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静かなる英雄~先手対処と後手対処

「失敗は、成功につながる。そこで諦めてしまう事こそが失敗だ」
これは一面の真理です。
理想は、失敗しない事です。

事故で死人が出た後に信号機を設けるのも後手対処です。
対症療法的な対応です。

救急車は緊急の患者に対して動きます。
消防車は火事を消すために出動します。
これらは後手処理です。

真っ赤に燃え上がる火を突き抜けて、焼け死にそうな赤ちゃんを助けた消防士は
英雄としてたたえられます。
しかし、その火災が発生しないように未然に防いだ消防士は、
もっと素晴らしいことをしているのですが、注目をあびることはありません。
 
重要なことは、患者が出ないように、火災が起こらないように、
事故死が発生しないように先駆けて手を打つことです。
それができれば先手対処となります。
本当に素晴らしいのは、緊急事態が発生しないようにすることですが
その人は讃えられることはありません。
 
真の英雄はこのように目立たたないために
「静かなる英雄」と呼ぶべきでしょう。
  
先手対処するには、ビジョンの段階で、将来起こるであろう結果を先読み
しなければならないため、哲学が必要となります。
泥棒が入ってから戦うのは後手処理ですが、
泥棒が入れないように前もって対応するのは先手処理です。
 
何も起こっていない平時に
レーダーのように全体をいつも管理し、分析し、判断できる能力がなければなりません。
 
家庭が破壊されて家庭の重要性を理解するのではなく、
平常時に家庭の重要性を理解しなければなりません。
教育が崩壊して教育の重要性を理解するのではなく、
平常時に教育の重要性を理解しなければなりません。

哲学無き国家運営、家庭教育は、実を結びません。

突き詰めれば、目的と価値の哲学的観念が通常状態で機能していなければ、
先手対処は不可能です。

国家理念がない国の民が自由を前面に出せば、もろく砂粒と化します。

ここに、悠久の歴史を通して日本が貫いてきた美徳を分析、研究し世界が行くべき道を『助け合い主義』として集大成しました。

我が国は、国家の存続さえ危ぶまれる状況にあります。

国家の強さは国民一人一人の強さを根拠とするものです。

今、祖国を愛する思いを結集させ、国家の金型づくり急ピッチで進めています。

『静かな英雄』に志願しませんか!是非ご研究下さい。 
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モデル都市推進本部 


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