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【全ての人の学びと挑戦を支える場を作りたい】みんなのカレッジ運営メンバー 眞道祐介さん

「仕事や働き方について、気軽に相談できる人がいない」
「ステップアップの道のりが見えない」

といったクラウドワーカーの声をもとに、誰もが「働く」について考え、学び、実践できる場として開校された「みんなのカレッジ」。

今回、みんなのカレッジの ”通称”「学長」として、多くのワーカーを支えている眞道祐介さんに取材をし、次の3つについてお聞きしました。

1.クラウドワークスとの出会い
2.みんなのカレッジ開校のいきさつ
3.みんなのカレッジが目指したいもの

本文を読むことで、

「みんなのカレッジのイベントで見かける眞道さんって、どんな人なんだろう?」
「そもそも、どうしてみんなのカレッジができたの?」

などについて、わかります。

この記事を通して、眞道さんの「みんなのカレッジへの思い」を、みんなのカレッジに関わっているあなたと共有できたら嬉しいです。

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<インタビューされた人>
眞道祐介(しんどう ゆうすけ)さん

アイコン制作:眞道祐介さん

・プロフィール
株式会社クラウドワークス 社長室 眞道祐介
地方創生担当として、地域パートナーや自治体と連携してクラウドソーシングの普及促進・ワーカー育成に携わる。
2020年5月に「オンラインコミュニティ型の学びの場」クラウドカレッジ(2022年5月18日より みんなのカレッジ)を開校。
みんなのカレッジのプログラムや体験の開発をおこなっている。

・散歩をして知らない道を歩くことが好き
・休日は美術館やギャラリーに行って、クリエイターさんと話をするのが楽しい


<インタビューした人>
はなこ
・ライター
・みんなのカレッジ卒業生
・案件獲得コース/WEBライターコース上級メンター
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クラウドワークスとの出会い

画像編集:眞道祐介さん

今日はよろしくお願いいたします。現在どのようなお仕事をされているのでしょうか?

眞道祐介さん(以後 眞道さん)―― 現在は クラウドワークス のワーカーエクスペリエンスチームというところで、みんなのカレッジの運営をしています。

クラウドワークスでの本業の他に、副業もされているそうですね。

眞道さん―― 副業はいくつかしていますね。基本飽き性なので(笑)、いろいろなことに手を出しています。

クラウドワークスに勤めており、皆さんに副業や新しい働き方について伝えている立場なので、「自分でも実際に副業をしてみる」という実験的な意味でもしています。

基本はデザイン系で、ロゴやバナーを作ったり、サイトのデザインや映像制作もしたりしますね。最近はイラスト制作にハマっています。
1年前に知人と一緒に会社を作り「副業×会社立ち上げ」にもチャレンジしているところです。

クラウドワークスとの出会いは、いつでしたか?

眞道さん――大学時代です。
当時、地域と首都圏の学生をつなげる活動をしていました。いわゆる「地域を盛り上げよう活動」です。かなり活動にも力を入れていたので、そのままビジネスにできないかと考えていましたが、やはり力不足で。

そのなかで、「地域の課題解決にビジネスとして取り組んでいる企業で修行してみたい」と思い、調べているうちにクラウドワークスと出会いました。

今一緒に活動している田中健士郎と、恵比寿ガーデンプレイスのサンマルクカフェで話したのは今でも覚えています。「めちゃイケイケで怖そうだな〜」と思ったのが第一印象です(笑)

「地域を盛り上げよう活動」を始めたきっかけは何ですか?

眞道さん――きっかけは、大学1年生の夏休みに山梨の実家に帰省して、東京に戻ってきたときに、「田舎の魅力をみんなに伝えて地域に貢献したい」と思ったことです。「これはやるしかないな」と。

チームを作って、地域の人と一緒に田舎体験の宿泊パッケージを作り、首都圏の学生に販売する、というような活動をしていましたね。

そのチームでは立ち上げ代表みたいな立場で、メンバーと一緒にイベントの企画運営をし、大学1年から3年までの間に、5・6回宿泊体験を開催しました。

「大学1年生でチームを作り田舎体験ツアーを開催」と、そこまで行動できるのがすごいです!その原動力は何だったのでしょう?

眞道さん―― 原動力…。何だろう。
「面白いことをやりたい」という気持ちはすごくあるからかもしれないです。
言ってることうっすいですね…(笑)


具体的には、どのようなイベントを開催されたのですか?

