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私が見てきた世界

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お水・風俗・ストリップの世界に携わり続けた私が思うあれこれです。 もしよろしければフォロー・コメントお気軽によろしくお願いします^^
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記事一覧

風俗をしていた時によく聞かれた質問

「Hってどうしたらうまくなるの?」

お客様にこんな質問を投げかけられることが良くありました。

そういう時、私はある4つの力(大事なのは最初の3つ)の話をしておりました。

この4つの力さえ会得できれば、Hもうまくなります。

この4つの力を会得できれば、結構いろんなことに応用できます(笑)

1、○○力

2、○○力

3、○○力

4、実行力

さて最初の3つはいったい何でしょう?

H,と

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お水も風俗も、お客とキャストは平等である

「お客様は神様です」
商売において、こんな言葉を使う方もおりますが、これが誤った方向に行くことで、とんでもないお客を育てていくことになる。

そもそもお水も風俗も共通するのは、遊ぶ時間を売ってるだけであり、
その子を売ってるわけではない。

キャバ時代、こんなお客様がいた。

指名を何度かしていただいた、パチンコ店のとある社長。

彼はお金にも余裕があり、まぁまぁ見た目もイケメンだったが、
人を見

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ストリップの合いの手問題か

私が現役時代もあったなぁ~としみじみ思いました(笑)
まぁ私の時代は合いの手以上に、タンバリンがずれているという過酷な環境もありましたが(笑)

ただ、彼らは好意で叩いてくれるので、よほどの場合は、踊りをアレンジして、見てる側にもわかるような動きで相手がカウントを取れるような動きをしたりしてました。

例えば、踊りの中で自分で合いの手入れて、
「さぁ一緒に手を叩こう」的な感じですね!

基本的に歌

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時々不思議に思う事

そもそもデリヘルとは1999年に改訂風適法が施行されて正式に国に認められたもので、それまでは認められていない。

さて今年は2017年。

まだ20年経っていない新しい業務なわけです。

それ以前は「宅配」や今のデリヘルという名前の前身である「出張ヘルス」がそれにあたります。

元々、宅配はホテトルの自宅版・ビジホシティーホテル版のような感じで、
ちなみに本番がありました。

出張ヘルスに関しては

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見習いたいものだと思ったお客様たち・・・1

私がまだ19だったかそのくらいの頃、ススキノのクラブで働いていた時のお話。

年齢的には60過ぎのこじゃれたおじ様が常連さんにいた。

とても人間的に素敵なおじ様だったのだが、彼に対して一番素敵だなって思ったところ。

それは、奥様の事を褒めること。

水商売・風俗の世界で、妻帯者の方はたくさん出会うのだが、
正直、奥方を褒めるお客様はホントに少ない。

「嫁が年食ってやる気が起きないよ」

やら

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見る角度を変えれば景色が変わる・・・その1例

私が中学1年の時、古井君(仮名)という男の子がいた。
学校の成績はあまり良い子ではなく、運動神経もよくないため、結構劣等感を持った子だった。

そんな子が、席替えで私の隣に来た時の事。

古井君は私が隣の席だというのを知って、私にこう言ってきた。

「俺はお前が嫌いだ」

彼としては、学級委員長でクラスの中でも目立つ私は面白くない存在だったようで、顔を見るや否や、そう言い放ってきた。

まぁ普通な

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見る角度で景色は変わる

昔ある風俗店でこんなお客様に出会った。

そのお客様Aさんはここ数年ずっとお見合いをしていて、かれこれその数は16人になるという。

そんな彼に16人目の彼女からお見合い後、あるものが届いた。

それは便せん5枚にわたる長いお手紙。

そのお手紙には、彼のどこがいけないかということが長々書かれていたそうだ。

彼は大変怒っていた。

なんて失礼な女だと!

この話を聞いて、私は彼にこう話した。

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書きたいことはいっぱいあるんですけど

このタイトルにこれとか、時系列になると、なかなか大変なので、その時思い出したことをそのままあれこれ書こうかなって思っていきます。

よろしくお願いします~。

私が一番最初に働いていた店の、愛すべき姐さんたち

私が一番最初に働いていたのは、ススキノの老舗と呼ばれる古くから続くお店の1つ。覚悟は決めたものの、入店当初は不安が絶えなかったが、
そんな不安を取り除いてくれたのは、
他ならぬ一緒に働いていた先輩である姐さんたちだった。当時20の私は、店の中で一番年下だったこともあり、
妹のように可愛がってもらった。気さくで世話好きな姐さんばかりで、とても働きやすかったことを覚えている。ある日、私は出勤日に寝坊で

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バルブ期の風俗嬢たちの心意気

私はバブル崩壊後に風俗に足を踏み入れたため、バブル期を生で経験したことはない。

だけど、当時、バブル期の吉原を経験した姐さんが店には多く存在していた。

姐さんたちの体験談はまるで夢物語のようだった。

帰りのチップでお客様から束の現金をもらったやら、1日の稼ぎが、当時私が稼いでいた金額より数倍の額だったとか・・・。

正直、聞いていても現実味がなかったのを覚えている。

ただ、彼女らはそれにあ

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体験入店

正直ギリギリまで、この世界に足を踏み入れるべきか悩んだのを覚えている。

体験入店初日、店長に仕事の流れ、マットプレイ、椅子洗い、潜望鏡などを教えてもらい、初めてお客様を接客した。

1人目のお客様に関しては、顔は覚えていないけど、彼の言葉は今でも鮮明に覚えている。

実は、そのお客様にはソープ特有の接客は1つもしていない。

60分間、彼が話をしようと提案してきたため、この時間彼とずっと話をして

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きっかけ

私は風俗と呼ばれる世界に20年以上携わっている。

初めてこの世界に足を踏み入れたのは、ひょんなことから、人に騙され、二十歳の身で600万の借金を背負ったのがきっかけだった。

当時大学生の身であり、高級クラブのキャストをして上位にいた私であっても、簡単に返せる額ではない。

かといって、自分の不始末を親に泣きついてどうにかしてもらうのも気が引けた。

人は焦れば焦るほどドツボにはまる。

無理な

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