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エニアグラムでモチベーションというものがわかった(かも?)

モチベーションを「動機づけ」とよくいいますが、ずっとピンときませんでした。仕事ができない上司から
「こういう仕事は貴女のモチヴェーションが上がると思う」
と、下唇を噛みながらと言われる度に、
(私のモチベーションの何がわかるんだ?自分でもわからないのに)
と苦々しく思っていました。

かつて通っていた英会話スクールのスタッフは
「モチベーションは”必然性”と言い替えられると思うんです」
と言っていて、それもそうかもと思う部分もありましたが、やはりしっくりきませんでした。

心理学勉強中に、性格心理学の参考資料として『9つの性格』が載っていたので、産業カウンセラー試験が終わった後に読み、エニアグラムに興味を持ちました。

エニアグラムはイスラム2千年の知恵。次のリーダーと、リーダーに何かあった場合のサブの人にしか伝授しなかったという、秘伝の人間学です。
面白いのは、現代になってからアメリカの大学で調査したところ、世界中のどのようなエリアでも9つの性格がだいたい均等に分布する、という点でした。民族性が無い、というのはなかなか興味深いです。

この本によると、私はタイプ7でした。
ただ、少し疑問に思う点もあったため、日本エニアグラム学会のワークショップを受けました。

結果、紛うことなきタイプ7でした。
ワークショップを重ねて初めてわかるタイプもあるそうですが、7はわりとわかりやすいようです。

ワークの中で、簡単にいうと『〇万円を入手したら何をしますか』という設問で絵を描きました(詳細な設定は伏せておきますね)。参加者は6人ぐらいだったか、それぞれタイプは違うようでした。
「こういう時、例えばタイプ4だとモノ、タイプ7だと行動に向かいます」
という説明があり、4の方は服やバッグの絵、7の私は旅行や旅先でのアクティビティの絵を描いていました。ほぉ~、恐るべし。

「タイプの違いは、モチベーションの違いなんです」
という説明を受けて、しっくりきました。タイプ7は”楽しいこと”がモチベーションだそうです。どうりで、例の上司がなんだかんだ言っても、楽しくない仕事を押し付けられているだけだったから、モチベーションなんて上がるわけがなかったのですね。

9つのタイプは、実は皆さんお持ちなのだそうです。ワークを重ねていく中で、長所を伸ばしつつバランス良くなっていくし、コミュニケーションもより良くなる、といったもののようです。そういう点では交流分析とも少し似ている部分がありますね。一番似ていそうなのはMBTIかな、と思います。

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