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NOT A HOTELがセカンダリマーケットにこだわる理由

前回のnoteでは、なぜ僕が「NOT A HOTEL」を始めたのかについてお話しさせていただきました。

「NOT A HOTEL」は、自宅にも、別荘にも、ときにはホテルにもなる、まったく新しい暮らしの拠点です。

もちろん「資産」になるのですが、単純な「投資商品」としては微妙であり、あくまで「NOT A HOTELの特別な体験をしていただきたい」ということがメインであることをお伝えしました。

前回のnoteでお伝えできなかったのが「セカンダリマーケット」の部分です。お申し込みをご検討いただく方からも「セカンダリマーケットをどう考えているのか?」という質問を多くいただきます。

人生はステージごとに、そのライフスタイルや考え方も変わります。そういったときに、NOT A HOTELを必要なタイミングで「適正な値段」で誰かに売ることができれば、人生の選択肢は広がるはずです。

実際にセカンダリマーケットはまだできていないのですが、僕らの考え方をご説明していきたいと思います。

「シェア売り」ができます

NOT A HOTELのセカンダリマーケットにはいくつか特長があります。

まずは「シェア売り」ができる、ということです。

前回もお伝えしたように、NOT A HOTELは「一棟買い」だけでなく「シェア買い」もできます。よって、当然ながら「シェア売り」もできます。

何億もする別荘は、そんなに頻繁に流通はしません。

一方で僕らの場合、たとえ1棟保有するオーナーであっても使用頻度に合わせて半分(180日分)だけ手放したり、1口(30日分)だけ手放すことも可能です。

「小口で売れる」ことで流通しやすいのはNOT A HOTELの特長だと思います。

相互利用できる建物が増えていきます

2つめは、建物がどんどん増えていく、という点です。

NOT A HOTELは「世界中にあなたの家を」というコンセプトを掲げ、2025年度に全国に30ヶ所に広げることを目標にしています。

当然ながら、建物自体は時間とともに古くなってはいきます。ただ、相互利用できる建物自体をどんどん増やして行くことができれば、NOT A HOTEL全体の価値は上がり続けるはず。

経年劣化と反比例する価値をつくることができれば、よりよいセカンダリ市場がつくれるのではないか、と思っています。

「ホテル」として貸し出せます

3つ目は、ホテルとして貸し出せることによる「利回り」がある点です。

例えば、会員制ホテルの会員権やリゾートマンションというのは、通常どれだけ古くなっても一定の管理費がかかり続けます。

古くなったこれらの資産は、買い手がなかなか決まらず価格が10分の1とか20分の1に落ちてしまうこともあるでしょう。

一方でNOT A HOTEL は、自分が使っていないときはホテルとして貸し出すことができます。僕たちの設定する利回りは決して高い利回りではありませんが、30年以上安定して受け取ることができます。

もしNOT A HOTELの価格が半額に落ちたら利回りが倍になるため、極端に安く売買されにくい設計になっています。

つまり、「NOT A HOTELを長く安心して保有するための保険」として「利回り」が存在し、セカンダリ価格の下支えになってくれると思っています。

NOT A HOTELは進化し続けます

ここまでセカンダリマーケットの基本的な考え方についてご説明させていただきました。ただ、もちろんいちばん大切なのは「プロダクトの魅力」だと思っています。

販売サイトの各NOT A HOTEL にはすべて「ver1.0」と書かれていることにお気づきでしょうか?

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僕も携わってきたインターネットサービスの世界はどんどんバージョンアップし、進化していきます。

これからは家もホテルも同じように進化していく必要があると思うのです。

NOT A HOTELは自社開発のソフトウェアが各ハウスにインストールされ、サービス内容もどんどん進化していきます。NOT A HOTEL も「ver.10.0」では自動運転の送迎付きで、相互利用できる施設が世界中にできているかもしれません。

僕たちがNOT A HOTELの竣工前にもかかわらず、セカンダリマーケットにこだわること。それは「NOT A HOTELを進化させ続ける覚悟」とセットなのです。

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