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人事業界は結構狭いです。転職したら知っている人がいた、知っている人が転職してきた、ということがありましたし、他の人からも聞きました。

A社-知り合い3人

「ここが職場です」と案内された時に、知った顔がありました。以前、私がいた会社の親会社で人事を担当していた人でした。

同じ部署に配属されたいわば同期の人は、先に派遣で数か月働いていたので
「あの方、もしかしてTさんというお名前ではないですか?」
と、こそっと聞いてみると
「なんで知ってるんですか!?」
と驚かれました。

共通言語があるのは楽で「これは前の会社で言う〇〇のことね」と説明されるとすぐわかりました。

ある日は上司に呼ばれて「この部署はどんな仕事かわかる?」と、私のいた子会社について聞かれました。その部署の経験のある人が派遣として来る、とのことでした。同じグループ会社から3人入社、ということですね。

その部署から異動した私は客先に常駐となりましたが、たまに本社へも行っていました。その時。

「はなえみさん!?覚えていますか?私、Kです」
忘れもしません、その前の外資でもう二度と一緒に働きたくないと思っていたアナタのことは。英語はできるので、その会社の外資向け部隊で採用されたようです。はい、知り合い3人目。

B社-訳アリ退職の人たち

A社から転職した会社で海外人事の立上げをやっていたのですが、落ち着いた頃に外資系企業から転職してきた人がいました。外資系企業の人事だった人が日本発グローバル(を目指す)企業の人事ができるかといえば微妙で、立場が真逆になります。

入る前に出身会社がM社とわかり、A社の前に一瞬いた外資系企業もM社出身の人が多かったので、当時の上司(やはりM出身)に聞いてみたところ、
「私は直接関わらなかったけど、一緒に働いていた人に聞いたら『働きにくかった』って言ってたよ。M社から出向させられたのが嫌で辞めたみたい」
とのことでした。このように、すぐバレるものなのです。

プライドは高いし、自己呈示が過ぎるし、気遣いは無いし(例:忙しい専務に40ページもあるプレゼン資料を送りつけて秘書から怒られる)なるほど、同じ部署だと働きにくいです。
大した働きも見せずに隣の部に異動になり、やりたい事ができない!と言って辞めていきましたが、最終日まで部下でもない部署の女子に説教していました。

その人の後に、懲りずにまた外資系企業O社の出身者が入ってきました。私は既に絶賛転職活動中で、人材会社からスカウトがあるとホイホイと話をしに行っていました。

O社の人事出身の方が立ち上げた会社に行った時、
「O社さん出身の人と今一緒に働いていますが……」
と名前を出してみたところ
「アイツそこにいるんだ!仕事できないでしょ?弁が立つから生き残っちゃうんだよなぁ。あ、でもアイツは肩叩かれ組だから」

やっぱり!
とまぁ、こういうエグい情報まで得られる、まことに狭い業界なのです。

そうそう、A社から客先に常駐している時にその客先の経理にいた人が、ここに転職したらいました。確か3日違いぐらいの入社で、初期研修で再会してお互い驚きました。この人はまともだったので、とっとと辞めました。
B社のBはブラックのB、正解です。

C社-同じ業界は特にご注意

B社の後に入った外資の上司は、同じ業界からの転職でした。
自分がエライと思っているのか強権的だったので敵も多く、色々な話が耳に入ってきます。

「前職では受付嬢だった」
「人事でもなく総務的な仕事だった」
「得意なのはクビ切り」

ここから出ようと外資のヘッドハンターと会っていた時は、何人か
「で、〇〇さん(前述の上司)は英語上手くなった?」
「相変わらず敵は多いの?」
とニヤリ。ヘッドハンターにも無茶ばかり言っていたから、こう言われるのでしょう。

自分はどうなのか

海外人事で購買力補償方式の会社ですと、たいていコンサルティング会社から指数を買います。B社に移ってから最新情報を仕入れるか、とコンサル主催のセミナーに行ったところ、
「A社の人が、はなえみさんどこに転職したんだろう?って探してました」
と、コンサルタントに言われました。転職先は告げずに退職しましたので。

また、B社から出ようと活動中に受けた会社で、なんだかうやむやになった案件がありましたが、採用した人が定着しなかったようで、当時と違うヘッドハンターから転職後に連絡がありました。

「〇社の人が”B社にいたはなえみさんみたいな経歴の人がいいんだけど”と言ってるけど、もう別の所に勤めているんだよね?」
このように、人材会社にはデータが残っているので(もちろん、申し出れば個人情報は消去してもらえます)調べて連絡することも可能です。

これらはたまたま耳に入ってきたことですが、もっと色々な事を言われているのかもしれませんし、忘れ去られているかもしれません。

おわりに

どうしよう、もっともっといる……と気づいてしまったので、とりあえずここまでにします。レポートの2000字にはヒーヒー言っているのに、こういう2000字はホイホイ書けるのはどうしてでしょうね。

仕事柄、人材紹介会社やヘッドハンターとは転職活動をしていなくても繋がりがありますし、人材紹介会社を起業する人もいます。
いつお世話になるかわかりませんし、どこで繋がっているかもわかりません。

「ああ、あのヒト?(ニヤリ)」
などと反応されないように、気を引き締めておきたいものです。
まぁ、陰で何を言われているかなんて、わかりませんけれど。


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2022.7.11

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