光線治療器の光と影 ~可能性の光を消さないために~
こんにちは。リアル物理療法マガジン ライターのハナウエです。
今回はマガジンの公開が遅れてしまい、申し訳ありませんでした…
実は…
はい。物療好きな先生方と、ZOOMでミーティングをしていました。
当初の予定を予定通り大幅に超え、話が止まりませんでした。
物療の話というよりも、この業界に対して何ができるのか?の議論のほうが多かったため、僕らだけで話をするよりも、他の方の意見も聞きたいよね?
という話になり、次回はClubhouseでやってみようか?という話に落ち着きました。早急にAndroid対応が望まれます…
さて、本題に戻ります。
今回は「え?何それ?」と言わんばかりのタイトルです。かなり意味深ですよね?
厳密に言うと、「光線」です。
イメージしやすいかな?と思って、事前アンケートでも「光治療器」と、言ってしまったのですが、これはかなり混乱を招いてしまったようです…
今回の記事では、光線治療器について書きますが、光線療法には
があります。このマガジンを読んでいただいている方は、整形外科や整骨院で働いている方が多いと思います。
よって、今回は赤外線について書いていきたいと思います。
そもそも光って何?
これについては…メチャクチャ難しいですよね〜。
現在の、光についての見解はこの様になっています。
ん???
なんだかよくわからない。
はい。僕もよくわかりません。笑
ということで、こちらの動画を見てから、なんとなく「光とは!?」について学びましょう。
↓ いってらっしゃい ↓
↓ おかえりなさい ↓
という訳で、なんとなく光について理解したと思います。
話を進めますね。
さて、Twitterで、事前にアンケートをご協力いただきました。
光線療法についてのアンケート
コレは意外だったのですが、半分の方が置いてあるとの回答!光の治療器も一応は置いてあるところは多いようです。
これも意外な回答!鍼灸整骨院の先生が回答した方が多かったのかな?というイメージです。病院でも赤外線ライトは置いてあるものなのでしょうか?
これはある程度予想通りな回答でした。このあたりを覆さないと、光線治療器の未来は無いと思っています。
というわけで、僕は今回も気合入りまくりです。
また、光線に対しての現状のエビデンスや検証情報もまとめましたので、光線治療にも少し興味を持っていただけると幸いかなと思います。無料部分でもお楽しみいただけるのではないかと思っております!
基本的には光線治療は…
ということです。
こんなこと言ったら、物理療法なんて全部そうなんですけどw
でも、使っている人が少ない=検証が取れていない、エビデンスが少ない
というのも事実だと思います。
だからこそ、光線治療について興味を持つ先生が増えて、各メーカーさんと協力して検証を行うことで、可能性を潰さないでほしいのです。
せっかく使えるエネルギー。
それをもう一度、ちょっと考えてみましょう。
今回のタイトルって何?
はい。消えゆく光。これについてちょっと説明したいと思います。
光線治療器は昔から様々なメーカーが登場していますが、年々、取り扱いメーカーが少なくなってきています。
少し前に、キセノン治療器を販売していた日本医工さんが破産手続きを開始しました。
キセノン治療器は近赤外線治療器として販売されていましたが、現行でキセノン治療器を販売するメーカーは他にはない?状況となりました。
※ごめんなさい。他に販売しているメーカーがあったら教えて下さい。買うわけじゃないんですけど…w
キセノンについてはまた後で説明しますが、近赤外線の中でも波長が直線偏光近赤外線とはかぶる部分もありつつ、波長の範囲や、照射出力が異なるため、効果の出方は全く同じではないと思います。そのため、選択肢が1個減ってしまった感は否めません。
正直、どうでもいいと言う人はいるかも知れませんが現状、病院でも比較的多く導入されている治療器ではあります。その治療器が今後使えなくなるということは、患者さんの不利益にも繋がってくるのです。
キセノンに関しては、対抗馬メーカーも特に無く(?)、どこがサポートを引き継ぐのか?が注目されるでしょう。(使用している病院、治療院の先生のみでしょうけど…)
要は
売れなきゃ潰れる。
↓
そういう話です。
光線治療器を販売しているメーカー
実は少ないんです。やめてしまっているところも多いので…
種類別にまとめてみました。不足情報は追記しますので教えて下さい!
①東京医研・・・直線偏光近赤外線、LED
・スーパーライザーPXシリーズ
・HA2200LEシリーズ
・スーパーライザーmini PRO
・スーパーライザーmini
・ダイナトロン709ソラリス プラス
※こちらはLED
直線偏光近赤外線=スーパーライザー というぐらい、老舗の光線治療器メーカーです。
実は東京医研は、平成16年1月 東京地裁に民事再生申請をしており、一時存続が危ぶまれた時期もあったようです。
※現在は民事再生も終結しております。
が、やはりそういう事があったと言う事実。
せっかく良い治療器があっても、ユーザーが増えなければ消えてしまうんです。そうならないためにも、機器を知り、使う人が増えることが第一と、僕は考えています。
②ミナト医科学・・・近赤外線・遠赤外線・半導体レーザー
※光源が東京医研と異なり、アイオダインランプではなく、ハロゲンランプを使用している。
・アルファビーム ALB-200H
※近赤外線
・ソフトレーザリー
※半導体レーザー
・ハートビーマ
※遠赤外線
③日本メディックス・・・遠赤外線
・セラピア3300
※遠赤外線
④OG技研・・・半導体レーザー
・ファインレーザー(半導体レーザ治療器 EL-1000)
⑤愛知電子工業・・・宝石光線療法(!?!?!?)
