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中学の同窓会に行ったら誰も私のクラスを知らなかった③

なかなかタイトル回収までいけませんがもうしばしお付き合いください。

前回、中学当時のカースト上位男子から思いがけない言葉をかけられて私はフリーズしました。

あ、そうだ。私男子から顔のニキビのことでいじめられてたんだ。

どうしてここまで緊張して何も話せないのかというと、当時話していなかったからに尽きるのですが、ではなぜ話してなかったかというと。

顔のブツブツが伝染る。

そんな風に言われて、深く傷ついたからでした。

私は当時、肌荒れがひどくて、おでこから頬にかけて赤みのあるニキビに覆われていました。皮膚科にも通っていましたし、洗顔も頑張っていましたが一向によくならず、かといって隠せるものでもないので素顔を晒していましたが、クラスの中でもひと際目立つ肌の汚さをよく男子にからかわれていました。

そのことで先生に相談したり親に言ったりすることはありませんでした。泣くこともありませんでしたが、子供ながらに、いや、子供だからこそ深く深く傷ついていました。

私は当時の写真を見返すことも嫌です。
顔にある赤いたくさんのニキビを見ることがトラウマです。

誰かに指摘なんかされなくても自分が一番嫌なのに、大勢の前で指摘されたこともありました。

今はほとんどニキビはできなくなりましたが、当時ニキビができるのが嫌で顔を引っ掻いていたせいか跡は残っています。
大人になってから美容エステや自分の肌質に合う洗顔や化粧水、美容液、化粧品などを何年もかけて勉強して、そのおかげで昔はなんとも思ってなかったコスメや美容グッズに興味を持つことができました。

同窓会には、当然ですがメイクをしていってます。

そこに当時のニキビ顔の私はいません。

ああ、なんだかとっても嫌なことを思い出してしまった。
普段なら喜んで聞けるお世辞も、流せないくらいに。

楽しい思い出がない?当然のことだった。
一番自分に自信がなく、他人からも笑いものにされていたんだから。

高校にあがるとさすがに容姿の指摘をするような男子はいなかったし、大学は女子大で、社会人になってからは容姿のことを指摘する相手の方が悪いと思えたけど。

唯一、あの時だけは、「気持ち悪い自分がだめなんだ」と本気で思っていた。

気分もどん底になった私に、その後更なる追い打ちがかけられました。

続きます。

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