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モラハラな人(ACW2相談員トレーニング補講)

何年振りか相談員トレーニングのブラッシュアップに参加した。

私は様々なモラハラ、セクハラ、パワハラに遭いまくってきたので、

ハラスメントを理解する講義はフラッシュバックしたようで息苦しくなった。

そういう時は部屋を出たり目を閉じたりして、適度に距離を取ってやり過ごす。

加害者グループと被害者グループに別れて、ロールプレイしたのはとても面白かった。

私は加害者役を演じた。

過去に受けた侮辱的な言葉を思い出しながら演じていると、加害者の気持ちが痛いほど理解できた。

気持ちいいのだ!すごく自分の優越感、万能感をくすぐられる。

相手がどんなに困って気持ちを伝えようとしてきても余裕だ。

生意気なこと言ってると痛いところ突いてやるぞ!

このまま精神的に追い詰めてホテルに連れ込んでやろうか!とまで思う。

講師からモラハラな人の特徴を聞いた。

等身大の自分を受け入れられない。

ターゲットを自分がコントロールする為に、執拗に攻撃し続ける。

「どうせ私なんて居なくなればいいと思ってるんでしょ?」

「ごめんね。大事な時間を使わせてしまって。もう嫌いになっちゃったでしょ?」

そんなことないよ。と言う言葉を引き出したい。

これは散々やられた。私はお人好しなので相手の求めている言葉を即座に言ってしまう。

やめてほしいと丁寧に伝えているのに泣き喚いて、「私のこと嫌いだったのね?」

そうじゃなくて、このことだけをやめてほしいって言ってるんだよ。

「うわーーーん!」とトイレに逃げ込まれ数十分。

何だか自分が悪いような気がして謝ってしまう。

やめてほしかった事はエスカレートする。

「今日ランチ行こう!」

今日は行けない。それなのに私の後を延々着いてくる。

用事が終わって帰ろうとすると、「もうランチ行けるでしょ?」

行かない。

「じゃー先生に挨拶だけしてくるから、それまで待ってて!」

まあそのくらいいいか。

「お待たせー!じゃ行こっか!」と肩を抱いてくる。

私は小柄、相手は私の2倍くらいある大柄。

恐怖を覚える。

昇降口で「じゃあね、またねー」と言うと

「え?ランチ行かないの?」

「行かないって言ったじゃん」

「行くってさっき言ってた!嘘つき!私の時間を返して!ずっと待ってたのに!」

あれ?私、行くって言ったかな?勘違いさせちゃったかな?

それは私がいけないかな?としぶしぶ付き合う。

思い出すと私は相手の仕掛けた罠にまんまとはまっている。

私はセクハラ、パワハラの男性だけに被害に遭っていたわけではない。

友達という名のハラッサーにも散々被害に遭っていたのだ。

気がつくと自分の馬鹿さ加減に泣けてくる。

でも気づかせてくれてありがとう。

私に加害してきた人は、共通の特徴がある。

発達障がい、人格障がい、びっくりするほどの嘘つき。恥知らず。金に汚い。

私は本当に加害者を引き寄せてしまう匂いを放っている。

これからは被害に遭わないように、ヤバい人からは直ぐに距離を置くよ。

先生、ありがとう。

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