はまやん

暇な時にフラっとどこかへ行ったり、何か感じた時に筆を取ります。

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最近の記事

仮ニートの石垣島旅4(ラスト)

今日は朝から風が強い。もはや台風じゃないかと思うくらいの風である。ほんとに立っててもよろけるレベルで、身の危険すら感じる。せっかく早起きしても外に出ず、ずっとベットの上でずっとゴロゴロ過ごしていた。今日は船に乗ってマングローブに行く予定。そのためにはここから徒歩30分の港から船に乗らなければならない。あいにく宿の送迎はタイミングが合わず、徒歩で向かわざるを得ない。昨夜は夜遅くまで他の宿泊者達は起きていたようで皆んな寝ていたため、静かに準備をして宿を後にする。強風の中、意を決し

    • 仮ニートの石垣島旅3

      与那国島からの航路を無事に終え、石垣島に到着した。しかし、悠長にしている暇はない。今日もまた別の島へ向かう。すぐに離島フェリーターミナルへ向かい、チケットを購入する。ところで、今までは早朝と夜しか石垣島にいなかったので、人がまばらだったが、昼間に来ると大勢の観光客で賑わっている。外国人の姿もチラホラ見かけるので、コロナによる規制が少しずつ緩和されているの感じる。ちなみに、本日向かうのは竹富島だ。あえて僕からの説明は不要なほど有名な島である。早速、竹富島行きの船に乗船するが、船

      • 仮ニートの石垣島旅2

        次の朝、浅い睡眠から目を覚まし、外に出てみると小雨が降っていた。やはり雨が降ると沖縄でも少し肌寒い。テラスのベンチに腰を落とし、早朝の石垣島の空気を全身に感じる。東京でいえば5月くらいの気候だろうか、何となく春を感じる気温である。しばらく物思いに耽ったあと、身支度をして宿を後にした。ちょうど通学の時間と被り、学生達が登校している姿を見かけたので懐かしい記憶が蘇った。僕が学生時代のときは春は進学やクラス替えで新しい環境になり、心が弾んでいた気がする。新しい環境になるということで

        • 仮ニートの石垣島旅1

          旅の始まりはワクワクする 私事で申し訳ないですが、今年3月で現職を退職することとなりました。現在有給消化中であります。そうなると、まとまった休みが手に入るのは今が最後かも知れないし、何かしないと勿体無い。しかし、やることがない。焦った僕はどこかへ旅に出なければという強迫観念に襲われ、必死に旅先を探し始める。まず海外か国内か?海外はコロナの心配もあるし、国内ってほとんど行き飽きたしなーとあれこれ考えているとなかなか旅先が見つからない。人間というものは普段は自由を求めながら、急

        仮ニートの石垣島旅4(ラスト)

          暇だから何かしたい(小平市ふれあい下水道館)2/2

          求められる第一声 中に入るとすぐに受付があり、女性がサッと立ち上がった。咄嗟に「大人1人」と言ってしまいそうになったが、この施設は入場無料であることを思い出し、言葉を飲み込んだ。しかし、だとしたら何と言えばいいのか。わざわざ「見学させてください!」と改まっていう必要もないし、「やってます?」なんて居酒屋に入る時みたいな挨拶をするわけでもない。いやいや、ほんとに困った。全く適当な第一声が思い浮かばずに混乱してしまった僕は咄嗟に「マンホールカードください」と伝えてしまった。ちっと

          暇だから何かしたい(小平市ふれあい下水道館)2/2

          暇だから何かしたい(小平市ふれあい下水道館)1/2

          暇で仕方がないこと日曜の朝。気付いたことがある。それは、最近めっちゃ暇なこと。 サラリーマンである僕は月曜日から金曜日までを労働に捧げる。そうすると必然的に土曜は無理に働いた身体を癒さなければならず、ベットというオアシスで過ごすこととなる。そして訪れる日曜日。何をしていいかわからない。あいにく僕には休日に時間を忘れて楽しむような趣味を持っていない。ゲームもすぐ飽きるし、楽器は難しいし、スポーツは仲間が必要である。このようにイケてるサラリーマンの三大イケてる趣味を諦めた僕にとっ

          暇だから何かしたい(小平市ふれあい下水道館)1/2