頭痛自慢する人、それ薬物乱用頭痛では?
「もう頭痛薬が効かなくて、どんどん強い薬になってる」
と自慢する人が結構周りにいました。病院に行けば?と言うと
「行った方がいいとは思うんだけどね、忙しくて」
今度は多忙自慢ですか~。
ヒトの身体なのでどうでも良いのですが、頭痛にも色々ありますから、何の頭痛なのか調べておいても損は無いと思うのですよね。
20代で一度良くなる
母も片頭痛で、体質が母に激似なことから、私も片頭痛なのだろうと思っていました。寝込むほどではありませんでしたが、たまに酷くなった時に医療機関に相談しても、”気のせい”扱いされたり、逆に何でも片頭痛のせいにする医師もいたりで、解決には至りませんでした。
20代の頃に、花粉症も酷かったので体質改善しようと、色々試しました。
片頭痛に良くないと言われる刺激の強いものは避けました──お酒、タバコ、辛い物、コーヒーはもともと摂っていませんでしたが──お土産のチョコレートを断ったり、生の玉ねぎがどうも良くないの気づいて止めてみたりしました。
「チョコレートが食べられないなんて、なんてことでしょう」
と、職場のチョコ好き女子は可哀想に思ったようですが、貰えば食べるけれど自分で買うほどでもなかったので、問題なし。
飲み会を断れたのも良かったです。頭痛になるので、と言うと
「自分は飲まなくても、楽しいから行けばいいじゃない?」
と言う人もいましたが、ニオイもダメなんですよね。アルコールのニオイと、酸化した油のニオイがする揚げ物と。大して楽しくもなかったですし。
これで一旦治まったように見えました。
ブラック企業で再発
30代、転職したらブラック企業だった時に、頭が割れるかと思うような酷い頭痛があり、これは噂に聞く『くも膜下出血』では!?と心配になりました。
その時は『頭痛Online』というサイトで、今も通院しているクリニックを見つけました。それまではあまり、専門知識を持ってきちんと対処してくれる医師に出会えなかったので、次は専門医を!と思っていたのです。
このサイトによると、私は片頭痛と、もしかしたら緊張性頭痛もあるのかな、と思いました。冒頭の人たちは、薬を飲み過ぎて薬物乱用頭痛になっているのではないかと思います。
頭痛ダイアリーをしばらく記録してみて、それも持参しました。
初診で「恐らく片頭痛という印象を受けますが」としつつも、他の病気ではないことを確認するために、血液検査、眩暈の検査とMRI・MRA検査を受けました。
それらの検査は異常なく、
「診断としては片頭痛、話を聞いているとストレスが原因かなと」
「ストレスですか?あります、あります!」
この返答が ↑ あまりにも明るかったからか、併設のストレス科の受診は勧められませんでした。
片頭痛の薬は、一般的な頭痛薬とは効き方が違います。この時も市販の頭痛薬は飲んでいませんでしたが、片頭痛の薬との違いに驚くほどでした。
激しい頭痛は頓服薬で抑えつつ、予防薬として漢方薬を服用しました。
徐々に頓服薬は減り、予防薬だった漢方薬を痛い時だけ飲めば効くようになりました。
脳ドックを受ける前に
「頭痛が心配だから、脳ドックでも受けた方がいいかな」
と言う人こそ、受診すれば健康保険が使えます。脳ドックは自費です。
今でも3年に一度はMRI・MRA検査を受けています。
お金が余って仕方ないなら脳ドックも良いでしょうが、せっかく健康保険料を払っているのですから、その後も継続して受診することを考えても、一旦受診しておいた方が良いのでは、と思います。
何よりまず、自分の状態を知ることです。
『頭痛Online』の頭痛コミック、ズッコミもわかりやすくて面白いです。
今は頭痛としては月一度の受診となっていますが、風邪でも受診しますし、熱中症も見つけてもらいましたし、インフルエンザの注射もお上手ですし、何より神経内科ですので、むずむず脚症候群の相談もすぐできました。
まだまだお世話になっています。
片頭痛も症状の出方や強さは人それぞれです。
私は痛みが強いので錠剤でしたが、吐き気が強く出るという友人は点鼻薬が処方されたそうです。しかも「これでもう頭痛になっても安心」と思ったのか、それ以来、片頭痛は出ていないそうです。
安心感が最高の処方だったようです。
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