スパイゲーム 先輩から後輩への継承の物語

ネタバレアリ。
スパイゲーム。俺のフェイバレットにランクインしている映画である。

ロバート・レッドフォードとブラッド・ピットのダブル主演と話題になった作品なのだが、新旧のイケメン俳優の共演なのよ。
ブラッド・ピットはポストロバート・レッドフォードと言われていたのよね。
イケメン俳優が必要となればロバート・レッドフォードの時期があったのよね。
ブラッド・ピットは、はじめは優男系イケメンだったけど、マッチョ系、イカレ系や幅広い演技でトップ俳優に躍り出ていた。
この映画はスパイを題材にしつつも、社内や業界の立ち回りを教える先輩と後輩の絆がメインの物語で、そこが他のスパイ映画とは大きな違いがある。
この映画は何度も観ているが、銀一郎さんと仕事をするようになってからは、大きく見方が変わった。
「これ銀一郎さんがやってくれたことみたいだわw」
と銀一郎さんが、ロバート・レッドフォード。俺はブラッド・ピットを重ねて観るようになった。
そして、自分が歳を取ってから自然と俺がロバート・レッドフォードで生徒がブラッド・ピットになっていったのよね。

銀一郎さんに限らず業界の先輩に影ながらフォローしてもらったことは何回もある。
大事なことは、属する組織が自分にとって好意的ではなくても、周りの人間と信頼関係が築けていれば逆転できることを教えてくれる。
それは、普段の自分の振る舞いも大事だが、周りの人間のおかげなんだよね。
この映画を観たプランナー科の生徒たちも、そろそろロバート・レッドフォードの立ち位置になってきたのではないかと思う。

この映画のラストはブラッド・ピットが聞いた言葉は、ロバート・レッドフォードと自分だけが知っていたもの。
だから、遠く離れていて、微塵も気配さえ見せなかったロバート・レッドフォードの存在をはっきりと感じる場面は最高なのよね。
同じようなことがあったと書いたけど、俺と銀一郎さんしか知らない符号みたいなものが使われたことがあって色々察して驚いたことがあったのよ。
思わず「ひぇ!!」と笑ってしまったことがある。
過去の銀一郎さんのmixi日記で「日記の中に暗号的なものを含ませている」と書いてあるのよね。
それは俺とのやり取りで使っていたものなのだ。
何がどういう意味だったのか、言うつもりはないけどね。
これはスパイゲームだから。

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