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願書はもらった?≪令和5年度入園≫面接準備に役立つ知識をご紹介!

10月に入り、来年度の入園を考えている保護者の方々は、幼稚園や保育園に見学に行ったり、情報を集めたりとお忙しいのではないでしょうか。
今回は、いよいよ近づいてきた『幼稚園の願書提出日』について、幼稚園で新入園児の面接を担当したこともある私が、合格のコツやポイントをご紹介していきたいと思います!

<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>

【大切】入園願書はもらいましたか?

 まずはじめに大切なことは、入園願書はもらいましたか?ということです。
園によっては、既に配布を行っているところがあります。また、遅くても10月15日頃までにはどの園も配布を始めると思いますので、まだ手元に願書がない方は、園に確認をしたり、パンフレットを確認するなどして、忘れずに願書を受け取るようにしましょう。
園によっては、願書の配布枚数が決まっていたり、有料で購入するところもあります。配布枚数が決まっている場合は予定枚数を終了してしまうと、願書がもらえず入園ができなくなってしまうことがありますので気を付けましょう。

【大切】願書提出日と面接日・時間を確認しておく

願書提出日は一律で決まっている

 次に願書提出日と面接日・時間を確認しておきましょう。
願書の受付日は、都道府県によって一律で決まっていることが多く、
11月1日から願書の受付開始という都道府県が一般的です。
11月1日から受付開始ということは、11月1日以降ならいつでもOKということになりますが、定員に達し次第受付を終了してしまう園がほとんどなため、園の方で指定がある場合以外は11月1日に提出することが望ましいです。
ここで注意をしてほしいことは『11月1日が土日であっても願書を受付する』ということ。今年度の11月1日は火曜日ですが、もし別の年度で願書提出日が土日にぶつかった場合も土日に願書受付をする園が多いです。(園より指定がある場合を除く)

面接日を確認しておく

 願書提出日の他に、面接日を確認しておきましょう。

・願書提出した際に予約をとり、当日面接を行う
・願書提出した際に予約をとり、後日面接を行う
・願書配布の際に面接の仮予約を行っており、当日に面接を行う
・願書提出後そのまま面接にすすむ

など園によって様々なパターンがあります。
お子様を通わせたい園では、どのような方法をとっているのか予め確認しておきましょう。
予約制なのにも関わらず、飛び込みで来園した方も過去にいらっしゃいました。対応してもらえない場合もありますので、必ず確認することをおすすめします。

面接はどんなことをするの?

 入園面接と言われると、とても緊張してしまいますよね。
「人見知りで初対面の人に受け答えなんてできないと思う…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
面接は、有名私立幼稚園・国立幼稚園では申し込み人数も多く倍率も高いため、どうしても選考するための面接になっています。
しかし公立幼稚園や、一般的な私立幼稚園ではあまり心配することはないでしょう。
ここでは、有名幼稚園ではなく、一般的な幼稚園を例にあげていきたいと思います。

こんなことをする園が多い

 名前、年齢、誰とどうやって来たか
 色、形がわかるか
 好きな遊びは何か
 簡単なパズルができるかどうか
面接ではこのような内容を尋ねたり、やってもらうことが多いです。

頭がいいかどうかを知りたいわけではない


 面接で色々な質問をされると、『頭がいい子かどうか』を見られている気持ちになってしまうかもしれません。
でも実は、面接で見ているのは『知能』ではありません。

面接時に見られているところは、こんなところなのです。
◎椅子に座っていられるか
◎面接官の先生の話を理解することができているか
◎コミュニケーションをとることができるか

もちろん、名前や年齢を答えることができたり、色や形を正解することができるのは素晴らしいことです!
しかし、それができなかったからといって落ち込まなくても大丈夫です。

多くの園では、面接を通じてお子様の個性や性格、様子を知りたいと考えています。また、保護者の方とは通園方法やアレルギーの確認、ご家庭の教育方針が園とかけ離れていないかどうかなどをチェックします。

人見知り、場所見知りで受け答えができない子はとても多い

 実際、面接官を経験しましたが、面接の際に場所見知り・人見知りをしてしまい受け答えができない子はとても多いので安心してください!
いつもと違う雰囲気を、お子様は敏感に感じ取ります。プレ保育に通っていたとしても、いつも懐いている先生に対して何故か話せなくなってしまう子もいます。
 しかし、先生たちは場所見知り・人見知りすることを想定して、面接を行っています。その上で、お子様が話を理解することができているか、コミュニケーションをとることができるかを判断させていただいています。

保護者の方は、お子様を見守っていてください♪


 名前も年齢も、いつもは言えるはずなのに今日は全く言おうとしない!
私にべったりくっついて、先生の方をじっと見ているだけ…このままではせっかく申し込んだ幼稚園が不合格になってしまう!!

