あっという間に過ぎ去った1月
今日で1月が終わる。
緊急事態宣言の影響で僕の働いているレストランは、当然ながら大きな損害を受けている。
もちろん今後がどうなってくるかなんて読めないし、誰にとってもハッピーな状況ではないと思う。
けど個人としては、とても充実していた1ヶ月だった。
今月から1人暮らしを始め、少々役所の手続きをしに行ったり、家具や生活必需品などを揃えたりと意外と時間は取られ、忙しかったし、多少のストレスはあった。
それでも少しずつだが、様々なことがルーティーン化されていき、足すものを少しずつ足していき、要らないものは省いていくという作業が始められる段階まできた。
仕事も同様で、10月から働き始め、鬼のように忙しかった12月、そして1月となり、営業は寂しくも感じるが、今まで見えなかったものが見えるようにもなってきた。
もちろん大したレベルではない。ただ、少しずつ任せてもらえる仕事も増えてきたことは自分にとっては喜ばしいことだ。
最近は、食後酒を担当させていただくことも出てきた。
いやーそれがね本当に楽しい。
食後酒にも色々あって、ブランデーでもリンゴ、ブドウ、梨など、葡萄の搾りかすなどから作られたものがあったり、他にもラム酒や甘口ワイン(ソーテルヌ、ポート、マデイラ)などなどが他にもたくさんある。もちろんその中でも種類がたくさんあり、造り方も異なるし、生産者のことも知っておかないといけない。
実際に勧めに行ってみるが、やってみると思ったよりも全然知らないことを実感する。
もちろん悔しさはあるが、その反面嬉しかったりする。
なぜなら分からないことが分かるし、何を改善しなきゃいけないかが見えてくるから。
そして、様々な知識を蓄積させそれを応用させていくことを考えるととてもワクワクする。
その中で経験をしながら勉強をすることって楽しいなと感じる。
僕は残念ながら凡人で基本全ての能力が低い。
勘も悪いし、要領も悪いから失敗しながら出ないと学べない。
そして本当に悲しくなるくらい「見て学ぶ」が苦手だ。
実際失敗も多いし、こんなこと分からないのかっていうこともよくある。そんな自分に悲しくなることもある。
もともと「勉強」という「勉強」は得意ではないし、
そもそも「勉強」って本来はこう言うものなのではないかなと思う。
まあ自分は面倒くさがりだし、考えてみて分からなかったら、とりあえずやってみようとか、興味があったらとりあえず足を運んでみようと考えるからそのことも大きく関係している。
実際初めてフランスに行くきっかけには、最初ワインの本を読んで、分からなさすぎたから、じゃあ行ってみようかなと思ったからだ。
あまり声を大にしては言えないが、僕はJSAワインエキスパートの資格を去年取得したが、実際教本の中で理解していることなんてかなり少ない。
もちろん必死に勉強はした。ただ経験がなかったり、イメージすることができないことが多すぎるから知識として蓄積させることが難しかったこともある。
だから、今の方が教本を読んでいても勉強になる。営業の中で、わからなかったこと、知りたかったことをソムリエ教本を読み、ノートにプラスアルファでメモをとっていく、そしてまた忘れそうになった時に復習する。
これがなかなか効率がいい。
他にも海外旅行に行くときにガイドブックを読んでもわかることは限られていると思うし、実際に行ってみてから得られる感じることも違うし、また読み返すと面白い。
経験したことは考えなくてもその時の感情で伝えることができるし、本からよりも経験に基づいた話の方が説得力があると思う。
ただ本当に感じるのは、いい上司に恵まれているってこと。
僕の上司は、有難いことに挑戦する機会をたくさん与えてくれる。
それがどれだけ自分にとって有難いことか
ダメならダメで、論理的にアドバイスをしてくれる。
私生活のことでも色々アドバイスをいただいたり、本当に有難い。
また、僕は少し理屈っぽいところがあるので、納得するために質問をしたり、細かいところも聞いたりするが(もちろん人とタイミングは選びますが笑)、それも丁寧に教えてくれる。
正直、生意気なところや鈍感なところや気が利かないところがあるので、そこは改善しないといけないが...
本当に日々最高の勉強になる機会が訪れる環境にいられることは感謝しなければいけない。
そして明日から正式に正社員として、働き始める。
もちろんもっと求められる事も増えてくるのは確かだ。
ただ、やることは大きく変わらないし、確実に一歩ずつ自分の求める自分に近づいていけるように取り組むだけだ。
そもそも今の自分にできる事なんて高が知れているからね。
先ばかりを見るより今を大事にだね。
小さな習慣、小さな積み重ね、そしてこんな時期だから特に健康には気をつけてやっていきたいと思う。
2月の自分の中のテーマとしては、フランス語、自炊、食後酒です。
まあそれについてはまた今度書こうかなと
それでは。
花井俊介
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