Shinji Hamauzu

NOT A HOTEL株式会社 代表取締役。 アラタナ(現ZOZO)創業者。2015年…

Shinji Hamauzu

NOT A HOTEL株式会社 代表取締役。 アラタナ(現ZOZO)創業者。2015年、M&AによってZOZOグループ入り。ZOZOテクノロジーズ取締役を務めた後、2020年4月1日、NOT A HOTEL株式会社を設立。1983年宮崎生まれ。

最近の記事

NOT A HOTELが世界で使えるようになります

実は今年、初めて「年40泊分のNOT A HOTEL」を買いました。 自分で買ってみて、思ったことが2つあります。 ひとつは、 「1年のうち毎年1ヶ月以上旅をしながら生活できるというのは、思ってた以上にワクワクするな」ということ。 もうひとつが、 「やっぱり海外にも行きたいな……」ということでした。 「世界中にあなたの家を」には、まだ遠いそもそもNOT A HOTELのコンセプトは「世界中にあなたの家を」です。 僕がNOT A HOTELを始めたのは「世界中に自

    • 日本人が日本のホテルに泊まれなくなる日

      最近、こんな投稿が増えてきました。 ホテル宿泊費のコロナ前と現在の価格は、まさに10倍近い差があります。 ゴールデンウィークで各地にお出かけの方は実際に体感されてるのではないでしょうか? でも、これはまだ序章ですーー。 中国のインバウンドが戻ると、さらにそれは加速するでしょう。日本政府観光局の発表では、インバウンドはコロナ前に比べて11%しか回復していないのです。 これは日本の観光業にとっては大きなポテンシャルであり、明るい未来です。NOT A HOTELの「ホテル稼

      • 「素人がホテルを作るなんて、絶対無理」と言われていた

        順風満帆……ではなかった最近ありがたいことに、こう言われることがあります。 「順風満帆ですね」 たしかにどんどんNOT A HOTELはオープンしていますし、NFTも多くの方に買っていただいています。新しいプロジェクトも雑誌に掲載されたりと、外から見ると「うまくいっている感」が出ているのかもしれません。 でも、この3年間、ほとんどが失敗だらけ。ずっと逆風。試練の連続でした。途中、社員が辞めていってしまったこともありました。 今回は、会社を立ち上げてからもうすぐ3年とい

        • 10人で上場するって言ったことを謝ります

          今から2年半前ーー。 起業したばかりの頃、noteにこう書きました。 当時は、株主のANRIさんや友人、社員にも「10人未満で上場する」と言っていたのですが、、 実はもうすぐメンバーが100人を超えるんです。。 今日はまずこれが嘘になってしまったことを謝りたいと思います笑。そのうえで僕らが今どういった組織を目指しているかをお話ししたいと思います。 目指すのは「究極の垂直統合」方針は180度変わりました。 いま僕が考えているのは「内製化で行こう!」ということです。い

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          NOT A HOTELが目指す“我慢しない”サステナビリティ

          『ワクワク』と『サステナビリティ』の両立僕らNOT A HOTELが追求するのは「超ワクワク」です。 その一方で「サステナビリティとどう両立させるか」も常に考えています。 いまよく言われているサステナビリティとかSDGsというのは「地球のために我慢しよう」というニュアンスが強いなと感じます。でもそれだと、結果的にみんな持続できなくなっちゃうんじゃないか、とも思ったりします。 NOT A HOTELが目指しているのは本当の意味での持続可能性です。 「ワクワク」しながら「

          NOT A HOTELが目指す“我慢しない”サステナビリティ

          NOT A HOTELが「1日単位」で買えるようになります

          NOT A HOTELをより買いやすくするには 最近僕が考えていることは、これです。 「NOT A HOTELをより買いやすくするにはどうすればいいか?」 買いやすくするために、NOT A HOTELには「シェア購入」という仕組みがあります。 1棟まるまる購入すると、何億円もかかる。これではハードルが高いので「30日分」から所有することができる、というものです。価格にして2580万〜6980万円。 ……ただ、これでも誰もが購入できるような水準ではありません。 僕たち

          NOT A HOTELが「1日単位」で買えるようになります

          「本当に感動するサービス」ってなんだろう? 立ち止まって考えてみた。

          最近ずっと「感動するサービスってなんだろう?」ということについて考えています。 NOT A HOTELで最高の体験をしてもらうには、そこでのサービスも最高のものにしたい。では、どういうサービスだと感動してもらえるのか? 僕らに求められているサービスはなんなのだろうか? そこを突き詰めて考えています。 さりげないサービスが心地いい先日、修善寺の名旅館「あさば」に行きました。僕が老舗の旅館のなかで日本一じゃないかなと思っている宿です。 そこのサービスがすごく心地よかったん

          「本当に感動するサービス」ってなんだろう? 立ち止まって考えてみた。

          すべての常識を超えていく

          僕らの会社が大切にしていること。 それは「すべての常識を超えていく」という考え方です。それがNOT A HOTELという会社の「Value」です。 「すべての常識を超えていく」とはどういうことか? 具体的に言えば、 "超"ワクワク "超"クリエイティブ "超"自律 の3つです。それぞれどういうことなのか、お話ししていきます! 普通の「ワクワク」じゃ世に出さないひとつめは"超"ワクワク。 僕らは社内のMTGで「超ワクワクする体験をつくろうよ」「新しいUIを発明しよ

