#138 ネガティブ思考から解放される!「What思考」
ミスをしたり落ち込んだとき、
自分を責めてしまってませんか?
「 なぜあんなミスしたんだろう…」
「 なぜ自分はできないんだろう…」
こんな風に考えてしまうこと、
ありますよね。
こう考え出すと、
「 自分には能力がないんじゃないか 」
「 自分には向いてないんだ 」
と、どんどんネガティブに考えてしまいます。
そこで、自分を責めずに客観的に考える方法が、
✅ What思考
です。
「What思考」とは?
「What思考」は、
✅「なぜ?」ではなく「なに?」で考えること
例えば、
「 なぜ、あんなミスしたんだろう?」
↓
「 なにがミスの原因だろう?」
「 なぜ、自分はできないんだろう 」
↓
「 なにが原因でできなかったんだろう?」
という感じです。
一見、大した違いは
なさそうに見えますよね。
確かに、考えてることは同じです。
ただ、
「 なぜあんなミスをしたんだろう?」だと
「 自分の能力が低いからだ 」と
考えやすいのに比べて、
「 なにがミスの原因だろう?」だと、
「 方法に問題があったのかも 」と、
具体的な解決を考えやすくなりませんか?
✔️ 「 なぜ 」を「 なに 」に変える
だけで、自分を責める思考から
抜け出しやすくなるのです。
「 なぜ 」は範囲が広すぎる
「なぜ」で自分を責めやすくなる理由は、
答えの範囲が広すぎるからです。
「なぜあんなミスをしたんだろう」
と考えたところで、
考えられる可能性は大量にありますよね。
・準備不足
・期間が短くて確認不足
・新しい分野の仕事で不慣れ
・睡眠不足で集中力が下がってた
などなど…
しかも、答えが1つじゃなくて、
いろんな原因が絡み合っている可能性も
あります。
そうなると、
いくら考えても答えが出ないので、
簡単に出しやすい「自分が悪いんだ」に
行きつきやすくなるのです。
特に、内省的だったり
ネガティブに考えやすい人ほど、
自分の欠点や未熟さに
意識を向けてしまいます。
「 なに 」で具体的に考える
対して、「なに」で考えると、
具体的な答えを探しやすくなりますよね。
「なにがミスの原因だったんだ」
と考えたら、
「 最近睡眠不足だったから、
集中力が下がってるのかも 」
「 今までやったことのない仕事だったから、
不慣れでミスが出たのかも 」
というように、
具体的に仮説を立てられます。
すると、問題の解決策を、
客観的で前向きに考えられるのです。
心理学者のウィリアム・スワンの実験では、
参加者に
「 性格検査をしたところ、あなたは他人よりも
好感度やコミュニケーション能力が
低い傾向にあります 」
と伝えたあと、次のように考えてもらいました。
① なぜ、私は他人より好感度が低いんだろう?
② なにが、私の好感度を低くしてるんだろう?
すると、①の「なぜ」で考えた人は、
「 自分はコミュニケーション能力が
低いとは思えない 」
と、ひたすら否定する傾向にありました。
一方で、②の「なに」で考えた人は、
「 確かにコミュニケーションが
下手な場面もあるな。
どんな状況で苦手になるのか
確かめた方がいいかも」
と、客観的にとらえて
次に活かそうとする傾向にあったそう。
つまり、同じ内容について考えてても、
「なぜ」ではなく「なに」で考えるだけで、
自分を責めることなく、
対処できるようになるのです。
まとめ
自分を責めてしまうときは、
✅ 「なぜ」を「なに」に変えて考える
ようにしましょう。
これだけで、
考える内容は同じでも、
客観的で前向きに考えられるようになります。
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