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小田原勤務だけど、群馬にマイホーム建てちゃいました。

やっはろー。プラットフォーム事業部カスタマーサクセスマネジメント部のつっこみ担当、岡部陽一です。

僕は昨年、小田原勤務なのに群馬にマイホームを建てる!という一生の決断をしました。このnoteでは、その決断にいたった背景、苦悩や葛藤の日々をお伝えいたします。

前略プロフィール

本題に入る前にいろいろと僕の前情報を伝えておきます。

僕は長野県出身の33歳。保育士を目指し、群馬の大学に行き、そのまま保育士として働いていました。

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▲子どもに大人気だった、さわやかな保育士時代

そして転職で、「ネクストエンジン」の設定代行をしている会社へ。そこでネクストエンジンを提供している「Hamee株式会社」という会社の存在を初めて知ります。

入社1週間でHameeのみなさんとお会いする機会があり、初めての名刺交換を経験しました。(緊張したなぁ)

そのときのHameeで働く方々の第一印象は「みんな優しそうだなぁ」と「気まずいなぁ」です。だって僕はその当時、Hameeのことも知らなければ、ネクストエンジンのことすらほぼ知らない状態でしたから。

何を話していいやら。コミュ症の僕には少し大変でした。

でも終電が近くなって群馬に帰らないといけない!ってなった時、Hameeのとある方が一緒に駅まで走って案内してくれました。

僕は正直感動しました。この人めっちゃ優しいって。しかも、後々知りましたが、その案内してくれた方は偉い方だったんです。(その説は大変お世話になりました)

普通そんなことないですよね(笑)。

でも、とても印象的な出来事で、Hameeに憧れるきっかけになりました。

その日から2年ほど過ごし、ネクストエンジンの設定代行をしながら、僕は今の奥さんと知り合い、結婚します。

奥さんは根っからの群馬人で「私は群馬から出ないよ。絶対にね」が口癖。僕も群馬が好きでしたし、知り合いも多かったので、群馬から出ることは正直考えていませんでした。なので「そのつもりだから大丈夫」なんて返した記憶があります。

でも、当時は激務が続いており、先のことを考えると「このままの生活でいいのか」という焦燥感はありました。働き詰めも苦ではなかったんですが。

ただこの時、奥さんのお腹には新しい命が宿っていたこともあり、今の勤務体系だと正直厳しいなぁと思っていました。

そこで考えます。どうしようかと。

そして思いつきます。Hameeに転職しようと。

この話を奥さんにしたところ、相当渋い顔をしました。
だって勤務地は小田原ですから。苦虫を噛むってあんな表情なんだろうと思います。ずっと住んできた愛すべき群馬から離れるわけですから。断腸の思いとは正にこのこと。

入社までの話はばっさりカットしますが、いろんな方のお力添えを得て、憧れのHameeに入社しました。

充実した日々とその裏に


めでたくHameeに入社しました。思ってた以上のアットホーム感。

もともと前職でやりとりさせて頂いていた方々がまだ在籍されていたので、勤務初日から働きやすかったです。(僕が入社してから、その当時の人がだいぶ減りましたが……僕なにかしましたか?)

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▲Hameeの仲間たちとアットホームな飲み会(二人とも辞めちゃったけど)

入社して半年間ほどは奥さんが妊娠中ということもあり、その半年間は単身赴任でしたが、子供も無事生まれ、一緒に生活できるようにもなりました。

家に帰るとかわいい我が子と奥さん。あぁなんて充実した毎日なんだ。

子どもかわいいなぁ。どんなおむつのパッケージに写る子供より我が子のほうがかわいいわ。そろそろCMのオファー来ないかな。こんなことをほぼ毎日思っていたと思います。(まじで)

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▲CMのオファー、待っています!

この時の僕は、そうですね。マズローの欲求5段階説でいうところの社会的欲求が満たされている状態ですかね。ただ、人間、欲が満たされると、次の欲が生まれくるもんです。

そう。承認欲求を欲し始めました。回りくどい言い方ですが、何が言いたいかって言うと、愛すべき家族のためマイホームが持ちたくなりました。

単純なことです。さすがにアパートだと狭い。それに同世代の友人たちはガンガン家を建てています。

ご祝儀貧乏の次は新居祝い貧乏です。友人の新居に訪れるたびに思います。「羨ましいなぁ」

ならさっさと建てれればいいじゃんって話ですが、そこには大きな問題があります。そう、どこに家を建てるのか問題。

憧れのHameeに入社し神奈川に越してきたものの、神奈川に家を建てるとなれば話は別です。ほぼ一生を神奈川で過ごすことを決断するわけですから。奥さんが決して首を縦に振ることがないことは目に見えて分かります。

「私は群馬から出ないよ。絶対にね。」

あの言葉が頭をよぎります。

そりゃそうだ。こうなることは分かってはいましたけどね。
でもHameeで働きたかったんだもん。ぐすん。

当然、家をキャッシュで買うほど資産はないので、ローンを組むことが前提になるのですが、返済期間を考えると自分の年齢的にマイホームを建てる決断をするのに多くの時間は残されていません。

