TocoWakaFarmの話 #02
トコワカファームのきっかけ話の続きです。ミカンの花とコスメをどうコラボさせるか、ミカンの花をとったら実(ミカン)ができないじゃんと悩んでいた前回。
いらない花があるらしい
親切なJAの担当さんから、まだ小さな苗木は木の成長のために花を落とすらしいという情報を得たので、見学にお邪魔させてもらった。
思えばあの時にミカンの花と初めて対面したと思う。
のどかな花摘みの様子をイメージしていたけど、全然違いました。物凄い速さで花を落としているプロの手つきを見て、この花を手に入れるのは無理だと直感。摘むと落とすのでは、作業効率が全然違うもん。これまた農家さんに迷惑をかけちゃうやつでした。
そもそも、花が手に入ったとしても化粧品に使えるかどうかは別の話だったあの頃。「花を使います」じゃなくて使えるかどうかを試す段階の試行錯誤に農家さんを付き合わせるわけにはいきません。
中途半端な立ち位置で、実践者じゃない僕らに付き合ってくれる農家さんもいなかったと思います、きっと。
ミカン花から、俺たちのミカン花へ
元々リスクと汗かきはやりたいと思った側が気持ちを入れて行動していくべきだと思ってました。じゃないと他人事のまま進んでしまってコミュニケーションが取れないし続かない。買う売るだけ、という関係を作りたい訳ではなかったですし。
というわけで、自分たちが楽しめる未来の姿を想像すると同時に、探っていた耕作放棄地や遊休農地の活用に向けて動いていくのですが、、、
続く
text:Hirotsugu Odagiri
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