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TocoWakaFarmの話 #03

トコワカファームのきっかけ話の続きです。ミカンの花とコスメをどうコラボさせるか、花を摘める放棄地を探して開拓しようって前回でした。

見つからん、、、

俺たちのミカン花って声高に言ったものの、ミカンの放棄地が
見つからない、あるんだけどない、、、

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放棄されてそうなところはあるんだけど、誰の持ち物なのか、放棄されてるのかがわからない。野性化栽培なのかもしれないし、よくわからないので、農業委員会やJAのお世話になろうと思ったんですが、相談に行くには少し知識不足感が

そもそも耕作放棄地とか遊休地って??

耕作放棄地や遊休農地は、なんか線引きがあるみたいです。

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補助金をもらったり、ミカン作りをする予定ではなかったので、ミカンの木がある園地ならなんでもよいと思ってました。放棄地でも荒廃農地でも。

そんな放棄遊休地の発⽣原因は「⾼齢化(60才以上が7割)、労働⼒不⾜」「⼟地持ち⾮農家の増加(相続)」が多いみたい。うん、わかる気がする。

当初何を考えてたか、なんで放棄地か

・唐津のミカンは凄い、ハウスの出荷量は日本一
・全国的に少子高齢化、就農者減
って事を知った
・ミカンが盛んってことは、作ってる人や園地が多い
・就農者は減っているみたい
って事は、放棄地もたくさん出てきてるんじゃないか
・放棄地には人が入らない、草や木が生える
・景観が悪くなる
・虫や鳥獣の拠点になったり、ゴミを捨てられたりするかも
って事は、手入れとかしたら喜んでくれるんじゃないだろか。

図1

なにより、放棄地なら自分たちがやってみたいこと(次回書きます)を自由に試せると思ってました。

そして放棄地探しへ

農地中間管理機構って素敵な取り組みも、農家じゃない僕らにはマッチしなかった。なので話を聞いてくださった親切なJAの方に、放棄地情報の提供や園地への案内をしてもらってました。あの無知(無謀?)な僕に付き合ってくれて、ありがとうございます。

「わかりやすい放棄地」という幻想

車で走りながらJAの方(ジャーさんと呼びます)が「ほら、あそこと」か言うけど、放棄地らしきところは見当たらない。

僕_「普通に山っぽい景色ですね」
ジャーさん_「そこがミカン畑だよ」
僕_「もっとミカンっぽい放棄地がいいです、3年経ったくらいの」
ジャーさん_「。。。」

放棄地なんだから、ミカンの面影が薄れてるのが自然。はい、ミカン畑ですって放棄地がそうそうあるわけがないんです。しかも3年とかいってるし。


無茶振りをして何ヶ月かしてジャーさんから連絡があった。
理想っぽいの状態の放棄地が見つかったという。

「レモン」の。

レモンとオレンジが掛け合わさって出来た、マイヤーレモンという品種の放棄地とのこと。(このレモンは「枝葉」から香りを採取する試行錯誤に使いました)ミカンじゃなかったけど、これはこれで嬉しかったです。
「こんな感じ」っていうイメージも共有できたし。

図1

「レモンがあるなら、ミカンもありますね」と言って、
僕はまたジャーさんを困らせた。

次回、ミカン放棄地が見つかります。

続く

text:Hirotsugu Odagiri


耕作放棄地の活用といえば伊川さん。行動も考えもカッコいい。
お茶は葉も花も種もコスメに使われてます。

放棄地活用とマッチング、最近はこんな取り組みも。

唐津でも、農業と移住者を繋ぐシェアハウス「根の家〜ROOTHAUS〜」が今年の初めにスタートしてます。古民家(空き家)を活用してます。


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