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【Essen/エッセン】St. Mariä Empfängnis

と、いう教会への、半日帰りの備忘録。

教会巡りは好き。とくにキリスト教徒というわけではないけれど、ここに住んでいる醍醐味のひとつだと思うのが、相当に歴史あるカトリック教会や(特に金ピカゴテゴテのやつ✨)、大司教や司教が政治にも大きな影響を与えた時代の象徴ともいえる大聖堂、またあるいは町や村の寄り場的な小さな規模の温かみのある教会など、
当地の暮らしや文化の歴史を、実際に垣間見られること。
日本でいう寺社と似たような役割であったのだ、というのがよくわかる。
だからとて、深掘り研究に行き着くわけではないんだけどさ。ただただ行って雰囲気を味わうだけw

というわけで、機会があればお初の場所のに行きたくなっちゃう。そして合唱のコンサートがあると聞き今回やって来たのが、この街エッセン。同市で現在開催中の美術館の特別展示見学も兼ねて、プラっと日帰り半日帰り。
…雨模様だったけど。


途中で通りがかった建物。産婦人科なのかな。なんだかほわっと可愛い絵柄。

後で調べてみたけどわからんかった…

かと思えばこんなカラフルなのも。

消火栓?


さて、到着。聖マリア受胎教会。

教会っていつでも大きくて収まりきれん。
どどん。

1895年あたりに建てられたこの教会はローマ・カトリック様式、第二次世界大戦で外壁以外ほぼ破壊されたのち、再建&修復&改装で、現在の様相になったのはほぼ30年前。

入口入って振り返ると、エビがたくさんいた。
…違いますね。でも、なんだろう…炎?

シンプルで美しい聖母マリアとイエス像。


中のステンドグラスはとてもシンプルで、祭壇の2つだけが違う色味で少し細かい模様になっていた。ここの教会のオルガンは祭壇の左側。

小規模な合唱のコンサートなので、みなさん前のほうに座ります。
カトリックだけどとてもシンプルな印象。柱や内壁は戦後新たに作られた。

コンサートの備忘録
Vaclovas Augutinas: Hymne a Saint Martin 
Josef Gabriel Rheinberger: Messe Es-Dur "Cantus Missae"
Veljo Tormis: Sügismaastikud (Herbstlandschaften)

ソプラノ6、アルト6、テノール4、バス5 の21名の少数精鋭の合唱団は、アカペラ(オルガンなど楽器の伴奏なし。声のみ)で現代曲もそれは見事に歌い上げ、教会いっぱいに綺麗なハーモニーを響かせてくれました。

真面目に聴きすぎて演奏中の撮影できんかった…
(団代表の男性の後ろ姿…)

コンサート後に少し教会を見てまわった。
両側の壁にはイエスの生涯が描かれていることが多いんだけど、この教会は絵ではなくモザイク画でひとつひとつ作られていた。荒めの絵とはいえ、モザイク画って作るのなかなか大変だと思うのだ。

そしてこの類の絵を見るたびに思うのは。

「なんでやねん!」とツッコんでるようにしか見えないのは、果たして私だけなのか。

(了)


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