地域のお祭りに学生のブースを出して、地元の商品や、商品を使用して作った品の販売をしました。他には、現地の大学生にも来てもらって古民家を貸し切り、1泊か2泊でノープランの田舎旅などですね。そのときは食材探しからしました。

あとは地域の人にワークショップをしてもらったり、ビジネスコンテストみたいなのを開催したり。そんな感じで、テーマを決めていろいろとしていました。

すごく楽しそうです!参加者はどのように集められたのですか?

眞道さん―― SNSなどで集客をして、だいたい10名から20名ほど、いろいろな大学の学生が集まっていました。

イベントで参加費をいただくので、説明会を開いて「こういうことをしますよ」と説明したり、コミュニティを作ったり、今みんなのカレッジがしているようなことをしていましたね。

充実した大学時代ですね。実際にクラウドワークスの仕事に関わったのは、大学何年生の時ですか?

眞道さん―― 大学3年生の時です。クラウドワークスのインターンとして、最初は地方創生のチームに入りました。コロナ前は全国を飛びまわって、クラウドソーシングに関するセミナーやライティングセミナーを3日間開催するなど、いろいろ活動していましたね。

クラウドワークスでインターンをしてそのまま入社したので、社歴としては結構長い方かなと思います。

みんなのカレッジ開校へ・運営の悩みとやりがい

クラウドワークス地方創生チームの活動から「カレッジを作ろう」と思ったのは、どういういきさつだったのでしょう。

眞道さん―― 1番はワーカーさんを応援したいからです。
いろいろな地域でクラウドソーシングセミナーを開催したり、地域のワーカーさんのコミュニティ作りなどに取り組んだりしていくなかで、ある程度ワーカーさんを支援するノウハウも蓄積されてきました。それを、地域を限定せず「全てのユーザーさんに伝えられる場を作りたい」と。

あとは「全ての方に学びの場を提供する場を作りたい」という思いもありました。

そして、クラウドワークスは1人で使うものであり孤独になりがちなので、「コミュニティーを作りたい」と以前から考えていたのを形にした感じです。

4人のチームで地方創生事業を3年くらいおこなってから、2020年5月にクラウドカレッジを作りました。(※現在 「みんなのカレッジ」)

今では2,000人以上の受講生がいらっしゃいますね。 みんなのカレッジの運営を進めていくなかで、悩みなども出てきたのではないでしょうか?

眞道さん―― 企業として活動しているので、当たり前ですがビジネス面も考えていかないといけません。

コミュニティを大事にするという「みんなのカレッジの本質的な部分」と「ビジネスを成り立たせる」というのを両軸で考えていかないといけないのが、やはり難しいです。

そうなのですね。コミュニティ学習など、本当に受講生さんのことを考えて運営されているのを日々感じています。

眞道さん―― ありがとうございます。今後、みんなのカレッジの運営メンバーが変わる可能性はあると思いますが、メンバーが変わっても、今のみんなのカレッジの形が残る仕組み作りはしていかないとな、と思っています。

「人に依存しないモデル」を考えていく必要性も感じていますね。

そのような難しさや課題があるとのことですが、やりがいを感じるところもありますか?

眞道さん―― あります。まず、ユーザーのみなさんと近い立場で仕事をさせてもらっているので、フィードバックを直接伝えてもらえるのはすごくやりがいがありますね。

時には「これはだめだった」みたいな意見をいただいて落ち込むこともありますけれど、自分たちがやったことに対して高評価をもらえることもあり。

あとは、皆さんが受講後、身につけたスキルを生かして仕事につなげていかれたり、活躍されたりする姿を見るのは、圧倒的にうれしいですね。

受講理由はさまざまだと思いますが、「学びたい」という思いは皆さん同じだと考えているので、受講後に「仕事を受注できました」などと報告してもらえると、「やっててよかった!」と思います。

思い描くこれからのみんなのカレッジの姿とは

それでは、みんなのカレッジについて、「今後このようにしていきたい」という夢やビジョンがあればお聞かせください。

眞道さん―― これは僕個人としての思いなので、うまく話せるかわからないのですが…。

最近、みんなのカレッジで複数のコースに参加してくれている人が増えて、「次はこのコースに参加してきます!」と、前に参加していたコミュニティで言ってくれる人も結構出てきています。

