hamaryu

twitterで書ききれないことを書きます。

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最近の記事

学校坂

僕が、小学生の頃から誰にも言えずにいた話をしようと思う。 僕が通った小学校は、学校坂の1本道を必ず通らなければならない。 その1本道の脇は森と畑で囲まれている。 その畑は、僕の叔父が美味しい野菜を育てていて、僕の自慢だった。 ある時からだった。 学校坂の途中に、ホームレスのおじちゃんが現れ、叔父の所有する畑の一部に車を停めて、住み始めた。 当然、生徒が必ず通る坂だから、瞬く間に全校生徒がおじさんのことを認知した。 たまに小さな声で挨拶を返してくれる、優しそうなおじさんだっ

    • 『なんとなく』という言葉が好きだ。

      大学で好きな作品を4000字でまとめなさいという課題が出た。 「なぜこの作品を選んだのか、この作品はどういうことを伝えたいのか」を僕なりに考えてまとめた。 その結果、僕はすごく虚しくなった。 なんとなく好きだった作品を考察し、言語化をする。 この行為は好きな理由が明確になるし、新しい発見もする。 けれど、言語化した瞬間にどこか削られてしまったり、拾いきれない感情があって、元のなんとなく好きだった状態を思い出せなくなって、理解すればするほど、色褪せて見えてしまった。 言葉にす

      • 『バジーノイズ』すきなものいっこの話

        Twitterを漁ってたら誰かのリツイートが回ってきた。 (まだ知らない人は読んでみて欲しい) 「すきなもん、いっこあればいい」 僕の大学生活は学校やバイトに行ったらできるだけはやく家に帰る。その事しか頭にない。休日は一歩も外を出ないし、友達は大好きだけれど、あまり遊ばない。(友達少ないだけだろとか言わないで傷つくからな) 「なんでそんなヒキコモリみたいな生活してるの?外出なよ」って凄く心配される(心配してくれる友達よ、ありがとう) でもシンプルに家が好きなだけな

      学校坂