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立ち合い出産希望する?メリット・デメリットをご紹介!

こんにちは!妊活・子育てサポートアプリCOTETEで保育士監修ページを担当している、さとうなつこです。
出産は新しい命が誕生する喜びに満ちた瞬間ですが、出産方法については選択肢も多く、主にママの希望が考慮されることが多いです。
その一つとして「立ち合い出産」があります。立ち合い出産は、パートナーや家族が出産室に立ち会い、母親をサポートする出産方法です。

この記事では、立ち合い出産のメリットとデメリットについて詳しくご紹介します。

<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>

立ち合い出産って?

妊娠中や出産時に、パパなどの家族が分娩室内に入り、一緒に出産の瞬間に立ち会うことを指します。立ち合い出産を希望するかどうかは実際に出産をするママを始め、家族の気持ちが大切です。
そして立ち合い出産をできるかどうか、誰ができるかは産院によって大きく異なるので、予め確認しておくようにしましょう。

立ち合い出産のために入室できるのは誰?

では、立ち合い出産のために分娩室に入れるのは誰がいるのでしょうか。
この部分も、出産をする産院によって方針が大きく異なります。

・ママが希望すればだれでも入室ができる
パパや自分の子どもを始め、実母、兄弟姉妹、義母など誰でも入室ができる産院があります。多くの場合、予めの申請が必要で、当日に駆け付けたからといって入室できるわけではないことがほとんどです。

・パパ、自分の子、実母のみ
兄弟姉妹や義母は入室対象外の産院も多いです。特に義母は、他人です。出産というデリケートなシーンを義母に共有してほしくないというママはとても多いため、予め産院側で『パパ、自分の子、実母のみ』と制限してくれています。

・立ち合い出産不可
立ち合い出産不可という産院もあります。特に感染症が流行している昨今では、不可にしている産院も多いです。

このほかにも、帝王切開の場合は立ち合い出産はできません。
立ち会える実子も、小学生以上などと制限がある場合も。
立ち合い出産を希望する場合、予め産院に詳細を確認しましょう。

立ち合い出産のメリット

それでは、立ち合い出産をすることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。解説していきたいと思います!

絆が深まる

立ち合い出産は、パパとの絆を深める素晴らしい機会です。出産の瞬間に立ち会うことで、共有する感動や喜びが、家族の絆を強くしてくれるのです。
出産のことは一生覚えていると言われるほど。辛いときに支えてくれた気持ちは、いつまでも残り続けます!

母親のサポート

出産は体力的、精神的に本当に大変な瞬間です。パパや家族が立ち会うことで、ママは安心感を感じ、ストレスや不安を軽減することができます。ストレスや不安が軽減するとゆったりとした気持ちでお産ができることも多く、ママにとってとても良い状態になります。一緒に頑張ってくれる人が隣にいると、心強いですよね!

出産体験への参加

パパや家族が立ち会うことで、出産体験に参加することができます。
家族の一員としての役割を感じ、新しい家族をその目で迎えることができます。これにより、「自分の子が生まれた」という実感が沸き、パパとしての自覚もより芽生えやすくなります。
実際私の夫は産院の方針で立ち合い出産ができなかったのですが、「これがお腹に入ってたのかぁ」とは思ったけど、実感はすぐには沸かなかったと言っていました。
先に生まれた兄姉が出産を間近で見ることで、生命の神秘を感じることができると共に、弟・妹が生まれた実感も沸きやすくなります。

早期のスキンシップ

立ち会い出産をすることで、赤ちゃんとの早期のスキンシップが可能になります。生まれたばかりの赤ちゃんを見る、抱くという行為は、当たり前ですがこの瞬間にしかできません。かけがえのない時間を、家族で共有することができます。

立ち合い出産のデメリット

いいことばかりに感じる立ち合い出産ですが、デメリットもあります。その点も理解した上で、どうするかを相談するようにしましょう。

精神的な負担

出産は予測不能な状況や急変する可能性があるため、パパや家族にとって負担となることがあります。ママが頑張っているときに、自分が全然力になれていないことに落ち込んでしまったり、自分がサポートしているつもりなのに怒られてしまったりと、もどかしい思いをすることが精神的に辛く感じる人もいます。

予期せぬトラウマ

出産時の予期せぬトラブルを間近で見てしまうことで、トラウマを抱える可能性があります。血や痛みに過敏な人にとっては、血まみれの赤ちゃんや、「痛い痛い」というママの声が怖く感じてしまうということも。
実際、血が苦手なパパが立ち合いをしていて、気分が悪くなって退室してしまいママや看護師さんが苦笑い…ということもあるようです。
様々なことを想定して、立ち合いをするかどうか検討しましょう。

夫婦関係の悪化

立ち合い出産ではパパがママをサポートする役割がありますが、その際にパパの態度などにママがイライラして、夫婦関係が悪化したというエピソードもよく聞く話です。ママが命がけで戦っている出産時の出来事、多くのママは一生忘れないのだそう。