建てたい気持ちとは裏腹に、どこに家を建てるのかは絶対奥さんと揉めると思っていたので、奥さんや友人との会話において「マイホーム」に紐付く話題を出さないようにしていました。

オンラインで人生ゲーム

朝の報道番組はもっぱら「Zip」と「スッキリ!」派です。以前は「めざましテレビ」と「とくダネ」でした。好きなカトパンがフリーになってしまったからね。見る理由がなくなりました。

そんな代わり映えしない毎日の中に、少しずつ増えてきた言葉がありました。現在も猛威を振るっている「コロナ」という言葉です。

あれよあれよという間にやれロックダウン、やれ緊急事態宣言など聞き馴染みのない単語ばかりが聞こえてきます。世間の流行と自分の焦燥感とが追いつかぬまま、いつの間にかHameeも在宅勤務に切り替わりました。(正確には2020年2月末から)

ある日のこと、大学時代の友人家族からの粋な計らいで神奈川-群馬間でのオンライン人生ゲームを行いました。もちろん、奥さんも一緒に。

ゲームを楽しみながら互いの近況を報告し合います。

お伝えしたように僕は元保育士だったので大学も社会福祉の学校です。なので友人の多くは福祉に携わる人間が多く、在宅勤務が難しい状況でした。

みんなコロナのせいで、いろいろ大変なようです。

僕は在宅勤務になったことで、家族と過ごせる時間が増え、通勤時間短縮により、夜遅くまでゲームができる喜びに満ちあふれていたので、在宅勤務の良さを近況とともに伝えました。

そんな会話をしている最中、ふと友人がこうつぶやきます。

「在宅で業務が成り立つなら、どこでも仕事ができるね。群馬に家建てちゃえば?」

いや、いや、いや……。

急に何言ってんのよ。奥さんのいる前でmost important且つmost sensitiveな話題を打ち込んでくれちゃって。不意打ちだわー。

僕の手は焦ってルーレットもまともに回せません。口から胃液が出るかと思いました。でも、それと同時に「Hameeだったら認めてくれるかも」という淡い期待を持ちました。

決断


この当時のHameeは、コロナ禍における新しい働き方を模索し、以下のような制度づくりに取り組んでいました。

・在宅勤務制度→各々の生活に合わせてリモートワークやオフィスワークを自由に選択できる
・リモートワーク準備手当→リモートワーク開始に伴う備品費を、上限3万円までもらえる

僕が抱いた淡い期待「群馬にマイホーム計画」も、一歩踏み出せば実現できそうな雰囲気でした。僕はしばらく悩んだ後、ジャーマネに相談しました。

その返答は「今後どうなるかはわからないけど、そういう働き方ができるように会社としても考えている」という前向きなご回答。

「圧倒的感謝」とは正にこのこと。この時の岡部なら、カイジ、いや、藤原竜也より、気持ちを込めて言えたことでしょう。

回答を受けて、「群馬に家を建てる」と即座に決断しました。そうと決まればあとは動くのみです。

片っ端から工務店やハウスメーカーのカタログを取り寄せて、小田原の住宅展示場にも足を運び、毎日家のことを考えました。(そして群馬の土地と比較して小田原の土地の高さに驚愕しました)

気になる工務店には群馬まで展示場を見に行き、時には内覧会にも参加しました。(この当時から月に2回は群馬に行っています)

散々迷った挙げ句、高崎で値段的にも立地的にも良い条件の土地を見つけ、工務店も決めて2020年12月には契約まで進めました。

そして現在


7月からついに基礎工事が始まり、このまま順調にいけば2021年11月に引き渡し予定です。

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▲着工予定の土地

まだ完成していない状態ではありますが、振り返るとコロナがなかったら、勤めている会社がHameeじゃなかったら、きっと今も「借りぐらしのアリエッティ」な日々を送り、毎日夜な夜な「ApexLegends」というゲームに勤しみ、隙間時間にかわいい女の子がたくさん出ているアニメを見てニヤニヤしているだけの生活になっていたと思います。

世の中コロナで大変な思いをしている方はたくさんいると思いますし、もちろん僕も行きたかったこと・やりたかったこと・できなかったこと、たくさんありましたが、そんな中でも僕は「群馬マイホーム計画」を実行し、奥さんの遺恨を取り除くことができ、満更ネガティブなことばかりではなかったように思います。

ピンチはチャンスなんて言いますが、確かに!って感じです。

でもそれだけでなく、Hameeという会社が柔軟な対応と多様な働き方を認め、推進してくれたこと、社員の生活を思ってそう舵を切ってくれからこそ実現できたことです。

実際、ジャーマネの言葉通り、2020年10月には、通勤時の新幹線・特急・飛行機利用が可能な「いざ!小田原」制度ができ、小田原以外に家を建てても出社できちゃう環境が本当に整いました。

引き渡し後、この制度で僕も月一回程度、群馬から小田原に出社予定です。

会社のことを褒めまくると胡散臭さ満載になってしまい、本当は嫌なんですが、Hameeって本当に社員思いの、いい会社だなぁって思います。

みんなもおいでよ!

とさらに胡散臭い言葉で締めて、まとまりのないまま終わりにさせていただきます。

僕、一国一城の主になります。ご精読ありがとうございました。


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