事を通して見せていくこと。やっつけ仕事だと、見る人が見ればわかってしまうものです。ライターに限らず、誰かの代わりに何かを制作する仕事を行うのであれば、とても大切なことなのかなと感じています。


今後は良い繋がりと、良い経験を増やしていきたい


移住をしたことで、私の生活はとても緩やかなものになりました。目に見える刺激が減って、頭や心のなかの余白が増えて、自分の中から何かを作り出したいという気持ちが生まれています。

人に会う機会も以前よりは減ったので、自分と向き合う時間が必然と増え、執筆や学びに集中しやすい環境になったなと強く感じています。私にとってそれは、生きていく上で幸せなことなのだと、今の環境で過ごしていく中で改めて知りました。(納期は毎回、大変ではあるのですが笑)

けれども、自分で動かなければ仕事はやってこないですし、世の中のスピード感に取り残されてしまうのでは……と焦りもあります。皆に忘れられてしまったらどうしよう、と。都内のITベンチャーで目まぐるしく働いていた経験があるからこそ、不安に思ってしまうのかもしれません。

これからは、今の私の経験がどこかで役立てばいいなと思っていますし、そうなるように新しいこと・より難しいことにも挑戦したいものです。それを移住2年目の目標として、これからの日々で取り組んでみます。



noteを読んでくださり有難うございます!創ることを通して、今を生きる人の力になるコンテンツを届けることが私の喜びです。