そう焦るあまり、面接時にお子様ではなく保護者の方が必要以上に口をはさんだり、保護者の方が受け答えをしてしまう場合があります。

先生「お名前言えるかな?」
子「…」
保護者「どうしたの?いつも言えるじゃない!すみません、緊張してるみたいで。ほら、言ってごらん。〇〇 〇〇です!でしょ?」
子「…」
保護者「〇〇でしょ!先生、いつもはちゃんと言えるんです!!」

先生「〇〇ちゃんは、何をして遊ぶことが好きなのかな?」
子「…」
保護者「……(汗)  ブロックで遊ぶことが好きです!!車を作ったり、家を作ったりいつも夢中で遊んでいるんです!」

このように、お子様が言えないからといって、保護者の方が補助をする必要はありません。言えない、答えられない場合も、先生方はお子様とコミュニケーションをとろうと、様々な会話を用意しているはず。
焦ってしまいますが、先生の面接力と、お子様の力を信じて見守りましょう。

お家でできる面接準備

 お子様ができる限り面接で緊張しなくてすむように、お家で面接の準備や練習をしておくことがおすすめです。ごっこ遊びのようにすると、お子様もプレッシャーを感じず自然に練習をすることができますよ。

ステップ1 幼稚園に通うこと、先生とお母さん(お父さん)とお子さんでお話をする日があるということを予め伝えておく
 カレンダーに印をつけたり、幼稚園の前を通ったときなど、「今度幼稚園に行って、先生と〇〇ちゃんがお話をするよ」と伝えておきましょう。
その際、お母さん(お父さん)も横にいるから心配しないで!と伝えることで、不安な気持ちを軽減してあげましょう。

ステップ2 こんなことを聞かれるかもしれないということを伝える
 「先生とお話するとき、先生は〇〇ちゃんのお名前を知らないから、“お名前教えてください”って言われるかもしれないんだけど、言えそう?」
「先生、〇〇ちゃんと遊ぼうって言うかもしれないよ!“これ何色?”って聞かれたら、〇〇ちゃんは先生に教えてあげられる?」
このように具体的に、先生との会話を想像できるようにしてみましょう。

ステップ3 面接練習をしてみる
 「お名前教えてください!」「何歳ですか?」「これは何色ですか?」「これは何の形ですか?」などと、簡単な面接練習をしてみましょう。
答えられた場合、「すごーい!!かっこいい!!」「かっこいいから、先生びっくりするかもしれないね!」とたくさん褒めてあげましょう。

ステップ4 面接の日が近づいてきたら、当日に着る服を着せ、面接ごっこをしてみる
 面接の日が近づいてきたら、当日の服装に着替えて面接ごっこをしてみるとよりイメージが沸きやすいです。せっかく練習をして完璧でも、当日にオシャレな服を着せられたことで緊張してしまう子がいます。
普段着ではなく、少しおめかしをする場合は予めその服も着せて、慣れておきましょう。

当日の服装はどうしたらいい?

 当日は、どのような服装をしたらいいのでしょうか。
実はこの部分は園によって違いますので、一番確実なのは既に園に通っている先輩ママに聞くことをおすすめします。
園に聞いても良いのですが、「服装はあまり気にしないで」「普段着で」と言われてしまう可能性もあります。
私が勤務していた園は、『普段着で』とお伝えしていましたが、それでもフォーマルなスーツを着て来て下さる方もいましたし、逆に「普段着すぎでは…!?」と思うようなシミがついているような服装の子もいて、『普段着』の捉え方は人それぞれなのだなと感じました。(もちろん服装で不合格にすることはありませんよ!)
一番多かったのは、普段着の中でもちょっとおめかしをしているような服です。「今日は素敵なお洋服だね!」「かっこいいね!似合っているよ!」と先生たちが声をかけるような、でもスーツ系ではない服装でいらっしゃっている方が多かったです。

最後に…


 いかがでしたでしょうか。
お子様の願書提出日が近づき、不安がいっぱいの方も多いと思います。
特に面接に関してはなかなか園に聞くことが難しいと思いますので、少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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