また、命がけで出産をしているママに対してとても失礼なことですが、「立ち合い出産をしたパパが、その後ママのことを女として見れなくなり、セックスレスになってしまった」という話もよく耳にします。
「痛い痛いと叫ぶママに、女を感じなくなってしまった」という酷い話もあれば、「陣痛で余裕がなくなってしまったママに暴言を吐かれてしまい、傷ついてしまった」というなんとも悲しいパターンも。
改善できた夫婦も、そのまま改善できなかった夫婦もいるので、その部分も合わせて慎重に決断したほうがよいでしょう。

このように、立ち合い出産にはメリットだけではなくデメリットもあることも理解した上で、夫婦での話し合いが必要だと感じます。

立ち合い出産 トラブルエピソード

最後に、立ち合い出産のトラブルエピソードもいくつかご紹介します。

1、撮影に必死で怒られてしまった旦那さん
一生に一度の出来事をしっかりと収めようと、三脚を立てたビデオカメラをセットし、一眼レフでスタンバイした旦那さん。
助産師さんが「ママの手を握ってあげてください」「腰をさすってあげてください」と言ってもパシャパシャ。三脚のビデオカメラも、色々なところに移動させるため、ママの周囲をふらふら…
最後分娩になるとき、なんとママの足側に移動し、撮影をしようとした旦那さんに、助産師さんの雷が落ちました!「ママのサポートできないなら出ていって!!邪魔です!」と追い出されたそうです。
記念に残したい気持ちもわかりますが、撮影にばかり気をとられるのは違いますよね…

2、血が苦手な旦那さん、貧血で倒れる!
立ち合い出産中、ママからの出血と赤ちゃんについた血を見て、バッターンと倒れてしまった旦那さん。慣れているのか先生は冷静で、脈を確認して無事だとわかると、そのまま放置で出産を優先したのだとか。ママは恥ずかしくて、泣きそうになったと言っていました…!
出産シーンを撮る!と張り切っていたカメラには、産声は入っていたものの、天井が映っていたそうです。笑

3、これ実母じゃなくて義母です!
分娩室で頑張っていたところ、「お母さんがきてくれましたよ!」と義母さん登場!どうしても出産が見たかった義母さん「“実母”です!娘の許可とってます!」と言って入ってきたのだそう。バースプランに≪義母には立ち会ってほしくない≫と記入していたママは出産の痛みもあって大爆発!!「これ、入ってきてほしくなかった義母です!!」と叫び、看護婦さんに怒られながらつまみだされたのだそう…
早く孫を見たかったそうですが嘘はだめですよね。

4、全然覚えてない!パパを罵るママ
陣痛中は痛みで余裕がなくなってしまうママも多いです。そんな中、パパに向かって暴言を吐いてしまうママも少なくないんだとか。
私も隣の分娩室から、「そこじゃねーんだよ!役立たず!」「帰れ!」とママの怒鳴り声が聞こえたことがありました。笑
しかも、出産後は暴言を吐いたことを覚えていないことも多いようなので、予めパパに「余裕がなくなって嫌なこと言ったらごめんね。本心じゃないからね」と伝えておく方がいいかもしれません。

5、奥さんの大変さをわかってない!空気が読めない旦那にイラッ
なかなか進まない陣痛に苦しみながらも、「体力つけようね」と夕食が運ばれてきました。しかし奥さんは、食欲が少しもありません…
付き添っていた旦那に「食べる?」と聞かれ、「うーん…ちょっと、いいかな」と答えると「そう?じゃあもったいないから俺がいただくね?」と旦那が夕飯を完食。奥さんが痛みに耐えている中、「これ美味しいよ!食事が美味しいからここの産院選んだもんね!噂通り美味しいよ!」とニコニコしながら食べる旦那に怒りはMAX!!
更に出産時はしれっといなくなってしまい立ち会いが叶わなかったのだそう。

無事に出産したものの体調がすぐれずなかなか食欲が戻らない奥さん。
そんな奥さんの元に毎日面会に来ては、「今日も食べられないの?もったいないから食べとくね」と奥さんの夕食を食べて帰る旦那。なんと、豪華なお祝い膳までもほとんど食べられてしまったそうです。立ち会いもせず、ご飯食べにくるだけ!?このときのムカついた気持ちは一生忘れない!と、私の母は言っていました。
…そう、この5番のエピソードは、私の父と母の話だったのです。食べられないからもったいない!という気持ちはわからなくもないですが、夕飯時にやってきて「今日も食べられないのかー」と夕飯だけ食べて帰っていく姿が最低だったと言っていましたし、私も最低だと思います…笑

まとめ

いかがでしたでしょうか?
立ち合い出産は、パートナーや家族と共有する特別な瞬間を提供し、絆を深める素晴らしい機会です。しかし、その一方で感情的な負担や予期せぬトラウマのリスクも存在します。立ち合い出産を検討する際には、パートナーや家族とのコミュニケーションが不可欠です。お互いの希望や不安をしっかりと話し合い、素敵な出産になるような選択をすることが大切です。
話し合いが足りないままでは今後の関係にも関わってきます。
お互いの想いを尊重しながら、一緒に出産を乗り越えたいですね!


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