激痛整体に行ったら、まさかの腹痛に悩まされた件

 私は数年前からいわゆる五十肩、肩関節周囲炎に悩まされてきました。
 結論から言うと、さまざまな治療を経て、左肩は全快といっていいほうど改善しています。しかしながら、右肩は以前から可動域が狭かったこともあるのか、まだ不自由が残ったままです。

 まだ治療の途中ですが、救いをたくさんの病院に求めましたが、それ以外にも鍼や整体にもかかりました。その中で、先日SNSで見つけた"激痛整体"を受けた話を書きますね。

 基本、整体は国家資格である柔道整復師を持っている人のところに行くようにしていますが、時々、宣伝文句に連れられて「柔道整復師を持っているのかな?」と確証のない店にも行ってしまいます。
 興味本位というよりは、苦し紛れの選択、と言ったほうが気持ちに沿っているかな。その状況をとにかく変えたい一心で、「すごく効く」と評判の店に行ってしまうのです。
 まぁ、足ツボマッサージなんかは施術を行うための国家資格はないわけで。その延長上、くらいの気持ちがなかったわけではありません。

 が、しかし。
 先月、行った整体は…結論からいうと、良い効果も悪い効果もありました。
 まず、良い効果を言えば、たしかに腕は良かったと思う。たぶん、ずっと前からたくさんの方々の施術をしてきて、そのおかげで体が良くなった方もいたとは思う。拝察するに、手の感覚がすごく優れているんだと思う。腰と肩をみていただいたのですが、いわゆるインナーマッスルと言われる部分に直接触るようなかんじで刺激を加えようとする。思わず声が出てしまいますが、でも声を出すツボを押されたような感覚というか…痛さでいえば、神経痛のような直接神経に触るような痛みのほうがキツイです。個人的には。人によって違うとは思いますが、私の場合は神経に直接触るような痛みのときは、思わずうずくまったり、声が出なくなったりなります。。そういう意味でも、あくまでも私見ですが"声が出る"というのはその程度の痛みなのかもしれません。

 悪い効果は、そのインナーマッスルを刺激しようとするために、腸マッサージのようなことをされたのだけれど。その日からしばらく便が5センチ以下の細切れ状態になったのです。原因はわからない。あと、左の腸とその部分に対応すると言われる足裏に鈍痛が続いた。体全体の姿勢やバランスは確かに良くなった気がする。でも、いままで"歪み"(?)のあった左腹に負担がきているような体感が消えなかったのです。
 でも、それをその整体に言ったところで解決しないだろう、と思ったので何とか治らないかを模索しました。
 どうしてその整体に相談しなかったかといえば、最大の理由は医療で明らかになっているエビデンスとはかけ離れた独自の解釈を熱弁するからです。砂糖や小麦粉の体への影響について熱心に話していたけれど、少なくとも私が海外の資料等から仕入れた情報とは似ているようで違っていたし、それ以前に、人体の構造について「これは明らかに違います」ということを当然のように話すので、引きました。独自の思想を持つのは自由だし、人体はまだ知られていないことがたくさんあるのは十二分に承知しているけど、あまりに独自の解釈を自信を持って話しているので、あぁ、合わないな、というか、私は無理…としか思えませんでした。
 で、その腸の不具合は、その3週間後に人間ドッグで担当医師が診察の途中で腸マッサージをしたらアッサリ治りました。ほんとに、あっさりだった。便の状態もそれ以前と同じ状態に戻ったし、左腹の鈍痛も無くなりましたから。このときは、ほんと医師免許を持つお医者さんの手と頭脳を信頼したし、ホッとしました。
 あと、もう1点。わたしは整体師さんには言わなかったけど、若いころの事故で骨に少し異常があります。黙った状態でそれを見抜けるかな?と期待したのですが…特に気づかれませんでした。期待しすぎたようです。
 いや、期待はしちゃうよな、やっぱり。自分は気に入らないかもしれないけど、柔道整復師なりを取得するなりして勉強をしたりしてほしかった。

 その後のわたしですが、姿勢についてはよくもなく悪くもなく、です。以前から感じていることですが、整体等で物理的に矯正してもしばらくすると元に戻ってしまうんですよね。それよりも筋トレやストレッチを継続しながら体を整えていく。その補助的な役割として筋肉を緩めるための整体や針灸にかかりたいな、と思いました。

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