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はじめての季節の手仕事

昨日は念願のお味噌作りをしました。
人生で初めて。プロの方に教わりながら、せっせと黙々と。

お味噌作りって想像できなかったんですよね。とても難しそうだし手間かかりそうで、そもそも作るという発想が全くなかった。
けれど、暮らしに焦点を当てて生き始めると、自分でお味噌を作っている人って意外と多いんだなと気がついて、私もやってみたい!とぼんやり思っていたんです。ちょっと(わりと、いや、かなり)腰が重たかったんですが、wish listの「味噌作りをする!」という文字をこれ以上無視できず、ようやく実現させてあげられました。

実際、お味噌作りは意外と簡単でした。これ、結構みんな口を揃えて書いている(言っている)気がしていたのですが、ズボラ代表みたいな私でも簡単にできたし(出来上がりを見てからじゃないとわからないけど笑)、何よりとっても楽しかったんです。
材料も工程もとってもシンプルなのが嬉しいポイントで、材料は大豆、米麹、塩のみ。作り方としては、大豆を茹で、潰し、麹と混ぜ、容器に詰めるだけ。細かい注意点とかはあるものの、私たちの手でやることといえばこのくらいで、あとは菌や自然に任せるだけ。実にシンプルなのです。

今回は初めてということで少量(1.5kgほど)を仕込んだので、食べられるのは秋頃だそう。どうなってるかなぁ…。とっても楽しみ。
3ヶ月後の旅行が楽しみ、とかそんな領域じゃない気持ちです。例えるなら娘の成長を楽しみにしているような感じかな。


あと、今日は初めて糠漬けの本漬けをしました。3月の初めから糠床を育てていて、ようやく。
時間をかけて作った糠漬けはどんな味だとしても感慨深い味になるんだろうなと想像しています。たとえ不味くても、なんかおかしくても、ちょっとくらい失敗しても当然。そのマインドでチャレンジしています。笑
初めてのことだし、何より生きている菌と共に食卓を作っていくんだから、いろんなことに左右されるのは当然です。機械で人工的に美味しいを作っているわけじゃないからね。それも含めて全部が楽しみで仕方がないです。

麹の調味料とかも正解がわからないまま続けているけど、きっと正解なんてないんだろうな。基本というか、おおまかな理屈だけわかっていたら日々試行錯誤でいいんだなと。



さて。お味噌作りを終え、糠漬けも本漬けに入り、麹調味料たちも揃っているということで、ちょっと手仕事はひと段落。
次は新居のお庭仕事をして行きたいなと思っています。

芽吹きの季節春の庭仕事。ミモザの木を植え、芝生を敷き、家庭菜園スペースを作って…今の時期何を植えたらいいのかまだわからないけれど(そのレベルに初心者です笑)、とにかく今の季節に合った植物や野菜を育てる準備をしていきたいと思っています。

そして春の庭仕事がひと段落した頃には、庭でバーベキューしたり琵琶湖のほとりでキャンプができるように用意をしていきたいなと思っています。キャンプもずっとやりたいと言っていてなんだか大変そうで手がつけられていなかったけど、今なら絶対できる気がする。レジャーを楽しむ夏〜秋にしたいな。
あとは初夏の手仕事も忘れずに。梅仕事だったり、自家製のシロップを作ってソーダ割りにするのが夢。シロップってそんなにすぐできるのかわからないけれど。笑


全部本当に一つずつ手探りで勉強しながらなのですが、そんな時間もとても愛おしいです。
ついこの前まで都会であくせく働いてたのが嘘のように、のんびり自然に寄り添った暮らしができています。今まで手間をかけるということをどこか悪だと思い込んでいた自分がいたのですが、手間をかけてもいいし、手間をかける心地よさを味わっていいと気がつけたことがとても大きかったように思います。
もちろん時短を意識したり便利なものに頼ることもするけれど、手間をかけている時間も、自然の流れに身を任せている時間も、私にとってはものすごく穏やかで幸せな時間で、これが本来の私が求めていた生き方なのだなと感じます。もうちょっと自分で作る仕事も頑張りたいな〜なんてたまに思うけど、今は暮らすことに夢中でなんかそれどころじゃないな。笑


「季節に寄り添い、手をかけて暮らしを味わう」という本来の私を喜ばせてあげられる生き方の記念すべき元年になりそうな予感がしています。

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