その苺は、いただきます。
いつもわたしが迷うと、
助けてくれる。
こっちだよって、迎えに来て、
手をひいてくれる。
もういいかな、
ってところまで、
ついて来てくれて。
『ここからまた、がんばれ』
って、そっと背中を押してくれる。
わたしの行く先を、
勝手に決めたりはしない。
その距離感がきっと、
心地良いんだろうな。
つい、甘えてしまう。
あなたがピンチのとき。
わたしは何を、
してあげられるんだろうね。
考えたけど、
あなたのように氣の利いたこと、
わたしには何もできないのかも。
でも、悩んだとき。
嗚呼、聴いてほしいなって、
想い出せる人がいることって。
生きていく上でとても、
大事なことだと、
思うんだ。
そんなときに、
想い出してくれたなら。
とても光栄なんだ。
わたしはただ、聴くだけだし、
ちちんぷいぷいは言うだけで、
何の解決もできない、
戯言と化すけど。
『太るわ』と突っ込まれ、
戯言を唱えながら差し入れたケーキで、
あなたを笑顔にできるなら。
わたしはありのまま、
ただ思いついたことをして。
いつもわたしにしてくれるように。
寄り添いたいの。
美味しそうに載ってる、その苺。
横からフォークでつついて、
怒られながらも、食べてみる。
ほらね。
口は怒っているけれど、
顔が全然、怒ってないもん。
美味しく、いただきました。
さっきの苺は返せないけれど。
いつもの調子に戻ったら、
また、一緒に、がんばろう。
そして今度。
ケーキを食べに行こう。
苺は。
またもらっちゃうかも、
しれないけど。
flag *** hana
今日もありがとうございます♡
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