映画「ルックバック」が創作するすべての人に刺さると思ったので私見を垂れ流してみた
「じゃあ藤野ちゃんは、なんで描いてるの?」
いや、まぁ泣いたよね………
ルックバック、見てきました。
感想とか考えたことを書きますが、
核心に触れるようなことは書きません。
気になる方はブラウザバックで🙏
わたしは漫画家でもないし、売れっ子でもないけど、毎日note書いて、手帳6冊書いて、仕事でも書いて、毎日毎日、なにか書かない日なんてなくて、だからなんかこう〜まぁ〜「なんでかいてるの?」という問いは、すごく刺さった。
つらいこともある
書いても書いても終わらないし
読んでるだけの方が楽だよ
自分でかくもんじゃない
じゃあ藤野ちゃんはなんで描いてるの?
なんでかいてんだろ、何にもならないのに
そう思ったことある人は、noteの街にも山ほどいるんじゃなかろうか
あ、敵わないなと圧倒的な力の差を見せつけられたときの「だってわたしは時間がない。あの人には時間がある、だからわたしのほうができてなくても仕方ないよね」っていう防御反応
マルマンのスケッチブックで可視化される努力の量と、スキル獲得に費やされた時間の長さ
どんなに努力しても、天才には追いつけないんだな、って悟ったようなことを思って、「もうやーめた」ってなる瞬間
それでもやっぱり好きだから戻ってきてしまう場所
そういう、表現する人の心の振り幅が緻密に詰め込まれている、そんな1時間だった。
🌷
ちょうどここ数日、コツコツ努力して積み上げていくことについていろいろ考えてた。
わたしは、努力する人が好き。
自分が「自信は努力の積み重ね」をモットーにして生きてきたから、努力して努力して、その努力のぶんで自分をカバーして泥臭く頑張る人が好きだ。
だから、予告にブルーピリオドが流れるのも反則だなって。
以前も書いたことがあるのだが、わたしは「ブルーピリオド」が大好き。努力タイプの主人公・八虎に自己投影しすぎてるので、毎回読み終わるたびに胸が苦しくなっている。予告編でもさ、「才能がないなら、天才と見分けがつかなくなるくらいまでやるしかない」って流れるんだよ。天才じゃないけど、頭を使って、努力の量でカバーしようとする八虎が本当に愛おしい……ッ。
ってなってるところへ、そのあとに、ルックバック本編で「4年生でわたしよりうまいやつがいるなんて絶対許さない!!!」って、毎日毎日毎日絵を描く藤野。京本も山盛りのスケッチブックのなかで毎日毎日絵を描いている子で……。
ずるいじゃんこんなの。
努力したって必ず成功するわけじゃないよ
それでも、わたしは、一個の目標に向かって頑張れる人たちのことを尊いって思うし、応援したいって思うし、そこにはそのあいだにしかない煌めきがあると思っている
どんな結果が先に待っていたとしても、走っている最中に見た景色は、立ち止まっているあいだには絶対に得られなかったかけがえのない宝物だと思うんだよ
どんな形であっても、だれかの頑張りをだれかが笑っていいわけないんだよなぁ
飛び道具みたいなもの(コミュ力とか…)を持ってる人からしたら、コツコツすること「しかできない」ような人(わたし)って小さくて地味で薄暗いところにいる陰気な女に映るんだろう。まぁ合ってるっちゃ合ってるんですが……。笑
リアルのつながりもないし、コネもないし、飛び込み営業とかできるようなタイプでもないし、自分から連絡してアポとって色々できるような感じでもないし……わたしの「できなくはないけど、すごくパワーを使うこと」は、「華やかで、目立つこと」。
でも、やっぱりね、どんなに華やかに見えても、活躍してる人で努力してない人なんていないんだよね。
一握りの「天才!」みたいな人は違うのかもしれないけど、すごいなって思う人はみんな等しく頑張ってる。すごい体力があるとか、要領がいいとか、得意不得意とか、そういうパラメータの違いによる努力の質や量の違いはあるだろうけども、なんにもしないでぽーんと成功してる人なんていない。
「あの人は毎日楽しそうにふわふわやってるのに、全然つらそうじゃないのに、成功できてていいな」って人がいたとしたら、運とか後ろ盾とかを除いた場合
・それ以前に、散々めちゃくちゃに努力をしてきた
・努力することが歯磨きになっている
・努力することが娯楽になっている
・水タイプが海でバトルしてる
みたいなことだとつねづね思ってるんだが、映画見てあらためて、そう感じた。
さて、じゃあわたしはどうだ?
どれだけ、かくことに時間を費やした?
どれくらい練習して
どれくらい勉強して
どれくらい書いた?
まだまだ全然足りないしスキルアップには終わりがない。すごいライターさんは山ほどいる。上手く書けない。つらい。失敗することもある。noteに書いてる記事なんてそれこそ一円にもならない。。
とんでもない沼に足を突っ込んじまったようだな
でも、
もしもう働かなくてもいいくらいお金が手に入っだとしても、きっとわたしは文章を書くだろう。
……さあ、ここで最初の問いに戻ってみよう。
「じゃあはなちゃんはなんで描いてるの?」
わからん!!!!
まぁ流れ的にはわたしが毎日毎日書いてるものたちも、わたしの人生の尊い煌めきのひとつなのかもしれない……みたいに着地するのが綺麗かなと思いつつ
一番近いのは「気持ちいいから」な気がするんだよね
自分のために書く、ということからわたしはずっと出てこれてないとおもう
お仕事とかで、誰かのために書くこともあるよ
でも、誰かが「ありがとう」って言ってくれて、わたしが気持ちよくなってて、そのために書いてるから、全部自分のためだ
誰かのためにって思えるようになったら、もっと違う文章がかけるようになれるのかな?
この記事も、頭の中にわーって文字が湧いて出てきたやつを書いたから、自分が気持ちよくなるために書いただけの文章だよ。インプットが多かったせいでまとまりがなさすぎてこの形にするまでに1時間以上かかってしまった。
しかし、映画の後のあのぼんやりとした心地いい余韻はいったいなんなんだろうね。
ブルピの映画も見たい
今回なんて特に「自分のために書いてる文章」だけど、もしここまで読んでくれてる人がいたらありがとうございます
明日も朝早いのでお風呂入って寝ます!
おやすみなさいませ。
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