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『バジーノイズ』すきなものいっこの話

 Twitterを漁ってたら誰かのリツイートが回ってきた。


(まだ知らない人は読んでみて欲しい)

「すきなもん、いっこあればいい」

僕の大学生活は学校やバイトに行ったらできるだけはやく家に帰る。その事しか頭にない。休日は一歩も外を出ないし、友達は大好きだけれど、あまり遊ばない。(友達少ないだけだろとか言わないで傷つくからな)

「なんでそんなヒキコモリみたいな生活してるの?外出なよ」って凄く心配される(心配してくれる友達よ、ありがとう)

でもシンプルに家が好きなだけなんだ。  

携帯さえあればサブスクでドラマも映画もアニメも音楽も本も楽しめるし、ゲームだっていくらでもできる。時間がいくら合っても楽しみきれない。

不満なんてない、むしろ満足してるし、すきな事してるから幸せだ。

ただ今の生活が続けられればなんでもいい。将来のことなんて考えていないし、考えたくない


そんな大学生活を送る僕と清澄が似てる気がした。共感した。重ねてしまった。



物語は清澄が、潮と出会う。

潮によって強制的に変わらない毎日、代わり映えのない日常をぶち壊される。




僕は、すきな事してるから幸せだと言っておきながら、心の奥底では今の生活に満足してない自分がいて、飽きている自分がいて、ひとりぼっちで寂しい自分がいて、変化を望んでいる自分がいて、けれどそんな感情を認めたくない嘘つきな自分がいて。

だからこのもどかしい感情の答えが知りたくて、この続きを読めば、何かわかるんじゃないか、ぶち壊してくれるんじゃないか、そう思った。  


読後の感想

全5巻、あっという間に読み終わった。
「バジーノイズ」の世界にダイブしていた。  

読んでない人にネタバレは避けたいので詳しく内容は言えない。大まかには、潮がTwitterにあげた動画がバズったことから清澄が変わっていくストーリー。サブスクで音楽を聴くことが主流になってきた現代音楽+恋愛漫画。音楽が聞こえてくるんじゃないかってくらいに絵の表現が素敵。めっちゃ好き。

言わせてくれ、「最高だった」「これ以上にないくらいエっモい漫画だった」と。  

バリawesomeですよ、参りました。(ほんとはキャラの特徴とか、このシーンがいいよな!ってめちゃくちゃ書きたい、書きたい、書きません。)



僕の何かをぶち壊してくれることを求めて読んでいたわけだが、そんなこと忘れて純粋に物語を楽しんでいた。僕には清澄みたいな才能は持っていないし、壁をぶち破ってくれる潮は現実にいない。けれど「何かすきなことを表現してみるかー」って自然と思わせてくれる。
(僕の潮はどこですか?探しています。連絡下さい、待ってます。)

ネットさえ繋がっていれば色んなサービスを楽しめる時代。僕みたいな休日を過ごして満足してる人は現代に多いはずだ。けれど、同時に人との繋がりをほんとは望んでいて、何か変わりたいと思っている。

そんな人に僕はこの作品を全力でお勧めする。
(全5巻だぞ、一回呑み会控えたら買えるぞ)


とりあえずはすきなものを広めてみたい。
そんな風に感じはじめた。

だから、今の気持ちを書き留めてみることにした。

ただの読者である僕が、"ただのリスナーであった潮のように発信すること"で「バジーノイズ」面白そうじゃん、買ってみようかなって気持ちに繋がれば嬉しいなって。RTやいいねをして、誰かのタイムラインに現れてくれたら嬉しいなって。(もうほんとによかった。うまくお勧めできてるか?この下手くそな文章で伝わってくれよ)

余談ですがspotifyに加入している人は下のプレイリストから、より世界観にハマれると思うよ!



最後に言わせてください

『潮って超エモい女』








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