クロスワードを解くように、自分のココロを解いてゆく
クロスワードって、難解で簡単には解くことができませんよね。
でもその分、解けたあとの爽快感や達成感にはなんとも言えないものがあります。
これって、心も一緒
だと思うんです。
以前からよく私は
「心との対話」をすることが大切
というお話をしているんですが、
心ってクロスワードのように難解で、
とても難しい。
ですが、それでも心としっかり向き合い、
紐解いて、その答えを知ることで
言い表せぬ爽快感と
先々の生命力を生み出す活力をもたらしてくれます。
自分は本当のところ、
何に苦しんでいるのか
どんな気持ちなのか
これに気づくのが
なぜ大切なのか、
そしてどうしたら自分の本当に気持ちに気づくことができるのか。
今日は私の経験を交えてシェアしていきたいと思います。
1、無意識の行動は幼少期の経験が影響している
私はカウンセリングを受けることで
幼少期の気持ちを振り返って深堀りをした時、
初めて気づく自分の「本当気持ち」がたくさんありました。
例えばこんなかんじです。
▼▼▼
子供の頃、食卓を囲むとき
父と祖父が言い争いをする場面が多々ありました。
今思えば父と祖父は実の親子なので、
多少の小競り合いはあって当然。
でも当時小さかった私からすると
大問題だったようです。
その状況の中、当時の私は
必死に場の空気を取り持つように
明るく振る舞ったり、
自分の話したいことを我慢したり
そうしているうちに、気づくと
自分よりも周りの調和を
優先するように脳がセットされていきました。
幼少期の経験から無意識にそうセット
されてしまったようです。
大人になるまでその癖は消えず、
他人を優先していることにも気づかず、
明るいけれども、なぜかあまり本音は言えない
(むしろ本音に気付いていない)そんなちょっぴり苦しい生活をしていました。
他人を優先しすぎて、
自分の本音がわからない、
分かったとしても誰にも
言うことができない
そんな思考で心が八方塞がりになると
自分の本当の居場所がない・・
と苦しくなってしまうんですよね。
私もその当時、
「この苦しさはどこから来るのか」
検討もつきませんでした。
長年蓄積されたこの感覚、深掘りしていくと
染み付いてしまった過去の記憶が原因でした。
そんな私が大きく変わったきっかけは
「カウンセリング」です。
2、カウンセリングは特別な人だけがするものではない
カウンセリングって、何か大病を患ったり
ものすごく辛い経験をした人が
経験するものだと思ってる人が
多いかもしれません。
私もその一人でした。
でも私はこの経験を通じて
カウンセリングは、
みんな一度はやった方がいい
と思っています。
なぜなら、
過去を振り返るいいきっかけになるから。
人にはそれぞれ、幸せだけできたわけではなく、辛い経験もたくさんあったはずです。
その辛い過去の想いは
きちんと昇華したものもあれば、
心の奥深くに蓋をされて
眠っているものもあります。
過去の記憶や想いは意識の上では忘れてしまっていたとしても
脳の中では、年輪のようにしっかり当時の記憶は深く刻み込まれています。
その、心の奥深くに眠っている蓋をされた
「想い」は、気づいてほしくてたまらなく
ウズウズしているのです。
そしてその「想い」は
気づいてもらえずにいると
日常のふとした瞬間に
モヤモヤさせたり、憂鬱感を感じさせたりと
気付いて欲しくてときどき悪さをしてきます。
3、過去を振り返った時、悲しかった、さびしかったのは誰?
私はカウンセリングを通じて
今まで背負ってきた多くの
重りを外してきました。
カウンセリングを受ける前の自分が
笑っていてもどこか笑っていないような、
そんな感覚だとしたら、
カウンセリングを受けた後の私は
長年の心の霧が晴れたような感覚
というくらい、本当に自分でもびっくりするくらい、スッキリしているのです。
この「カウンセリング」こそが
本当の自分の気持ちに気づくきっかけ
になりました。
では、カウンセリングで
どんな気づきがあったのかというと
こんなかんじです。
またタイムワープして、
幼少期、食卓を囲む場面を想像します。
▼▼▼
また父と祖父が言い争う場面が現れます。
そこで自分がどう感じているか、
カウンセリングでそれを聞かれたときに
とっさに出た答えはこうでした。
「喧嘩をすることで、周りの家族が悲しむ姿をみたくない」
ではそこで、
それが本当の気持ち?と
再度、確認をしてみます。
もう一度
食卓をイメージし直し
食卓を囲む
その場で悲しい表情をしている人は
誰でしたか?
