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WEBライター2年目「たりない」に気づいて新人ライターとして生まれ変わることにした


『人間は常に新しい環境の新人です』

わたしが心から尊敬するオードリー若林さんがライブで放った一言。わたしはこの言葉が大好きだ。


先日、いしかわゆきさんによるインタビューライター講座の受講中、この言葉を久々に思い出した。(@マーブルスクール:講座は全3回。メデイアの分析から企画書のつくり方、取材の実践方法、原稿の執筆までを学んでいく)


「ライター2年目にもなるのに、できてないことばっかりで本当にだめだめだなぁ……」
と受講中に落ち込みかけたからだ。


でも、ふと冒頭の言葉を思い出して「いや、この講座を受けたからこそ、自分の中のあたらしい「たりなさ」に気がつけたんじゃないか!」と感じた。


そう、ライター2年目になるわたしだけど、まだまだ新人なのだ!たりてないのだ!


というわけで、全3回のインタビューライター講座で「これはタメになった!」と思ったことを、ライター2年目であるわたしがを恥じらいもなくまとめていこうと思う。「え、今更こんなことを”学んだ”って思うって遅くない?」って無視します。だってわたし……新人だもん!

わたしと同じように、ライターの仕事に少しずつ慣れてきた方にこそ「わかっているようでわかっていなかったこと、ない?」と自問自答しながら読み進めてもらいたい。


【企画の作り方】


「すべてのコンテンツは課題を解決するためにある」

記事の向こう側にいる読者のことでなく、目の前の記事を書き終えること、仕事を全うすることに目が向きがち。

講座中、この言葉がいしかわゆきさんから放たれた時、まさにわたしの「たりない」が自分の中に明確に浮き彫りになった。

そしてまさにこれぞ初心。記事を書き終えるたびにこの言葉を自分に問いたい。「自分よがりなコンテンツじゃないかい?」って。

「目指すは三方良しな記事」

わかっていたようで全然わかっていなかった、コンテンツ(記事)をつくるために大切なこと。それは、メディアも、読者も、取材先&取材対象者も、3方良しな記事を書くこと。

メディアだけが良くてもだめ。取材先だけがよくてもだめ。3方良しな記事を書くこと。この先の仕事、絶対にこのマインドを忘れてはいけない。

「自分の悩みをストックしよう」

企画を立てる上で日頃からアイデアをストックするのが大切。

流行りものに敏感になる、話題の人をストックしておくなど…あらゆるものがあるが、「自分の悩み」もアイデアになる。という話には驚いた。

自分の悩みをストックしておくことが、取材の企画につながることもある。考えてみればよくみる Youtubeも、YouTuber自信の悩みが企画になってるもんね。

企画を通すために「メディアを分析しよう」

「この媒体で書きたい」という憧れだけではだめ。その媒体の読者は?文体は?ターゲットは?そこまで丁寧にリサーチしないと、企画は通らない。

これまで「企画」を提案したことはないけど、いくつかのメディアに「お仕事したいです」とポートフォリオを送ったことがある。そこで必ず聞かれるのが「何が書きたいですか?」って質問だ。

何が書けるのか、メディアの読者にあった企画を出せるのか、今思えばきっとわたしの回答は「ただ書きたい」って思いだけだった気がする。

【取材を実践してみよう】

「取材の理想は"楽しく対話すること"」

目から鱗。

焦った気持ちがあるからか、アイスブレイクを入れずすぐに取材を始めてしまったり、きちんとご挨拶もしないまま質問してしまったり。いままでたくさんの取材で失敗してきたわたし。

今思えば楽しもうというより「これは絶対聞かなくちゃ」「いい記事書かなくちゃ」って思いが先走っていた気がするなと、自分の「たりなさ」を痛感。

これからは少しでも楽しい対話に近づけるようにしたい。

「会話を深掘りする相槌」をマスターせよ!

相手との対話を”深掘り”するための相槌たち。

【逆説】とはいえ〜〜だと思うのですが
【言い換え】ということは〜〜ということでしょうか
【要約】つまり〜〜ということなんですね
【具体例】例えば〜〜だとどうでしょうか

取材音源を後で聞き直した時に、自分自身も役に立つ相槌。ちなみにこれ、日常的に友人の会話を聞く時や目上の人との会話でも役に立つからメモ推奨です。(実践中)

【原稿を執筆しよう】

「構成案は脚本」

構成を考える=どういう順番で伝えたら魅力的かストーリー(=脚本)をつくることである!

いや、目から鱗すぎて。

「どう書いたら伝わるか」「魅力的か」「面白いのか」を考えたうえで、し取材で集めた素材を

・並び替える
・くっつける
・捨てる

こうして構成案ができあがる。

「見出しはリズム感を意識」

リズムが生まれると読みやすい。見出しを読んでみてリズム感をチェック。読みづらくないか?キャッチーなものになってるか?

「1スクロールに、1写真と1太字」


画面をシュッとスクロール(=1スクロール)した先に1枚写真、1つ太字の文字。写真で記事を飽きさせず、太字を入れることで前後の文章も読みやすさが格段い上がる。

ただ書くだけでなく、装飾部分も意識することで「読みやすい」コンテンツができる。3方良しな記事に一歩近づく。

「これ読者が本当に知りたい情報か?」を意識したタイトル作り

・読者の知りたい情報が入っているか
・この記事を読むとどんなメリットがあるか

これがタイトルで分からない&おもしろくないとクリックされない。

つまり読まれない。

読みたいタイトルを集めておくとGOOD。

「インタブビュアーは創作者」


インタビューをそのまま書き起こすのはNG。インタビュアーの仕事は、読者へわかりやすく、おもしろく情報を伝えること。創作する人

「整えすぎず、その人らしさを残す」とおもしろい

すべてのインタビューをかちっとした言葉に書き変える必要はなし。その人らしさが伝わるなら「(笑)」や口癖を残すのもひとつの手!



【まとめ】たりない新人ライター1年目をやっていきます

ライターとして取材というものに行く機会も少しずつ増えてきた。ただ取材については完全に独学。誰かの取材の様子を見たことはないので、自分なりに調べて取材に取り組んできた。



でも全然、まったくたりてなかった。ここで気がつけて本当によかったと思う。



わたしはこれから新人です。たりない新人ライターとして「たりない」ことを恥じず、あたらしい環境の新人としてやっていきます。


みなさまご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。


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