TMS治療、9回を経過

 先日から書いているとおり、ASDとADHDの治療のため、TMS治療を受けています。
 現在、9回を経過。個人差はかなりあると思いますが、わたしの場合はもう打たなくていいかな?と思わせるほど、症状が安定しています。

 わたしはTMS治療を施してくれるクリニックのほかに、もうひとつ、心療内科にも通うようにしており、そこで心理テスト等を経て正式な診断を受けています。TMS治療を行うクリニックは心療内科ではないから、という判断です。

 この中間、かつて仕事をさせていただいた人たちとたくさん会いました。そのやりとりの中で、わたしが生まれつきASDやADHDであること、そしてその積極的な治療をしていることを告げました。でも、かなりお話をさせていただいている方々の中には、わたしにそういった特徴があることはわからなかった、と仰る方もいましたね。自分がASD、ADHDであることはこれまで必死に隠してきましたし、案外わからないものなんだな、とも感じました。

 とはいえ、いままで生きてきて
「この人は頭がいいのか、悪いのか、わからない」
「変わっている」
などと言われてきましたので…。
 いわゆる”普通”の感性に近づいていることは、かなり生きやすくなっています。

 また、おそらくASDやADHDを抱えていらっしゃる方とのやりとりもよりスムーズになっています。
 私見ですが、わたしを含めてこういった方々は話していて主語をわかりにくく省略したり、いきなり話題が飛んだりしがちです。なので、
「主語は?」
「いま、話が飛んだから、もとの話題に戻そう」
と、会話中に積極的に彼らを誘導することで、話したい主題を忘れることなく(信じられない方もいるかもしれませんが、そういった症状の方々同士の会話ではそもそも話したい第一の議題を忘れてしまうことがあるのです・苦笑)会話を進めることができています。

 自身がASDやADHDの特性を持って生まれた中で、こういった特徴は現代社会ではなく、違う時代であればむしろめちゃめちゃ優位に立っていたのかもしれない、と感じることはよくあります。
 たとえば、戦国時代であれば、任務としてでしょうが人を殺す能力が高い人が"優秀"とされたのかもしれません。

 何気ない日常のひとつひとつをとっても、"現代社会"において生きやすくなっているのはメリットに他なりませんね。
 TMS治療に関する研究に関する本などの資料は有名ではありませんが、それなりに結構あることも知りました。そういった資料を読みながら、自分自身がどこまでTMS治療を進めていくべきか、慎重すぎるくらい慎重に考えて、進めていきたいと思います。


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