この質問をされ、
よくよく振り返ると
その場面で本当に悲しい表情をしているのは
誰もいません。
実は、「私自身だけ」でした。
弟は小さすぎて何もわからず、
明るい母親はいつも通りにしている。
実は周りの家族はその状況をなんとも思っていなかったんですよね。
「そうか、
ずっと周りを整えようとしていたけれど、
本当に整えて欲しかったのは「自分自身」だったんだ。」
▲▲▲
そう気付いた瞬間、
背中に大量の血液が流れるのを感じました。
そして血行が良くなり、
一気に全身がポカポカと暖かくなったんです。
本当に不思議な体験ですよね?
次の日、朝起きると経験したことのないくらいに体の調子がよく、
心もびっくりするくらいに穏やかになっていたんです。
過去の記憶の捉え方が変わるだけで、
体まで変わってしまう
そんな体験をした瞬間でした。
その経験から私は
本当の自分の気持ちに気づくこと
これこそが楽に生きるきっかけだ、と思うようになりました。
4、過去の「想い」は気付いてもらえると、昇華していく
私のケースのように、
過去の記憶はもうとにかく曖昧です。
だから一回の深堀ではなかなか気づけない本当の自分の「想い」があったりするんですよね。
辛い経験をした当時の「想い」が
昇華されたくて、ウズウズしています。
皆さんも是非、振り返ってみてください。
小さな頃、我慢していたこと
やりたくてもできなかったこと
他人を優先してしまっていたこと
言いたくても言えなかったこと
その一つ一つを紐解いて、
本当の気持ちに気付いて昇華していく
この作業は、今後の人生を大きく変えるかもしれません。
もしかすると、
長年苦しんできた体の調子に変化があるかもしれません。
何かが生きづらいと感じている人、
本当の自分を出せずに苦しいと感じている人、
長い人生の中のほんの1時間、
この作業に時間をかけてあげることで
ずっといた霧の中から
「自分を救出することができるかもしれない」のです。
蓋をしていた「想い」に気づくことができたら、
しっかり味わって、「辛かったね」と寄り添ってあげましょう。
きっと何か変化があるはずです。
5、一回の深堀りでは分からないこともある。
一回の深堀りには、気づきの限界があります。
私の例でも、最初は食卓を囲む時、
「周りが悲んでいる」と思い込み
ずっとそこで止まっていました。
でもさらに一段深く、深ることで
「本当に悲しんでいたのは、自分自身だった」ということに気づくことができたんですね。
簡単に認識できるところに、本当の答えは少ない
もっと根底のもっと深いところの「想い」に気づくことが重要
と、私は思っています。
過去の記憶は一度だけではなく何度も振り返ってみることが大切ですし、
主観だけでは気づきにくいと感じるところは、他者に介入してもらったり、
カウンセリングなど受けてみることでも
大きく意識が変わります。
私はこの経験でとっても楽に生きれるようになったことで、小さな気づきを皆さんにも実感してもらいたい!と
思うようになりました。
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もちろん自分で時間をかけて深堀りワークをすることで導き出せる気づきもたくさんあると思います。
でも一人で質問から、
深堀まで行うのは本当に至難のわざ。
私が少しでも協力できたらと思っています。
自分の心を探ることは、
クロスワードを解いていくように
難しく、そしてたくさんの発見がある作業です。
モヤモヤを少しでも抱えていると感じるならば
このまま生きていくのではなく、
これがタイミングだ、
と思って、いままでの過去を振り返ってみませんか?
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