僕が描いているみんなのカレッジの世界観としては、「来月取材ライティングコースに参加してきます!」という受講生さんがいたら「いってらっしゃい!」と送り出し、帰ってきたら「おかえりなさい」と迎える。そういう雰囲気のコミュニティを作りたくて。

クラウドワークス社として、さまざまなサービスを含め、学んだことで仕事ができるかどうかを試せる場所がたくさんあります。なので、たとえば「今度デザインに挑戦したい」「動画編集をしてみたい」と挑戦する人たちを支えてあげられるような、「挑戦する人のセーフティーネットでありたい」と思っています。

そして、「みんなのカレッジに参加したら、1か月後にはイラストを描けるようになっているんだ」というようなドキドキ感や、「少しでも稼げるようになるかも」というワクワク感があふれ出るようなサービスにしていきたいですね!

僕自身も「動画を学んで仕事につなげたい」「イラストやデザインで仕事をしたい」と考えて学んできて、できるようになるとめちゃくちゃ面白いし、うれしいので。

みんなのカレッジにこんなコースがあるから、次はこんな挑戦をしてみたい」というのがどんどん出てくる。そういう場所にしたいと思っています。


確かに、私自身ほとんど取材経験がなかったのですが、みんなのカレッジに取材ライティングコースができたことで、「自分にもできるかやってみよう」と挑戦。今回の取材にもつながりました。

眞道さん―― そういう体験をどんどん広げていきたいですね。

どんな年齢の方でも、どういうバックグラウンドを持っている方でも、「これ難しそうだから自分には無理」「お金がかかるから難しい」ではなく、「みんなのカレッジにこういうコースがあるから来月やってみよう」「自分のここをもっと磨いてみよう」という感じでチャレンジできる場を作りたいです。

もっとカジュアルに学んで試して、「自分に合いそうだったらより極めてみる。 合わなかったら違う分野をカジュアルに学んでみる」というように、誰もが可能性に挑戦できるよう、ハードルを徹底的に下げていきたいな、という思いがありますね。

完全に個人の思いですけど、そういう方向にサービスをもっていきたいと思っています。

「誰もが自分の可能性に挑戦できる場を作りたい」という、眞道さんの思いが響きました。では、そうなるためには、これから何が必要だと思われますか?

眞道さん―― 学びの機会提供の幅を広げることと、コミュニティの質を高めていくこと。学んだ先のアウトプットの場を広げることです。

今、みんなのカレッジの学習コンテンツは主に私が担当しており、いろいろな企業さんと組んで準備を進めている感じなので、まだまだ機会提供の数が少ないかなと思っています。

今はデザインとかライティングぐらいしかないので、そこの幅をもっと広げていきたいですね。

これまで続けてきて、みんなのカレッジの「コミュニティ学習」が、一定の軸というか「強み」のようなものになってきたので、そこの質をもっと磨いて高めたいです。

今後、受講生のみなさんが学習をしっかり完走でき、学んだ先にしっかりアウトプットできる機会提供の場を広げていくことが大事かな、と思っています。

(取材日:2022年2月8日)

みんなのカレッジは「自分の可能性を試してみたい」「仲間を作りたい」人におすすめ

今回の取材を通して、みんなのカレッジが「ワーカーさんの力になりたい!」という思いで作られたことがわかりました。

そして、「全ての人の学びと挑戦を支える場を作りたい」という眞道さんの思いに胸が熱くなりました。

私自身、これからも興味のある分野を学び、自分の可能性を広げながら、さまざまなことに挑戦していきたいと思います!

みんなのカレッジでは、2022年3月以降も新たなコースが順次増えていくとのこと。

「もっと気軽に自分の可能性を試してみたい」
「一緒にがんばれる仲間を作りたい」

という方にとって、みんなのカレッジはぴったりの場所ではないでしょうか。
今後のみんなのカレッジの進化が、ますます楽しみです。

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<2022年11月追記>

現在みんなのカレッジでは、デザインやライティング以外にも動画編集やサイト制作、マーケティングなど、さまざまなジャンルの新コースが誕生。(2022年11月現在 22コース)

※みんなのカレッジ紹介ページはこちら ↓

※取材ライティングコース課題として執筆した取材記事はこちら↓


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