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この子と、手を繋いで歩けるのは、いつまでだろう。

「ママのとなりを、歩きます。お約束だよ」

彼が歩けるようになってから、何回も何回も繰り返してきたこの言葉。

最近、めっきり言っていない。

「長男くん、お約束守れるよ」
「手を繋いだほうが、いいかねぇ〜」
「ママのそばにいるから大丈夫だよ」

そう言って自ら手を握る。
手を繋ぎたくないときは、「繋がないよ」とは言うものの、そばを一緒に歩いている。

元気印の長男は、ハイハイのときから「探検家」だった。山があるから登るのです。道があるから出て行くのです。「常に、自ら死ににいく」。そんな幼児。

ショッピングモールでひとたびベビーカーからおろせば、即ダッシュ。
ママ友さんとランチとなっても、座っていられない長男を追いかけ回し、他所へ連れ出し、なに話したっけ…?状態。
次男の妊娠中は、大きなお腹で長男を追いかけ回す日々。

座ってごはんが食べられる子。
ママと一緒に買い物できる子。
手を繋いで一緒に歩いている子……。

いつかはうちの子も。
でもそれっていつ?

よそと比べても仕方ない。
うちの子には、うちの子のよさがある。

わかってる、わかっていても、いつだって、つらいのは「今」だ。

「今」がつらい、つらいけど、じゃあどうしてそれが過ぎ去ると今度はちょっと寂しくなるんだろう?

わがままだなぁ。
訳のわからん、支離滅裂な、わがままが出るくらいには、我が子が可愛くて愛おしい。

振り返った時にようやく「あれが最後だったのか」ってわかるものたち。

手だって、いつまで繋いでくれるんだかわからんぞ

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いまこの一瞬が、毎瞬、輝かしい。
過ぎていく、終わりがあるから、キラキラ光る。
育児って、そんな瞬間の詰め合わせだね。
儚くて、残酷で、美しい時間だね。

最推しは息子たち。あと夫。
推しは推せるうちに推せ。

推しとの生活、大事に守っていきたいな。

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