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ハーブとフルーツで作る【アロマティック ハーブウォーター】|「ハーブ&アロマ」香る暮らし

気温が上がり、青々とした草木が美しい季節が始まります。新しいhanaikeクリエイターに、アンティークバイヤーでありアロマセラピストのルーシー恩田さんを迎え、5月は「ハーブ」をテーマにコンテンツをお届けしていきます。

アロマセラピーとは植物療法の事。バラやゼラニウムなど、お花の精油はポピュラーですが、実はバジルやタイムなどのスーパーでも見かけるような「ハーブ」の精油も数多く存在するのです。

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私自身アロマセラピストとして、アロマの知識が日常生活の中で役立つ事が多々あります。
例えば、ラベンダーやティートゥリーの精油さえあれば、簡単な怪我や不調は軽減する事ができ、さらには虫除けや掃除だっておかませあれ!

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旅行に行く時は、フランキンセンス精油を必ずポーチに。枕元で香らせれば、ホテルでの安眠に役立ち、「なんだかこの部屋、嫌な感じがするなぁ」って時には、ティッシュに数適垂らして、古き良き昭和の大女優になったつもりで、ハンカチ(ティッシュ)を振れば、嫌な空気感とも「さようなら!」

あとは、香りの「イメージ」ができるようになると、料理をする際に甘みや酸味のバランス、様々なハーブの組み合わせが「想像」できて、食材との「駆け引き」がグッと上手になったりもするのです。

実はイメージってすっごく大切。ここだけの話し、私「嘘つき」ではないのですが、時々「ホラ」を吹いてしまうクセがあるんです。

例えば、仕事で怖い上司に「これできる?」って言われて「できません!」なんて言えないでしょう?だからとりあえずその場しのぎで、元気に「はいっ!できます!」って言っちゃう。

「あーどうしよー(汗)」と思いながらも、人知れず粉骨砕身&「イメトレ」をしまくって、なんとか「出来ちゃう」自分を作り出す。

「背伸びしちゃった発言の自分に追いつく」不覚にもその作業を繰り返していたら、ほんの少しだけ人より得意な事が多くなっていました。
「ホラを吹いちゃう」これね、オススメの自己啓発ですよ。

プロローグが長くなりましたが、今回はそんなイメトレをフル活用しながら、ハーブの効能の良いとこ取りができる「アロマティック ハーブウォーター」をご紹介します。

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「ハーブウォーター」とはハーブやフルーツを水に漬け込んだ、お水で作るハーブティーのようなもの。しかもほぼノーカロリーで、普通の水よりもスッキリと美味しく飲む事が出来るのです。

ハーブとフルーツの組み合わせは無限大。料理で余ったハーブや季節のフルーツなど、とにかく何を入れても良いのです。

なんてったって「ハーブウォーター」の一番の効能は、ヘルシーな生活をしている錯覚に落ち、まるでプリンセスの様な気分にさせてくれる事。

もちろん!実際に体にも優しい。そんな飲み物です。コーヒーやジュースは一旦お休みにして、体の内側から綺麗にしてみませんか?
スーパーでも気軽に手に入るハーブやフルーツで作るレシピです。

1. 「ミント」で基本のハーブウォーター

世界で最も人気のあるハーブ「ミント」には、消化促進作用があるので脂っこい食事の時や、胃がむかむかする時にもオススメです。レモンのスッキリとした香りで目覚めの水分補給にもピッタリ!

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「材料」
■ミント 枝3本
■レモン 1/3個程度
■水 1L

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① ミントを適当な大きさにちぎり、ポンっと手のひらで叩き(香りが出やすくなる)、レモンはスライスにして、ピッチャー等に入れる
② ①が全て水につかるように注ぐ。
③ 冷蔵庫に入れ4時間〜6時間かけて冷やす。

2. 「ローズマリー」で大人のトロピカルハーブウォーター

スーッと鼻に抜ける爽やかな香りと、ほのかな苦味が特徴的な「ローズマリー」は、パイナップルの甘みとの相性がバツグン!体を温める作用がある生姜で、元気がない時や暑い季節の「夏バテ」予防にも効果的です。

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「材料」
■ローズマリー 枝3本
■パイナップル 1/8個
■ショウガ スライス6枚
■水 1L

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① パイナップルを適当な大きさに切り、生姜は薄くスライスにする。
② ローズマリーを適当な大きさに切り、①と共にピッチャー等に入れる。
③ ①と②全てが水に浸かるように、ピッチャーに水を注ぐ。
④ 冷蔵庫に入れ4時間〜6時間かけて冷やす。

3. 「レモンバーム」でフルーティーなプリンセスウォーター

甘いレモンの香りが特徴的な「レモンバーム」は、不安な気持ちや緊張を和らげ、幸せな気分へと導いてくれます。キウイは食物繊維やカリウムが含まれているので、便秘解消とむくみ防止に効果的です。オレンジに豊富に含まれるビタミンCには免疫力を高める効能も!女性に嬉しいハーブウォーターです。

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「材料」
■レモンバーム 枝3本
■キウイ 半個
■オレンジ 1/3個
■水 1L

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① レモンバームを適当な大きさにちぎり、ポンっと手のひらで叩き(香りが出やすくなる)、キウイとオレンジはスライスにして、ピッチャー等に入れる。
② ①が全て水につかるように注ぐ。
③ 冷蔵庫に入れ4時間〜6時間かけて冷やす。

すごく簡単なレシピでしょう?ここにイチゴやブルーベリー(冷凍でもOK) を加えるとても華やかな見た目に!夏場はスイカもオススメです。

レシピに決まりはありません。私が今回ご紹介したレシピもあくまで目安の分量。
かなり適当な分量で作っても、美味しくできますのでご安心を!

ハーブやアロマを暮らしに取り入れる事で心が安らぎ「豊かな生活」を送るヒントとなるでしょう。ぜひ色々な組み合わせを試して、自分好みの「ハーブウォーター」レシピを作ってみてください。

creator
ルーシー恩田 @say_it_with_lucys
アンティークバイヤー / IFA認定アロマセラピスト / ITEC認定リフレクソロジスト

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20代に訪れたタイ・チャン島でのファスティング(断食)経験から、心・体・生活環境などを全体的にとらえる事により、本来の自然治癒力を高め病気に負けない体づくりを学び啓発される。会社員としてデザインの仕事をしながら英国IFAアロマセラピストの資格を取得。退職後は更なる経験と知識の向上のためイギリスへ渡り、英国ITEC認定リフレクソロジストの資格を取得。現在は家業のイギリスアンティークの買付と販売をしながら、アロマセラピスト的な視点で自家栽培の野菜とハーブを使ったお料理教室やワークショップを開催している。https://www.lucys-antique.com/


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