・ジェムビームコスモス(!?!?!)
すみません。僕も予想外でしたので取り乱してしまいました。
ちょっとこのアイテムについては使ったことがありませんし、他の赤外線系光線治療器とは意味合いが異なりそうなので、今回は割愛させていただきます。
愛知電子さん。詳細、ご連絡お待ちしております。
まだあるかもしれないのでご連絡お待ちしています
他にもあるかも知れませんが、ざっと調べた感じでこのようなラインナップです。ラインナップだけ見ると、多く感じるかも知れません。しかし、他の電気治療器に比べて少ないと思います。
それだけ、ニッチな商品ですし、まだまだ研究が必要な分野なのかもしれません。
他にも情報ありましたら、いつでもご連絡ください。
赤外線ライトの販売先
さて、赤外線系の治療器なんですが、他にもあります。
実は、鍼灸院などでよくつかわれている赤外線ライト。こちらは遠赤外線のライト型治療器ですが、ちょっと別枠で紹介します。
こちらも徐々に取り扱いメーカーが少なくなってきているのです…鍼灸師の先生は重宝していると思うので、購入先がなくなったら困ると思うのですが…
トワテック
TW遠赤外線灯
シマヌキ電機
赤外線アルテリア
クリア・ポート
レッドシーライン
調べてて「あれ?!」と思ったこの商品。
僕が普段お世話になっているクリア・ポートさんの商品w
で、本人に問い合わせたところ…。
※ハナウエ先生の紹介ならdふぁそpjふぁそpじdふぁふじこ…
と言っていたので、購入するなら直接問い合わせてみてください。w
最近の光線療法のニュース
皆さんはこのようなニュースを見ませんでしたか?
そう。薬剤と組み合わせてですが、近赤外線は今注目のエネルギーとなっています。
現時点では薬剤に対しての反応を高めるなどの効果があるということですが、このような機器が整骨院でも使える!という現状に、僕は驚いています。
近赤外線療法はペインクリニックなどでも取り入れられている、医療機器です。ということは、
です。
で、僕は思うんです。
と言う施術家の方や
という患者さん。
いますよね?
だったら、痛みに対して治療を行っているペインクリニックで、導入されている光線治療器を選択肢に入れないのはなぜでしょうか?
僕は不思議でしょうがないです。
LEDの可能性
また話は脱線しますが、LED治療器なども注目を浴びています。
なんと!髪の毛にもLED!!w
そしてこんなものも…
何でもNASAって言えばいいってもんじゃないと思うのですが…(汗)
一応、NASAって何で言ってるの?っていうのはこちらの記事をたどってみて下さい。
LED沼に入ってしまいそうなので、ここまでにします。笑
でも、それだけ光は研究が進んでいて、まだこれから可能性はあるエネルギーだということを覚えておいて下さい。
病院で使う治療器と、そうでないもの
現状を理解していただきたいのですが、世の中には様々な治療器があります。
その中で、使える場所で考えると、このような分類ができます。
①に関してはレーザーメスなど、危険性の高いものに関しては病院でしか使えないものがありますよね?
②に関しては、病院だと医療機器として登録されていないような物理療法機器が挙げられます。
③に関しては、病院で使うのも、整骨院で使うのも同じ機器を使用しているものになります。
どういうことか?
近赤外線治療器などは、病院で扱っている機器と、整骨院で扱っている機器は基本的にはほぼ同じです。というか、選択肢があまりないので、それしか無いんです。
だからといって、何にでも適応できるかと言うと、そんな事はありません。
癌に対しての照射は、特定の薬剤を投与した上での照射で効果が認められていますが、それ以外はまだエビデンスは乏しいです。
先程記載したニュースは、勘違いしないで下さい。近赤外線のみで効果が得られたという記事ではありません。
こういう話をしなければならないのは、勝手にイメージを膨らませて
と言い切ってしまう人が一定数いるからです。
確かに、効果があるのかも知れませんが、言い切ってしまうと過度な期待を持つ患者さんも必ずいるはずです。
もし、光線治療だけでガンが治るのであれば、薬だっていらないじゃないですか?そういう話ではないんです。
必ず、情報は確認して発言しましょう。
このあたりは、マガジンを読んでいる勉強熱心な先生方は問題ないと思いますが…この無料部分すら読まない方は
と言い切ってしまう人がいるんでしょうねぇ…自分の世界を狭めてしまうのでそういう方が一定数いるのは残念で仕方ありません。
光線治療という選択肢を考える
光線治療器に関しては日本は使用している整骨院は少ないと思います。正直、触ったことがない先生も多いと思います。
では、なぜこの光線治療器について僕が記事を書こうと思ったのか?
これについて考えてみてください。
特に何も考えたことがない先生も多いと思います。
誰も使っている人が周りにいないのであれば、差別化するチャンスかもしれません。とは言え、安い機器でも無いですし、利用価値がわからないと宝の持ち腐れになってしまいます。
今回の記事は、そのあたりを明確にするための記事です。
光線療法について、わかりやすく、どういうシチュエーションで使うことができるのか?が理解できます。
この記事で学べることは
です!
そう。光線療法を理解すると、他のエネルギー療法についての理解が更に深まるんです。
次の問に答えられれば、読む必要はありません。
さぁ!これは光線治療の可能性を広げる記事です。
皆さんも、一度触れてみましょう!
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