          すべての常識を超えていく

          僕たちは「世界をもっと楽しくする会社」を目指すことにした。

          2022年、いよいよNOT A HOTELが完成します。 僕もずっとワクワクしています。 これまでこのnoteでは、NOT A HOTELの商品について、その魅力をお伝えしてきましたが、今回は、僕ら「NOT A HOTEL株式会社」がどういう世界を目指しているのかをお伝えしたいと思います。 「もっと便利に」より「もっと楽しく」僕らがやりたいこと。 それはひとことでいうと「ひとりひとりの人生を楽しくする」ということです。 世の中はどんどん便利に、効率的になっていってい

          僕たちは「世界をもっと楽しくする会社」を目指すことにした。

          21歳、1000万円の借金を返したことが揺るぎない自信になった

          僕はNOT A HOTELという会社を経営しています。 いまの会社は2回目の起業。初めての起業は23歳のとき、「アラタナ」というEコマースの会社です。創業8年で、ZOZOグループにジョインさせていただくまでに成長しました。 「順風満帆ですね」と言われることもあるのですが、実はぜんぜんそんなことはありません。むしろ若いころは世間知らずで、失敗ばかりしてきました。 人生でいちばんの地獄を見たのが、21歳のとき。 開業したカフェが潰れて、1,000万円の借金を抱えたのです。

          21歳、1000万円の借金を返したことが揺るぎない自信になった

          NOT A HOTELがセカンダリマーケットにこだわる理由

          前回のnoteでは、なぜ僕が「NOT A HOTEL」を始めたのかについてお話しさせていただきました。 「NOT A HOTEL」は、自宅にも、別荘にも、ときにはホテルにもなる、まったく新しい暮らしの拠点です。 もちろん「資産」になるのですが、単純な「投資商品」としては微妙であり、あくまで「NOT A HOTELの特別な体験をしていただきたい」ということがメインであることをお伝えしました。 前回のnoteでお伝えできなかったのが「セカンダリマーケット」の部分です。お申し

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          僕が「NOT A HOTEL」を始めた本当の理由

          先日、ようやく「NOT A HOTEL」をリリースして、少しホッとしているところです。 「NOT A HOTEL」とはなにか? それは、自宅にも、別荘にも、ときにはホテルにもなる、まったく新しい暮らしの拠点です。 僕らが描いているのは「世界中にあなたの家を」という世界観。 地球上のあらゆる場所に「NOT A HOTEL」をつくって、自分の家が世界中にある状態がつくれたら素敵だな、と思っています。 住宅の「D2C」を実現するNOT A HOTELで特徴的なのが、各部屋

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          オモテナシとテクノロジー

          本日、Insitu Japanと合弁で運営会社NOT A HOTEL MANAGEMENTを設立し、スモールラグジュアリーホテルを代表するホテリエである吉成さんの支配人就任を発表させて頂きました。今年に入って様々なリリースを出させてもらいましたが、一番想いのこもったものなのでちょっと長めのnoteを書かせて頂きます。 テクノロジーでスタッフは不要になる?NOT A HOTELでは、ホテル運営を自動化する様々な技術開発をしています。例えば、チェックインをアプリ化したり、AIコ

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          はじまりの場所

          国内2箇所目となるNOT A HOTEL AOSHIMAの概要とパースを本日公開させて頂きました。僕の生まれ育った宮崎という事もあり、特別な想いのこもった場所です。 宮崎空港から約15分、年間100万人が訪れる青島神社。その参道から海沿い5500坪の敷地に、レストランやプール、ホテルなどが一帯となって、AOSHIMA BEACH VILLAGEとして来年春に開業します。その敷地の一部にNOT A HOTEL AOSHIMAを展開させて頂く事になりました。 実はNOT A

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          あたらしい暮らしづくり、はじめます。

          2020年4月、NOT A HOTELを設立しました。 そこから10ヶ月が経った本日、サービスの概要を発表させて頂くことに。NOT A HOTELがつくりはじめたあたらしい暮らしとは、住宅でもあり、ホテルでもあります。 先ずは本日公開したサイトを御覧ください。 NOT A HOTELは、各部屋をオンラインで販売します。販売?オンラインで?と驚かれた方も多いかもしれません。実は、NOT A HOTELは『オーナーに住宅を直接販売 』していく、言わば『住宅のD2C』でもあります

          あたらしい暮らしづくり、はじめます。

          僕と物欲と環境問題と

          環境問題は人類にとって解決しなければならない大きな課題のひとつです。一方、僕自身は東京に住み、現代文明の恩恵を受けて生活しています。毎月のように飛行機に乗り、Uberもよく使います。そんな自分が自社サービスにおいては環境問題を語るというのは大きな矛盾を感じます。まさに、“マーケティングの為の環境問題”にならないかと。そこで、嘘偽りなく、等身大でこの問題に向き合っていく事に決めました。 最高のモノを選べば物欲が減った話環境問題を考える時に、一番向き合わねばならないのは人の物欲

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