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第73話 クローン病て何?!

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大腸カメラ後に血便が出ることもなく、検査中に採取した細胞の検査結果が言い渡されました。
「クローン病」

(は?!クローン?!同じものを創り出すのとは違うわけだ?!)
頭の中は???です。医師によると口から肛門までの食べ物が通過する所のどこかで、炎症が起きる病気で国から難病指定されているとの事。

これは一大事です。
難病?!
子供の頃から尿の通過する所を、散々やってきて透析になってるのに、今度は便の方です。
しかも難病!頭を抱えたくなりました。

なばなの里のベゴニアガーデンにて。

しかも闘い方は、絶食治療。
要するに食べずに消化管を休ませる事です。食事の代わりに点滴です。
中学生の頃、透析導入前の食事があまりに美味しくなくて、3日ほどハンストしたのを思い出しました。

今度は絶食。食事が運ばれても来なくなるという事。
(神様、私、何か悪い事した?!)
言いたくなります。こんなに受け入れて闘ってきたのに。

ですが、腹をくくるのは早い私です。
個室に入院し、絶食治療の開始です。
ですが、食事を乗せたワゴンが病棟を通ってきて「〇〇さん、食事ですよー!」の声と直ぐに漂う匂い。なかなかの拷問です。

病院に入院している時の1番の楽しみは3度の食事です。それが無くなるとは、どういう状況かというと、時間が長い!!暇つぶしに読書や塗り絵やクロスワードパズルをしていても、1日が長いんです。

しかも透析は受けなければなりません。無慈悲としか言えません。しかも個室代もかかります。泣きっ面に蜂でも、踏んだり蹴ったりでも何でもいいですけど、随分と修行をさせてくれます。

クローン病は若い人が発症する病らしいです。この難病だというクローン病を、どう飼い慣らすのか?そこが問題と思いました。

《このクローン病を15年ほど信じて闘病します。後に過敏性腸症候群へ変更され、更に13年後クローン病疑いの過敏性腸症候群となります》

あまりに暇で点滴をカラコロと連れ回しながら、1階を徘徊していると、国の難病指定されたものリストポスターを見つけました。
(確かにクローン病あるなー)
それにしても厄介なものになったと思いました。

重湯を食べさせてもらえたのは2週間以上経ってからでしたかね。美味しく思えたのは、言うまでもありません。スープもとても美味しかったです。
(重湯=お粥を炊いた時の上澄み液と言えば正しいかしら。。)



食事の大切さが、身に染みたね。
あんなに重湯が美味しくて、塩味のあるスープが凄く美味しかったね!

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