花岡 貴子

花岡 貴子

最近の記事

ストラテラの薬効を映画鑑賞で比較する

 私は生まれつきのADHD、ASDです。  時代的に隠さないと不利が多かったし、そもそもADHDやASDという言葉すら知れ渡っていない世代の人なので、具体的に診察を受けて公的に自認したのは2022年から2023年でした。いわゆる大人のADHD,ASDというヤツです。  そんな私が2023年、ついに薬の治療を始めまして、ストラテラという薬を3週間服用しました。で、いろいろあって(以前書きました)薬を切らせてしまったわけですが、その状態で生涯一お気に入りの映画鑑賞をしましたので

    • ストラテラと格闘中

      こんにちは 生まれつきADHDでASDですが、ひた隠して生きていたものの、2022年から治療を開始。2023年12月からついに薬(ストラテラ)を飲み始めました。 本当なら順序立てて時系列に沿って書くべきなのですが、なんせADHDの特性を極力生かして生きていきたいと今でも考えている故、ひとまず思いのままに書いています。※のちに再構成はしたいと思っています。 どうぞ、ご容赦ください。 いま、ストラテラ40mgを3週間服用後、久しぶりに薬が切れている状態です。ストラテラは24

      • TMS治療のあれから

        あくまでも私の場合ですが、TMS治療、受けてよかったです。 わたしは物心ついたころから 「なんか自分は他の人と違う」 という違和感を抱いてまして。 結果、大人になってからADHD、ASDと診断されました。 わたしが若いころは、精神の病気の診断がつくだけで生命保険に入れなくなったり、すごく冷たい目で見られたりしてリスクが大きかったので精神科の門は怖くてくぐれなかったのですが… いまはそういった極端な偏見はなく精神科へ通いやすくなった。それがなにより良かったと思います。 も

        • 発達障害の治療中、生まれて初めて感じた「産んでくれて、ありがとう」というあったかさ

          発達障害の治療を始めて、これまで感じたことのなかった感情を体得することができました。 親に対して「産んでくれて、ありがとう」 治療が進む中で、あるとき、純粋にそう思えたんです。 これまで、親への感謝は人並みに口にしたことはありました。 でも、どこか形式的というか、クールな感覚だったんです。 むしろ、発達障害は遺伝性が強いため、 「こんな脳に生まれて、とても大変」 というネガティブな感情のほうが強かったかな、というのが正直なところです。 でも、そういった遺伝の話も取っ

        ストラテラの薬効を映画鑑賞で比較する

          TMS治療、9回を経過

           先日から書いているとおり、ASDとADHDの治療のため、TMS治療を受けています。  現在、9回を経過。個人差はかなりあると思いますが、わたしの場合はもう打たなくていいかな?と思わせるほど、症状が安定しています。  わたしはTMS治療を施してくれるクリニックのほかに、もうひとつ、心療内科にも通うようにしており、そこで心理テスト等を経て正式な診断を受けています。TMS治療を行うクリニックは心療内科ではないから、という判断です。  この中間、かつて仕事をさせていただいた人た

          TMS治療、9回を経過

          正式に診断を受けました

           9月2日、某精神科で正式にASD、ADHDの診断を受けました。  症状としては、複数項目にわたり「介助が必要」と言われまして 苦笑  これまで、すごく自分は頑張ってきたんだなぁ、と自分で自分を褒めてあげたくなりました。  診断を受けた年齢は53歳ですが、幼少期からずっと抱えてきたことなので、まぁ今さらなかんじはあります。  でも、自分の個性を正式に認められたようで、すごくホッとしています。  その精神科の先生からも「判定の王道は、現在も心理検査」と言われ、その検査を行

          正式に診断を受けました

          自由診療と覚悟

          ※2022年9月3日 追記  2022年9月2日、わたしは精神科医よりASD、ADHDの診断を受けています。以下はそれ以前に書いたものです。(追記おわり)  自由診療とは、治療として、国の承認を受けるための全段階を満たしておらず、有効性などが公的に確認されていないので『保険診療』として扱われないものです。  保険診療と厚生労働省が承認していない治療や薬を併用すると、公的医療保険による医療費負担は適用されず、治療費が全額自己負担となります。  自由診療を利用することで、新し

          自由診療と覚悟

          ASD/ADHD傾向の治療を受け、人生が明らかに変わってきている話

          ※2022年9月3日追記  2022年9月2日、わたしは精神科医から正式にASD、ADHDの診断を受けました。以下は精神科医からの診断を受ける以前に書いたものです。(追記おわり)  現在、私は脳に物理的な刺激を与える「TMS治療」を行っています。  これまで8回の治療を受け、経過はとても良好。初回から思考回路がスッキリした実感があり、計3回目の治療を終えたあと「さぁ、これまでやり散らかしたことをどう整理(処理)していこう」と感じたほど、自らの判断、価値基準、優先順位に変化が

          ASD/ADHD傾向の治療を受け、人生が明らかに変わってきている話

          ひとつの状況で2ジャンルの専門家の主張が相反することがある件

           ある医師が妊婦さんにカロナールの在庫不足からロキソニンを処方した件がtwitterで話題になっていました。  結論をいうと、妊婦さんのロキソニンの服用は胎児に影響を及ぼす恐れがあるとのことでした。  うろ覚えの知識だったので、ためになりました。  そして、妊婦がロキソニンを飲めない理由についてTwitter上では専門的な知識を持つ方々からのたくさんの知見が寄せられ、一方、ロキソニンを処方した医師に対しては昨今のカロナール不足に判断の優先順位を置いたことへの厳しい意見が寄せ

          ひとつの状況で2ジャンルの専門家の主張が相反することがある件

          扶養控除内で働きたい妻が「フリーランスで契約」したら上限は103万ではない件

           厚生労働省の審議会は、今年度の最低賃金の引き上げ額を31円とする目安を示した、という報道がありました。  私は民間の資格ですがAFPを持っており、ファイナンシャルプランナーとしても活動しています。普段、お金について相談を受けることも多いのですが、その中でここ数年急に増えてきた事象があります。  それは、「妻がパートを希望したら職場から『フリーランスで契約する』と言われがどういう意味?」と相談です。 「物価も上がっているし、バイトをしたい」 「家計を支えるために、パート

          扶養控除内で働きたい妻が「フリーランスで契約」したら上限は103万ではない件

          激痛整体に行ったら、まさかの腹痛に悩まされた件

           私は数年前からいわゆる五十肩、肩関節周囲炎に悩まされてきました。  結論から言うと、さまざまな治療を経て、左肩は全快といっていいほうど改善しています。しかしながら、右肩は以前から可動域が狭かったこともあるのか、まだ不自由が残ったままです。  まだ治療の途中ですが、救いをたくさんの病院に求めましたが、それ以外にも鍼や整体にもかかりました。その中で、先日SNSで見つけた"激痛整体"を受けた話を書きますね。  基本、整体は国家資格である柔道整復師を持っている人のところに行くよ

          激痛整体に行ったら、まさかの腹痛に悩まされた件